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『モロッコ(小)』(型板ガラス)

資料番号 102210261278
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 昭和初期
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等 輸入品、後年のものは旭硝子の可能性あり
資料公開状況 非公開
特徴 戦前品種の一つ。「モロッコ」にはこれまで大小3種の型を確認した。今回掲載分以外は鉄道省本社屋で確認したものがあるが、現存しない。これらは一見すると表情が異なるが、戦前は同じ名前で別々の企業が型彫りした結果違う表情の製品が登場することがあったとみられ、本品の名称も文献によっている。本品は1927年に同潤会代官山アパートで採用されたもので恐らく輸入品。このほかに戦後昭和30年代の公団住宅でも確認した。

網入縞(亀甲)(型板ガラス)

資料番号 102210261279
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 1935
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等 旭硝子、徳永板硝子(輸入もあり)
資料公開状況 非公開
特徴 網は編み製法による亀甲が最古で、その後溶接金網が登場して非直交菱形、クロス型、直交菱型の順に発展した。網入板は型板の製法を応用するので、型付の網入板が標準品で、現在でも必要に応じて研磨して透明な網入板を得ている。縞は、テーブルに筋彫りするだけの原始的な製法の時に生まれた最古の型模様。また縞は「ドロ板」」「粗板」ともいわれ、研磨材が乗り易いため元来は磨き素板の目的で生産された、生産上は合理的な型板。

網入ラフ(亀甲)(網入板ガラス)

資料番号 102210261280
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 昭和期
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等
資料公開状況 非公開
特徴 網は編み製法による亀甲が最古で、その後溶接金網が登場して非直交菱形、クロス型、直交菱型の順に発展した。網入板は型板の製法を応用するので、型付の網入板が標準品で、現在でも必要に応じて研磨して透明な網入板を得ている。しかし型ロールに何も彫らなければ(これをラフという)本品のような透明感のある板が安価にできる。明るさは必要だがはっきりした透視性能や美しさは必要でない工場や裏口などの窓には充分である。

ラバース式機械吹円筒法による普通板ガラス

資料番号 102210261281
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 大正期
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等 旭硝子
資料公開状況 非公開
特徴 採取建物(日本工業倶楽部会館)と施工時期、板のゆがみの状態などから旭硝子のラバース式と推測した。

木瓜・文化山水(板ガラス二次加工品)

資料番号 102210261282
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 昭和初期
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 その他(製作物)
製作者(社)等 摺り加工業者など
資料公開状況 非公開
特徴 戦前は工賃が安いため、透明板に結霜や摺り加工を施して付加価値を付けたガラスが、高価な型板やエッチングガラスの代用品として普及した。木瓜とはガラスの四周に木瓜型の枠を摺り入れることで、文化山水は山水画を摺ったもの。写真は山水の部分。山、鳥、雲、水面、民家など定番の図柄を使う。山は型をあてて摺りぼかし、線画は釘を加工した道具を自作するなど工夫した。貸家に多く、山水のある貸家は高い家賃収入が得られた。

『春霞』(板ガラス二次加工品)

資料番号 102210261283
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 1923
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等 日本板硝子
資料公開状況
特徴 結霜加工は明治期から日本で盛んに行われ、安価なことと、和風の白木にあう表情が受けて、高価で西洋的な型板のライバルとして永らく普及した。結霜とは摺りガラスに膠を塗って乾燥させ、表面を膠の収縮力で引き剥がしたもの。自然作用なので同じ模様は2つとない。これにさらに水摺を施したものが「春霞」で、高級感のある柔らかさが特徴。結霜よりも視線制御性能は高い。丸ビルの内部建具に採用され、本品もそのひとつ。

結霜ガラス(板ガラス二次加工品)

資料番号 102210261284
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 明治期から
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等 結霜加工業者、旭硝子など
資料公開状況 非公開
特徴 結霜ガラスはもともと西洋でステンドグラス用に作られたもので、グルーチップと言う。日本では明治期から盛んに加工が行われ、独自の製法が考案されてきた。安価なことと、和風の白木にあう表情が受けて、高価で西洋的な型板のライバルとして永らく普及した。結霜とは摺りガラスに膠を塗って乾燥させ、表面を膠の収縮力で引き剥がしたもの。自然作用なので同じ模様は2つとない。戦後は工賃の高騰により、輸入に頼っている。

ひび焼ガラス(板ガラス二次加工品)

資料番号 102210261285
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 明治後期から暫くの間国産
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等 現在は米国ランバート社(国産は旭硝子)
資料公開状況 非公開
特徴 旭硝子が創業したとき、透明板以外にも、手吹円筒法を応用した製品として、ひび焼やモールなどの製法がベルギー技師の指導により生産された。熱したガラス生地を水で短時間急冷すると表面に無数のひびが生じる。しかし内部は熱いのでひびは表面しか進行しない。これを再加熱して空気を吹き込み円筒に膨らませ、切り開くと、ひびの模様が残る板ができる。強度と安全性に難があるので装飾用。本品は米国で復刻しているもの。

板引き法による板ガラスの不良品

資料番号 102210261286
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 昭和期
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 量産品
製作者(社)等
資料公開状況 非公開
特徴 写真の中にある筋は、板引き法による製造時の不良の典型例。ガラスを引き上げるときのロールの傷やガラス生地内の不純物、失透などによって、このように筋が入ったり不透明になることがある。フロート法による現在は僅かな欠点でも工場内で廃棄されるが、板引き法では完全に欠点のないものは不可能で、欠点に応じてガラスに等級を付けて販売した。ガラスが高価であった時代や不足していた時代は建物内で等級を使い分けていた。

繋ぎガラス(板ガラス構法)写真

資料番号 102210261287
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 二次大戦直後
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 その他(構法例)
製作者(社)等
資料公開状況 非公開
特徴 二次大戦終戦直後はガラスが不足し、住宅の補習は数年待たされた。しかし冬を乗り切るため、ガラス店に余っていた切れ端を繋いで建具にはめた。これをつなぎガラスという。大半はただガラス同士を突き当てるだけだが、桟をあてたり写真のような工夫例もあった。写真は京都の民家の実例で、真鍮製の繋ぎガラス用テープを用いている。このテープは割れた曲線部の補習もできるように曲げが自在で、町工場で作られロール単位で売られた。

小紋ガラス(板ガラス二次加工品)写真

資料番号 102210261288
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 明治期から昭和初期まで
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 その他(構法例)
製作者(社)等 摺か工業者、旭硝子など
資料公開状況 非公開
特徴 戦前は工賃が安いため、透明板に結霜や摺り加工を施して付加価値を付けたガラスが、高価な型板やエッチングガラスの代用品として普及した。加工法は海外からもたらされ日本で改良された。小紋ガラスはモスリングラスともいい、もともと輸入品であるが、日本では柿渋型紙を用いる江戸小紋の技法が応用されて明治期から国産化され、旭硝子でも作られた。亀甲、麻の葉など日本の文様も多く作られた。写真は諏訪の民家の実例。

学校補修専用ガラス『銀線』(型板ガラス)写真

資料番号 102210261289
情報所有館 国立科学博物館
所在等 居住技術研究所
所在地 名古屋市
製作(製造)年 1947~1948
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 その他(構法例)
製作者(社)等 旭硝子
資料公開状況 非公開
特徴 戦後、ガラスが不足し、ガラスの盗難が多発した。関東以北では関東間というモデュールが普及していたため建具やガラスのサイズが同じであった。これが災いし、建具ごと盗難されるまでになった。文部省標準設計による学校もよく盗まれた。この惨状にGHQはまず学校のガラス補修を命じ、旭硝子に専用ガラスを作らせた。盗難されないよう表面に筋が2inch幅で浮き彫りされている。写真は近年発見したときのもの。

江戸川アパートメントハウス新築工事仕様書

資料番号 102210261290
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年 1932
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 江戸川アパートメントの新築工事仕様書であると伝えられている文書。原本は発見されておらず、ガリ版刷りの本書が残るのみである。わずかであるが、途中記述を省略した部分があることから、写本ではないかと考えられる。昭和初期の国産技術の粋を集めたといわれる同アパートの仕様は詳細で、メーカーを特定できる箇所もあり、当時の国内建設技術が俯瞰できる貴重書である。

江戸川アパートメント管理者住宅一部模様替及修理工事仕様書

資料番号 102210261291
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 江戸川アパートメント竣工後まもなく行われた居室の模様替えのための仕様書である。一号館一階には管理室があり、それに隣接する住戸を改築するためのもの。同潤会の原稿用紙に手書きで記されている。内容は詳細で、当時の施行方法を微細にわたって把握することができる貴重書である。

江戸川アパートメント樹木植栽其他工事仕様書

資料番号 102210261292
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 江戸川アパートメントには、広大な中庭があり、住民のコミュニティ空間として重要な機能を持ってきた。本書は、そのアパートの植栽工事について仕様を示したものである。

江戸川アパートメント昇降機仕様書

資料番号 102210261293
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 江戸川アパートメントには、今日の集合住宅の基礎となる最新の設備が備えられている。その一つ、一号館に設置されたエレベータの仕様書である。エレベータは日本エレベータ製造株式会社の製品で、全自動釦式、計画上は東西に各1基、計2基が設置される予定であった。実際は社交室よりの西側のみであった。仕様書は同社の原稿用紙とみられる紙にタイプ打ちされている。

江戸川アパートメント電気工事仕様書(S8.4)

資料番号 102210261294
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年 1933
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 手書きであるが、表紙には昭和8年4月 財団法人同潤会とある。電気工事の構成は、照明等電力、電話、ラジオである。このアパートでは、管理室に電話交換機があり、交換手が常駐していた。また、共聴設備としてラジオがあり、NHK第1、第2放送と、館内連絡のための有線放送を聞くことができた。

江戸川アパートメント浴室設置説明書(附・浴場及浴場営業取締規則抄録)

資料番号 102210261295
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 アパート一号館地階にある共同浴場の仕様書で、同潤会による仕様書としては珍しくタイプ打ちされている。冒頭には設置趣旨が書かれるという異例のスタイルで、各室に浴室を設置するよりも居住面積が広くなり経済的である旨が謡われている。浴場は男女別で銭湯並の面積があった。居住者限定の施設であるが、法律上は、公衆浴場とされ、そのため仕様書の最後に「浴場及浴場営業取締規則抄録」が付されている。

江戸川アパートメント浄化槽装置仕様書(S17)

資料番号 102210261296
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年 1942
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 江戸川アパートメントでは、住民801人、管理従事者10人、訪問者見込449人の受け皿として、大便器25、大小兼用便器121、小便器25、手洗機134個の汚水を処理する必要があった。このため腐敗槽約48立方米のほか、予備ろ過槽、分離槽、酸化槽、消毒槽、などを備えている。

江戸川アパート建築届関係綴 九年度

資料番号 102210261297
情報所有館 国立科学博物館
所在等 江戸川アパートメント
所在地 新宿区
製作(製造)年 1934
調査機関団体 社団法人 日本建築学会
調査票記入日 2001/07/02
種類 設計図・文献
製作者(社)等 同潤会
資料公開状況 非公開
特徴 建築届に必要な書類をまとめたファイル。昇降機工事の項では、巻き上げモーターやガイドレールなどの詳細な図面が納められている。江戸川アパートメントは国産技術の枠を集めた東洋一のアパートといわれているが、このファイルはそれ詳細に裏付けてくれる貴重書である。
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