- 平成20年度公募研究要項
-
日本の技術革新-経験蓄積と知識基盤化-
本研究領域は、20世紀に展開された重要な諸技術を後世に残すための取り組みである。20世紀後半の日本で行われた技術革新を対象とし、日本の技術革新の経験に関する資料を蓄積し、分析し、解釈することによって、21世紀における新たな技術革新に役立つ知識基盤を形成することを目的としている。このために、「計画研究」により、1.「技術革新の資料収集」として、わが国の技術革新の成果である製品などの資料についての調査研究、 2.「技術革新の分析」として技術の分野別・テーマ別の時系列的な整理や技術革新過程の分析、3.「技術革新の解釈」として、技術革新と社会や文化との相互関連などの研究、について重点的な研究を推進するとともに、これらに関する研究について一人又は少数の研究者による2年間の研究を公募する。1年間の研究は対象としない。
(研究項目)
公募研究の単年度当たりの応募額は、200万円を上限とする。採択目安件数は、概ね20件程度を予定している。
特に、これまでの領域の進展から、1)具体的な技術革新の経験を情報化するための研究 2)日本の技術革新の構造に関する研究 3)伝統と技術革新との関連に関する研究 4)技術革新に関する分析に関する研究(技術革新の推進と制御が以下に行われたかについて、技術革新の社会受容が如何に行われたかについて、具体的な技術革新の具体的実証的研究)などの研究を取り入れることを期待し、更に科学的・技術的手法(例えば知識工学・スキルサイエンス)を重視したアプローチによる研究の提案を期待する。
A01 日本の技術革新 -経験蓄積と知識基盤化-領域略称名:日本の技術革新
領域番号:453
設定期間:平成17年度~平成21年度
参照HP:http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/07082302.htm
なお、応募に係る研究計画調書の提出期限は平成19年11月15日(木)午後4時30分まで(期限厳守)です。