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(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
T. Y. DRACO |
資料番号 : 900290061041 |
所在等 |
株式会社アイエイチアイ マリンユナイテッド 基本設計部 |
所在地 |
|
製作(製造)年 |
1988 |
種類 |
写真 |
製作者(社)等 |
石川島播磨重工業株式会社 |
調査機関団体 |
平成15年度吉識主任調査員調査分 |
特徴 |
IHI呉第一工場にて建造を進めた東亜燃料工業のシンガポール法人トーネン・エナージー・アンド・マリン社向け、高速・超省エネタイプのVLCCが完成、1988年9月28日に命名・引渡し式が行われた。このVLCCには、IHIとリップス社が共同開発した新方式のグリムべーンホイール(GVW)を搭載、また、従来のVLCCとはまったくことなる新船型を採用するなどIHIの最新技術が採用された。新しく搭載されたGVWシステム(GVWの直径は11.64mで当時世界最大、主プロペラは直径9.5m)は、通常の動力により回転しているプロペラの後方に、もう一つのプロペラ(GVW)を重ねたものである。主プロペラから送り出されてくる速い流れを受けて、風車のように自由に回るだけの簡単な構造になっているが、(1)主プロペラによる強い加速流を和らげて、より広い範囲の流れを平均的に加速することにより推進効率を高めている、(2)GVWの直径は主プロペラよりも20%程大きいため、主プロペラから流れがあたらない外周部では、通常のプロペラと同様に後方に押し出して推進力を発生させる、(3)主プロペラが水を後方に押し出す時に発生する、無駄な回転流の運動エネルギーも同じくGVWが回収する、などの特徴をもっている。これにより、従来船に比べて速力は約2ノット速い高速船型であり、同一速力でのトータルの燃料消費量で比較して、2年前竣工船より20%、7年前竣工船より約50%減の省エネルギータイプとなっている。) |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2003/10/10 |
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