(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
磁器半導体コンデンサ DD600 BC 104Z |
資料番号 : 100210021648 |
所在等 |
株式会社村田製作所 広報室 |
所在地 |
京都府長岡京市 |
製作(製造)年 |
1959 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
株式会社村田製作所 |
調査機関団体 |
社団法人 日本電子機械工業会 |
特徴 |
(1)正の抵抗温度特性を持つ半導体セラミックスとしてのチタン酸バリウムの応用は,正特性サーミスタがある。この半導体特性をコンデンサに応用したものが磁器半導体コンデンサで,この製品化に、日本で初めて成功した。*磁器半導体コンデンサは,チタン酸バリウムと特定の電極との間にみられる堰堤容量を利用したものである。*従来チタン酸バリウムに比べて,極めて誘電率が大きく,温度特性がよく,小型で大容量のコンデンサである。*弱点としては,半導体障壁を利用しているため,耐圧が12Vと低いことであったが,電子機器のトランジスタ化が進みつつあり,低い耐圧でも実用上問題がなかったので,市場から受け入れられた。(2)後に製品化されるチップ積層コンデンサとともに,セラミックコンデンサの小型大容量化を実現し,他のコンデンサからセラミックコンデンサへの置き換えが進んだ。(注釈)型式名はDD600 BC 104Zを代表品名として表記。型式DD600の他に DD610 DD620などがある。容量・偏差104Zの他に504Z 105Zなどがある。 |
資料公開状況 |
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調査票記入日 |
1998/08/10 |
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