高度並列演算装置 ETL-EM-4

資料番号 : 103210361048
所在等 独立行政法人 産業技術総合研究所 つくばセンター 
所在地 茨城県つくば市
製作(製造)年 1971
種類 試作品
製作者(社)等
調査機関団体 独立行政法人 産業技術総合研究所
特徴 本装置の核となるのは、同一の演算回路(セル)が16×16の2次元マトリクス状に配列されたセル配列である。各セルは4ビットのレジスタと、こてに付随する論理回路で構成されている。各セルの演算は比較的単純な論理機能に限られているが、周囲の8近傍セルと直接情報の交換が行われるように接続されている。このセル配列が得意とする3×3近傍論理演算を多数段実行することにより、骨格抽出などの基本的図形処理を通常の計算機より格段の速さで実行することができた。画素配列という方式的な特徴に加え、当時大規模計算機システムでしか使用されなかった電流切り替え型集積回路を実験的規模で使用するための実装方式、制御信号の給電方式、演算装置を補助するための記憶装置に磁性線薄膜記憶装置を用いた点など装置的に見ても多くの特徴を有している。
資料公開状況 公開
調査票記入日 2002/10/21
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