ワイヤメモリ

資料番号 : 100210021209
所在等 東光株式会社 システム部
所在地 埼玉県鶴ケ島市
製作(製造)年 1963
種類 設計図・文献
製作者(社)等 システム部
調査機関団体 社団法人 日本電子機械工業会
特徴 (1)国際電電(KDD)研究所と当社の共同開発により,画期的構造を持ったワイヤメモリを開発した。これは当時主流であった磁心メモリに代わるものとして,内外の学界や産業界の注目を集めた。(2)1964年には通産省工業技術院電子技術総合研究所が開発する高速電子計算機「MARK-6」に実装され,その後ICメモリが次の主流として台頭する間の1970年代前半にかけて,商用のミニコンピュータから大型コンピュータまで数多く の機種に採用された(3)当時,磁性薄膜メモリは内外で広く研究されたが,コンピュータの記憶装置に実用化されたのは当社のワイヤメモリだけであった。またワイヤメモリは磁性薄膜の特質である耐環境性,高速性やNDRO(非破壊不揮発)性を生かして産業用ロボット等にも採用された。(4)1967~1970年の間,通産省が主導した大型プロジェクトの超高性能電子計算機の開発に国内大手コンピュータメーカー6社とともに当社も参画し,この成果によって第3回日本産業技術大賞を受賞した。(5)現在は、量産していない。
資料公開状況 非公開
調査票記入日 1998/07/03
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