
(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
スリック製大型ボトムプラウ GY16×4 |
資料番号 : 907090870003 |
所在等 |
スガノ農機株式会社 |
所在地 |
北海道空知郡上富良野町 |
製作(製造)年 |
1972 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
スガノ農機株式会社 |
調査機関団体 |
平成27年度田辺主任調査員 |
特徴 |
畑地の耕起作業は畜力からトラクターに変わり本格的な土層改良を経て一般農家にも普及しだした。1農家当たりの耕作面積も大きくなったことに合わせ、一定の耕深を保つ事が営農上必要となっていた。畜力時代からボトムプラウには土壌付着の問題があり、作業能率の低下、適正耕深の維持に問題が発生した。その解決に関係者は取り組んでいたが土と接触するボトム表面に鉄を使用することは土壌付着があった。構造を色々考慮し取り組んだが満足できる結果は得られなかった。そこで鉄以外の材料を用いて取り組み成功したのがプラスチックプラウである。1961(昭和36)年研究を開始し1964(昭和39)にはスリックプラウ(スガノ農機株式会社)、ボルガ二ックスプラウ(現タカキタ)が商品化した。開発過程では特許闘争も発生したと聞いているが円満解決し各メーカーが生産しユーザーの期待に応えている。本製品はスガノ農機株式会社が作業高能率化と耕起性能を大型化時代に合わせて1972(昭和47)年から1993(平成5)年まで生産し北海道の農業大規模化に寄与した製品である。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2016/05/10 |
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