(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
複列円筒ころ軸受 0系新幹線ベアリング |
資料番号 : 114411690063 |
所在等 |
株式会社 不二越 富山本社 総務部 |
所在地 |
富山県富山市 |
製作(製造)年 |
1963 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
株式会社 不二越 |
調査機関団体 |
一般社団法人 日本ベアリング工業会 |
特徴 |
鉄道車両には重加重に用いられるころ軸受の中で高速性能が良いので複列円筒ころ軸受を多く採用される。0系新幹線車輌は、車軸にかかる静荷重は15トン、車輪直径910mm、最高時速250kmであり、この車輌に使用されている軸箱はラジアル方向の荷重を受け持つ外径280mm、内径130mmの複列円筒ころ軸受とスラスト荷重を受け持つ外径260mmのラジアル玉軸受が組み込まれている。この軸受は昭和38年から日本国有鉄道に納入されているが、これが採用になるまでには厳しい使用条件に耐えるよう材料の選定や細部の設計製造方式の検討、性能の確認などに長い期間を費やしている。軸受の耐久性を左右するころの材料には、信頼性の高い当社の真空アーク溶解による軸受鋼を使用した。その結果、当社軸受の圧倒的な耐久性能の実績から、日本国有鉄道の仕様書はこの鋼種の指定をするようになった。製作にあたってとくに留意した点は、保持器のポケットをブローチで精密に加工したことと、外輪で案内される外周面は潤滑がうまくいくように考慮したことである。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2015/09/25 |
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