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情報所有館 : 福島県立博物館 

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繭かけ合わせ標本5

明治になると、ヨーロッパや中国を原産とする蚕種が入るようになり、これらと日本種を交配し、より品質のよい蚕品種を作り出す試みが行われるようになった。明治38年には外山亀太郎が蚕における雑種強勢(交雑第一世代が親より優れた性質を持つ現象)を発見、政府は原蚕種製造所(後の蚕業試験場)を設立し、この研究を推進した。こうした一代限りの交雑種の利用は大正に入ると急速に普及し、蚕品種の生産性も格段の進歩をみることとなり、様々な奨励品種も誕生した。資料は日127号・支127号それぞれと、それを掛け合わせたものの標本。製作年代:不明


天蚕の種とり籠

「天蚕」とは、日本在来の代表的な野蚕であるヤママユガのこと。ほぼ全国の野山でみられるが、一部地域では飼育もされてきた。当該資料は天蚕の交尾・産卵籠。籠の中に雌雄の蛾を入れ、紙で蓋をする。紙面を下にして、直射日光および夜間にも強い光線のあたらない静かな風通しの良い場所につるして交尾・産卵させる。雌蛾は産卵する際に籠の網目から尾部を突き出し、籠の外側に最高250粒程度の卵を産みつける。製作年代:不明


桑かけザル

「桑かけ」とは、蚕に対してその成長に合わせて桑葉を与えること。その際に桑葉を運搬するために用いられたザル。新鮮な桑葉を供給しなければならないため、桑葉の収穫はほぼ毎日行われた。製作年代:不明


桑つみ籠

蚕に与える桑葉を摘み取る際に使う籠。一般に、比較的小型な籠で腰につけるようなものが多い。当該資料は背負って使用したものと考えられる。製作年代:不明


桑籠1

蚕に与える桑葉を運ぶための籠で、比較的大型のものをさすことが多い。貯桑籠ともいい、小型の桑つみ籠が積みいれた桑葉でいっぱいになると、これに移して運んだ。当該資料のように背負い縄をつけて背負うものと、天秤棒に下げて運ぶものがある。製作年代:不明


桑入れザル

蚕に与える桑葉を摘み取る際に使う籠。一般に、比較的小型な籠で腰につけるようなものが多い。当該資料のように、これを籠といわず、ザルと呼ぶ地域もある。製作年代:不明


桑籠2

蚕に与える桑葉を運ぶための籠で、比較的大型のものをさすことが多い。貯桑籠ともいい、小型の桑つみ籠が積みいれた桑葉でいっぱいになると、これに移して運んだ。当該資料のように背負い縄をつけて背負うものと、天秤棒に下げて運ぶものがある。当該資料のように長方形のものもまれにあり、これは農業用の小型自動車などで運ぶために用いられたと考えられる。製作年代:不明


箱蚕座

「蚕座」とは蚕を飼育する場所のこと。「蚕箔」とよばれる飼育用のカゴや箱に筵や紙を敷いたものを指す。明治以降は竹製のものが多くなったが、地域によってはケヤキやサワグルミの皮で作ったもの、木製や藁製のものも使われてきた。製作年代:不明


糸網

蚕に桑を与えるとき、蚕の糞や食べカスを取り除くのに使用する蚕網の一種。蚕籠の上に載せ、その上に桑を載せると、蚕が網の上に出て葉を食べる。そのまま網ごと別の蚕籠に移し、それまでの蚕籠に溜まった糞や食べカスを捨てるといった形で使用される。蚕が小さいうちは、木綿糸や麻糸で編み、柿渋で染めた糸網が使われる。製作年代:不明


藁網

蚕に桑を与えるとき、蚕の糞や食べカスを取り除くのに使用する。蚕籠の上に載せ、その上に桑を載せると、蚕が網の上に出て葉を食べる。そのまま網ごと別の蚕籠に移し、それまでの蚕籠に溜まった糞や食べカスを捨てるといった形で使用される。蚕が小さいうちは、木綿糸や麻糸で編み、柿渋で染めた糸網が使われる。製作年代:不明


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