(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
アモルファスSi感光ドラム |
資料番号 : 100210021065 |
所在等 |
京セラ株式会社 |
所在地 |
京都府京都市 |
製作(製造)年 |
1984 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
京セラ株式会社 |
調査機関団体 |
社団法人 日本電子機械工業会 |
特徴 |
(1)当時,無機感光ドラムの主要材料として用いられていたSe(セレン),CdS(硫化カドミウム)などに対し,アモルファスSi(非晶質シリコン)は無害,化学的に安定という特徴をもっているため,取り扱いや廃棄が容易であって,さらに高光感度という特性を生かして,先進的感光ドラムとして中高速複写機半導体産業の用途拡大に寄与することとなった(例:LED用/CCD用/PGAやレーザビームプリンタに搭載され,独自の応用分野を確立した。(2)有機感光ドラムなどに比較して表面硬度が極めて高く,耐磨耗性に優れ,長寿命であるという特性を生かし,PC(パソコン)用プリンタなどの低速機にも応用分野を広げている。このようなプリンタに応用することにより,ドラムやカートリッジ交換が不要となって,省資源に貢献している。(3)近年,印刷分野の一部に電子写真方式が採用され,ここでは溶剤を使用する液体現像方式が用いられる。アモルファスSiドラムは,その安定性を生かしてこのような新規分野にも貢献しつつある。 |
資料公開状況 |
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調査票記入日 |
1998/08/26 |
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