(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
2次電子増倍管 EMW-6081B |
資料番号 : 100210021654 |
所在等 |
株式会社村田製作所 広報室 |
所在地 |
京都府長岡京市 |
製作(製造)年 |
1972 |
種類 |
複製(レプリカ) |
製作者(社)等 |
株式会社村田製作所 |
調査機関団体 |
社団法人 日本電子機械工業会 |
特徴 |
(1)2次電子増倍管は、センサと増幅機能を併せ持ったユニークな電子部品である。セラミックを使っての2次電子増倍管の製品化は世界初である。*セラミックチューブをコイル状にし、一方の端をラッパ状にした高抵抗の半導体セラミックからできている。*両端に2~3kVの電圧をかけた状態で、入口のラッパ部に電子やイオンを飛び込ませてチューブ内のセラミック表面にぶつけると、2次電子が飛び出る。この飛び出た電子は加えられている電圧によって加速されて、チューブ内に吸い込まれ、チューブの内壁にぶつかり、また2次電子を放出する。この繰り返しにより、最終的に2次電子が10の8乗倍に増加する。*2次電子増倍管は、微弱なイオンや電子を検知する装置などに利用されている。(2)これまでの2次電子増倍管は、合金やガラスパイプを利用して作られていたが、構造が複雑であったり、性能に限界があったり、価格が高いなどの難点があった。これをチタン酸バリウム磁器を使って製品化した。(注釈)型式名はEMV-6081Bを代表品名として表記。 |
資料公開状況 |
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調査票記入日 |
1998/08/10 |
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