移動通信用の高周波二重モードフィルタ「MCF」

資料番号 : 100210021217
所在等 東洋通信機株式会社 水晶技術本部 フィルタ技術部
所在地 神奈川県高座郡寒川町
製作(製造)年 1966
種類 量産品
製作者(社)等 東洋通信機株式会社
調査機関団体 社団法人 日本電子機械工業会
特徴 (1)FM移動通信用のモノリシック・クリスタル・フィルタ(MCF)当時,150MHz/450MHz帯のFM移動無線機が官公庁やタクシー業界などに隆盛期を迎えていた。この初段IFフィルタとして使う10.7MHz/21.4MHzの水晶フィルタには複数個の水晶振動子を必要とした。これに代わって,世界で初めて単一水晶素板上に近接配置した共振電極間の音響結合を利用した,Monolithicな小型,高性能のFM移動通信機用フィルタの工業化に成功した。製品化は,10.7MHz/21.4MHzのIF用フィルタからスタートした。(2)以降,各種移動通信機に大量に使用されており,移動通信機業界に対する貢献度,技術的寿命の長さは特筆に価する。(3)発明者の中沢祐三は,1975年(昭和49年)「特許庁長官賞」(MCFに関する特許)受賞。1995年(平成7年)「MCFの開発・実用化」で『黄綬褒章』を授章した。
資料公開状況
調査票記入日 1998/07/13
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