「京セラファインセラミック館」 に対する検索結果 : 41

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U字ケルシマ

ブラウン管の電子銃の電極を支持する絶縁部品。ブラウン管の電子銃はテレビの性能を左右する最も重要な部品であったが、その組立工程はグリッドなどの金属部品を加熱軟化したガラスに差し込んで固定することで進められた。国産テレビの初期はケルシマ管と呼ばれるU字形のフォルステライト管に粉末ガラスを詰め、溶融した部品が使用されたが、当時輸入に頼っていたこの部品を国産化したものである。年代:1959

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カソードチューブ

ブラウン管の電子銃の組み立てに使用された絶縁管。肉厚が0.2ミリと薄く、外径公差が厳しく、純アルミナを要求する難しい製品仕様であった。成形が困難な上に、純アルミナは耐熱性が高く、従来フォルステライトを焼成した炉では焼結しないため、Mo線を発熱体にした水素雰囲気炉を組み立て、焼結できるようにした。年代:1959

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アルミナ基板

マイクロモジュールに使われるアルミナ基板。マイクロモジュールは1958年頃に米・RCA社で開発された集積回路の前ぶれとも呼ぶべき小型回路で、7.8ミリ角のセラミック基板にトランジスタや抵抗、コイルを組み込み、これを立体的に重ねることで高密度化したものである。米・IBM社が開発したSLT回路用の基板として、これを使った同社の戦略商品であった「システム/360」シリーズに使われた。年代:1966

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抵抗芯体

皮膜抵抗の基板や芯体として利用されたフォルステライト部品。フォルステライトは電気絶縁材料として優れた特性を持つほか、焼成した焼き肌が滑らかになるため、皮膜抵抗の基板や芯体としてよく利用された。当時一般的であった磁器芯体に比べて抵抗値の安定性が高く、これを用いた固定抵抗器が各種家電製品や通信機器用途を中心に多く生産された。年代:1959

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マルチフォームガラス

テレビが量産化されるようになるにしたがって、国産化当初に使われた、ブラウン管の電子銃の支持部品であるU字ケルシマに代替して使われるようになったガラス製絶縁部品。硬質の硼珪酸ガラスの粉末を棒状に成形して焼結させたものであるが、ガラス棒の一部を過熱したときに熱ショックで破壊しないように、熱膨張係数の小さいガラスを使い、また、クラックの進行を止めるために独立気孔をたくさん残して焼結させることが特徴である。1961年以降2004年まで息長く生産された。年代:1961

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セラミック真空管

1950から60年代に能動部品の花形であった真空管は真空容器の絶縁体としてガラスを利用していたが、アルミナやフォルステライトなどの絶縁特性と強度に優れたセラミックスに代替することによって、より小型、強靭で、長寿命化、高信頼性化が実現された。新幹線などに使われる電力用シリコン整流器の外囲器や電子レンジ用のマグネトロンの外囲器などに始まり、後年にはクライストロンなどの送信管や粒子加速器など大型真空装置にもセラミックスが使われるようになった。年代:1967

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製紙機械用セラミック部品

製紙用の大型長網抄紙機では、ゴムロールに支えられたプラスチック製の細かいネットが90~300m/秒の速度で走る上にパルプのスラリーが流され、ロールとネットの間の表面張力による負圧が主な吸引力となって脱水が進む。このゴムロールの代わりに断面楔形のアルミナ製のフォーミングボード、ハイドロフォイルを置くと、ネットの裏側から滲み出た水がこれらによりかきとられる。セラミックフォイルを用いることにより脱水速度を早くすることが可能となり、磨耗も少ないことから紙質が向上した。セラミック部品の抄紙機への応用によって紙がより薄くなるとともに表裏差もなくなって、新聞紙の両面カラー印刷が可能となったのである。年代:1965

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磁気ヘッドスライダ

大型コンピュータ用のディスクメモリなどに使われる磁気ヘッド用のセラミック摺動部品。表面を平滑に仕上げた記録ディスクに対し、セラミックスライダとフェライトコアを組み合わせた磁気ヘッドを用いて信号を読み書きするが、セラミックスライダには加工精度1μmの公差が指定され、当時としては常識はずれの精度で、原料調整から最終加工まで非常に厳しい管理が要求された。その後も磁気ディスクの進化に応じて、材質の開発、改良や加工技術の向上が進められ、その進歩を支えてきた。年代:1966

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サーメット工具

セラミックスは高温での強度や硬度が高く、切削工具材料としても優れた特性を持つ。しかし、脆さのために切削抵抗の大きい材料を切削するときや、フライス加工のように衝撃の加わるときにはチッピングを生じやすい。そこで、より強靭で耐摩耗性の高い工具材料を求めて、セラミックスとメタルの複合材料である「サーメット」が開発された。中でも、窒化チタンを添加したものは、耐摩耗性と加工面の美しさで、切削工具の主流である超硬合金を凌いで市場の圧倒的な評価を得た。年代:1976

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サファイア・インプラント

セラミックスが優れた生体適合性を有することから、当社ではセラミックスの生体材料への応用を企図し、大阪歯科大学と共同でまずセラミックス製人工歯根の開発に着手した。焼結アルミナでも人工歯根として十分な強度を得ることができたが、さらに製品の信頼性を高めるためサファイアを使用することとした。サファイアは曲げ強度で1,300MPaと焼結アルミナの約3倍の強度が得られ、サイズの小さい、生体への適合性の高い人工歯根や補綴材の開発が可能となった。サファイアの加工に際しては研削傷による曲げ強度の低下を防止するために独自の精密加工と表面研磨法を開発することで高強度を実現し、科学技術庁から注目発明の栄誉を受けた。年代:1978

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