![資料を検索する](images/txt_search.gif)
(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
出光丸 SNO. 2921 |
資料番号 : 900290061040 |
所在等 |
株式会社アイエイチアイ マリンユナイテッド 基本設計部 |
所在地 |
東京都港区 |
製作(製造)年 |
1985 |
種類 |
写真 |
製作者(社)等 |
石川島播磨重工業株式会社 |
調査機関団体 |
平成15年度吉識主任調査員調査分 |
特徴 |
本船は、出光タンカー(K)の発注により、IHI呉第一工場で第4次計画造船として建造された258,090MT超大型タンカーであり、日本~ペルシャ湾間原油輸送の用途に、1985年10月に引き渡された。出光タンカー(K)にとって、「出光丸」は同社のflag shipであり、本船の命題である省エネルギー、省人化、メンテナンスフリーを目指して基本設計の段階から、船主との間で十分な検討会がもたれ、種種の新機種、新装置が採用された。特に、船主にとって最重要な問題である燃料消費量の削減、すなわち、省エネルギー対策に最大の力点が置かれ、船体抵抗減少と推進効率向上のために、IHI開発のL.V.(Low Viscosity)船型、B.O.(Bulbous Open)Stern、A.T.(Additional Thrusting)Finの全てを同時に採用した初めての船である。また、低燃費主機の採用およびIHI開発のSSG MARK-III(ターボ発電機と推進装置とをエアクラッチ内蔵弾性継手を介して機械的に結合し、発電機タービンの出力と船内使用電力の差をターボ発電機と推進装置との間で動力として授受できる省エネルギー発電システム)を装備している。1981年に建造された出光タンカー(K)所有の日章丸より年間で約3億円の燃料の削減が見込まれた。また、船員精度近代化委員会の実験船Bによる16人航海が想定され、中央制御室から集中操作、Galleyの合理化等の配慮がなされている。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2003/09/17 |
本データベース記載の画像及びテキストの複製・転載を禁じます
![検索結果一覧へ戻る](images/btn_back_off.gif)