(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
金敷と金槌(弊社社誌4ページに写真あり) |
資料番号 : 103610411053 |
所在等 |
長野計器株式会社 上田計測機器工場 |
所在地 |
長野県上田市 |
製作(製造)年 |
1896 |
種類 |
その他(実物) |
製作者(社)等 |
不明 |
調査機関団体 |
日本計量機器工業連合会 |
特徴 |
我が国初の圧力計を作った和田嘉衡氏が使用した「金敷と金槌」:明治29(1896)年5月1日、和田嘉衡氏が東京、小石川(現文京区白山四丁目)において「和田計器製作所」を創設した。1847年にフランス人E、ブルドンが弾性圧力計を発明したのは伝え聞いていたがまったくの徒手空拳からの船出であった。特にもっとも製造の困難な部分はボードン管(ブルドン管)であった。ローを真ちゅう管に流し込みそれを湾曲させる方法は困難を極めたが、真ちゅうの管に鉄の心金を入れ金槌で打つことにより湾曲させることが可能になり、見事国産第一号の圧力計を世に送り出した。ブルドンの発明から遅れること50年であった。これは和田嘉衡氏が、日本で最初に圧力計を製造したときに使用した「金敷と金槌」である。当品は当社上田計測機器工場に現存している。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2004/03/04 |
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