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情報所有館 : 磐田市香りの博物館 

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藤牡丹草花蒔絵香箪笥

香箪笥は貴重な沈香木を収めておくための箪笥で、香元が香の組み合わせを考える際に必要な道具。上段は懸子になっており、中段には3つの箱、下段には6つの箱が収められている。藤棚から藤が咲き乱れ、牡丹を正面に春秋の草花を配した細緻な蒔絵技法によって装飾がなされている。片手で持てるほどの小さな箪笥だが、前面には鍵をかけるための錠がはめられ、箪笥の下には台座までも用意されていることから、いかに香木を大切に扱ってきたかが分かる。年代:江戸時代/品質形状等:蒔絵/寸法:12.0x18.0xH16.5


桜樹蒔絵菊紋散香道具箱

香木の香りを楽しみながら和歌などの文学と組み合わせた芸道、香道に使用される道具が納められている箱。懸子(箱の縁にかけて内側にはめ込むように作った箱)は香盆の役割も果たしたようである。箱自体は桜樹を縦位置に、懸子は横位置にデザインし、意匠に趣向を凝らしている。道具箱全体には菊の家紋が散らされ、皇室に関わる品と考えられる。(菊花紋は後鳥羽上皇の頃より皇室の紋章として始まったとされている。)年代:江戸時代/品質形状等:蒔絵/寸法:22.0x28.0xH20.5


梨地槖吾山吹十種香箱

十種香箱は、十種の組香を行うのに必要な道具一式を揃えたものである。公家や武家、後には豪商の婚礼調度の代表的なもののひとつとして挙げられ、蒔絵を施した家紋入りの豪華なものが多い。この作品は、徳川家の葵と毛利家の沢瀉(水辺の植物)の紋が散らされていることから、両家の婚礼の際に誂えられたものであると考えられ、喜佐姫(二代目将軍秀忠の養女で毛利秀就婦人:龍昌院)所有のものと思われる。年代:江戸時代(中期)/品質形状等:蒔絵・紫檀・象牙・和紙/寸法:17.5x24.5xH18.0


松藤蒔絵香棚

香棚は香道に必要な道具を乗せて飾る小さな棚。天板には十種香箱、棚の上には乱箱、硯箱などを飾るが、取りおろして香手前をするためにも用いる。阿古陀香炉、重香合、火道具が一式となっているが、七つ道具とも言われる火道具のうち、他香筋と羽箒が欠けており、それに加えて八つ目の道具「火味」がある。松と藤の組み合わせは、松を男性、松に寄り添う藤を女性に見立てられている。藤の自然の美しさを尊び喜ぶ風潮は古くから盛んで、十世紀半ば頃には既に松と藤の組み合わせが一つのパターンとして愛用され始めていた。年代:江戸時代(中期)/品質形状等:蒔絵/寸法:37.5x22.7xH34.2


藤蒔絵沈香箱

香木や薫物を入れる箱。中には6つの小箱が納められている。小箱の蓋表に『源氏物語』の「桐壺」「若紫」「帚木」「紅葉賀」「葵」「花宴」の各帖に因む図柄が描かれている。年代:江戸時代/品質形状等:蒔絵/寸法:12.0x14.3xH11.0


香木 伽羅 桐金蒔絵沈箱

年代:江戸時代(沈箱)/品質形状等:蒔絵/寸法:13.5x27.5xH11.0


三組ハート型ケース入香水瓶

多面カットガラスの香水瓶3本を、ハート形の緑色鮫皮貼りの化粧箱に入れた香水瓶セット。蓋裏には鏡が取り付けられている。緑色鮫皮貼りのケースは、18世紀後半にフランスの上流社会で流行した。年代:18世紀 フランス/品質形状等:ガラス/寸法:3.6x3.5xH3.7


エナメル金彩シノワズリ文ガラス香水瓶 携帯ケース付

菱形の平面カットが施されたコバルト・ブルーのガラス香水瓶に、シノワズリ(中国趣味の美術様式)文様が絵付けされている。栓のキャップは金製。年代:1775‐80年 イギリス・ブリストル/品質形状等:ガラス/寸法:1.8x3.7xH7.3


トルコ石象嵌カット・ガラス香水瓶 金栓・ケース付

クリスタルガラスで作られた西洋梨形の扁平な香水瓶で、金製の蓋と底部にトルコ石が象嵌されている。貴石を象嵌する方法は、イギリスでは18世紀中頃から19世紀にかけて流行した。年代:18世紀 イギリス/品質形状等:ガラス/寸法:1.9x4.0xH11.1


雅宴文香水瓶

ロココ様式の磁器製香水瓶。丸いロカイユ文の縁取りの中に、二人の貴婦人と田舎の田園風景が描かれている。染付窯マークが付いているとおり、当時王室所有であったコペンハーゲン王立窯で製作され、素地が女王専用のピンク色に着色されている。口金と底は銀鍍金製。コペンハーゲン王立窯は1868年民間の手に移り、現在もロイヤルコペンハーゲンとして王室御用達の窯としての伝統を誇る。年代:1770‐75年 デンマーク(コペンハーゲン王立窯)/品質形状等:磁器/寸法:2.2x4.4xH9.1


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