(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
東京五輪採用機械式ストップウォッチ Cal.89系 |
資料番号 : 108811900042 |
所在等 |
セイコーミュージアム銀座 |
所在地 |
東京都中央区 |
製作(製造)年 |
1963 |
種類 |
量産品、設計図・文献、写真 |
製作者(社)等 |
株式会社 第二精工舎 |
調査機関団体 |
(社)日本時計協会 |
特徴 |
当時、オリンピックの公式計時はスイスの時計メーカーの独壇場であったが、画期的な構造に裏打ちされた高精度により、その牙城を初めて崩した製品。従来のストップウオッチでは、停止ボタンを押した際のてんぷの停止位置がランダム、すなわち発進ボタンを押す際のてんぷの起動位置がランダムになる。このため、計測開始時の振り角が異なり、振り角に起因する計測時間誤差が発生する。そこで、計測誤差の生じない画期的な構造として、てんぷの軸にハートカムを装着した発停構造を発明。その性能は、1963年7月に国際的に権威のある英国国立物理研究所の検査規格に合格し、オリンピック大会に要求される厳密さに十分応えられるものであることが証明された。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2017/05/30 |
本データベース記載の画像及びテキストの複製・転載を禁じます