「結核菌と化学薬剤
 −ミクロの世界第2部−」
フィルム所蔵:東京シネマ新社

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No.61

スポンサー:
中外製薬

製作会社:
東京シネマ(現 東京シネマ新社)

製作スタッフ:
製作/岡田桑三
脚本/吉見泰
演出/渡辺正己
撮影/小林米作
音楽/池野成

製作年:
1959年

規格:
23分/35ミリ/カラー


前作品「ミクロの世界」の姉妹篇として、今度は結核菌と細胞のたたかに、科学(薬剤)が介入した場合を観察してみた。そして結核菌に対する科学の成果を描くとともに、菌の力を軽視することへの戒めを描いてみた。我々鼻や口から吸い込まれただチリやバイキンは、食細胞の働きで防禦されている。結核菌をとり込んだ大食細胞は、形を変えて、活発に菌をとり込む。しかし、いつも細胞が菌をたおすとはかぎらない。消化力の弱い細胞は、菌をかかえたまま分裂しようとしてたたかうが、菌の力に負けて死んでしまう。このようにして力つきたとき人間は結核菌におかされ始めるのだ。しかし我々は結核菌の力をおさえ、細胞に力をかす薬剤をもっている。


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