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(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
UNIVERSE IRELAND 呉工場 |
資料番号 : 900290061028 |
所在等 |
株式会社アイエイチアイ マリンユナイテッド |
所在地 |
東京都港区 |
製作(製造)年 |
1968 |
種類 |
写真 |
製作者(社)等 |
石川島播磨重工業株式会社 |
調査機関団体 |
平成15年度吉識主任調査員調査分 |
特徴 |
本船は、ガルフ石油会社(米国)の20年間という長期傭船のもとにNational Bulk Carriers Inc.(米国)により計画され、IHIおよび三菱重工業(K)に3隻ずつ(合計6隻)発注された当時世界最大の超大形タンカーの第1船として、昭和43年9月、IHI横浜第二工場において竣工した。ガルフ石油会社は、ペルシャ湾から欧州への原油輸送にいわゆるCTS(Central Terminal Station)方式を採用し、アイルランドのバントリー湾に大規模な石油中継基地を建設しており、本船はその1次輸送用としてペルシャ湾ミナ・アル・アーマディーから喜望峰を経由し、大西洋を北上してバンドリー湾に至る航路に従事する。その中継基地にいったん貯えられた原油は、ここから70,000~80,000DWT級タンカーにより欧州各地のリファイナリーへ運ばれるのである。この原油輸送計画の狙いは、もちろん原油輸送費の低減にある。輸送費を安くするにはタンカーの載貨重量が大きい程有利であるが、これまでペルシャ湾~欧州航路に従事するタンカーはスエズ運河の大きさからの制限から最大200,000DWT級に限られていた。この常識を破りスエズ運河を航行しない300,000DWT級タンカーを計画・建造したことは、タンカー超大形化の歴史のうえに画期的なことであった。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2003/09/04 |
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