電力用Si整流素子「SR100」 SR100

資料番号 : 100210021508
所在等 三菱電機株式会社 半導体事業本部
所在地 福岡県福岡市
製作(製造)年 1958
種類 設計図・文献、その他(工場年史資料)
製作者(社)等 三菱電機株式会社
調査機関団体 社団法人 日本電子機械工業会
特徴 (1)国産初の電力用半導体。(2)従来の水銀整流器に代わった。(3)交直両用電気機関車1号車(国鉄仙山線)に搭載。・国鉄の交流電化開発で昭和30年代の初めに車載用整流器が誕生した。当初は水銀整流器であったが,保守,性能の面からこれに代わる固体(半導体)整流器の出現が強く期待されていた。・一方、半導体の分野では1950年代の初めから世界的に電力用半導体の開発が進められていた。当初電力用ゲルマニウム整流素子が先行したが三菱電機は高電力で優れた性能を発揮できると予想されたシリコン整流素子の開発に注力し,昭和34年に我が国ではじめて本格的な大電力シリコン整流素子(SR-100:150A,400V,これに続いて,SR-200:250A,400v)を実現した。・三菱電機は昭和34年交直流電気機関車(EF30形:仙山線)でSR-100の実用化に成功し引き続いて交直流電車(421系)でSR-200で適用して我が国の本格的な電力用半導体時代をスタートさせた。(注)文献:三菱電機技報・Vol.33・Vol.8(1958年8月号)P1138-P1139, より引用。
資料公開状況
調査票記入日 1998/08/28
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