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製紙機械用セラミック部品

資料番号 00007
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 製紙用の大型長網抄紙機では、ゴムロールに支えられたプラスチック製の細かいネットが90~300m/秒の速度で走る上にパルプのスラリーが流され、ロールとネットの間の表面張力による負圧が主な吸引力となって脱水が進む。このゴムロールの代わりに断面楔形のアルミナ製のフォーミングボード、ハイドロフォイルを置くと、ネットの裏側から滲み出た水がこれらによりかきとられる。セラミックフォイルを用いることにより脱水速度を早くすることが可能となり、磨耗も少ないことから紙質が向上した。セラミック部品の抄紙機への応用によって紙がより薄くなるとともに表裏差もなくなって、新聞紙の両面カラー印刷が可能となったのである。年代:1965
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磁気ヘッドスライダ

資料番号 00008
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 大型コンピュータ用のディスクメモリなどに使われる磁気ヘッド用のセラミック摺動部品。表面を平滑に仕上げた記録ディスクに対し、セラミックスライダとフェライトコアを組み合わせた磁気ヘッドを用いて信号を読み書きするが、セラミックスライダには加工精度1μmの公差が指定され、当時としては常識はずれの精度で、原料調整から最終加工まで非常に厳しい管理が要求された。その後も磁気ディスクの進化に応じて、材質の開発、改良や加工技術の向上が進められ、その進歩を支えてきた。年代:1966
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サーメット工具

資料番号 00009
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 セラミックスは高温での強度や硬度が高く、切削工具材料としても優れた特性を持つ。しかし、脆さのために切削抵抗の大きい材料を切削するときや、フライス加工のように衝撃の加わるときにはチッピングを生じやすい。そこで、より強靭で耐摩耗性の高い工具材料を求めて、セラミックスとメタルの複合材料である「サーメット」が開発された。中でも、窒化チタンを添加したものは、耐摩耗性と加工面の美しさで、切削工具の主流である超硬合金を凌いで市場の圧倒的な評価を得た。年代:1976
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サファイア・インプラント

資料番号 00010
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 セラミックスが優れた生体適合性を有することから、当社ではセラミックスの生体材料への応用を企図し、大阪歯科大学と共同でまずセラミックス製人工歯根の開発に着手した。焼結アルミナでも人工歯根として十分な強度を得ることができたが、さらに製品の信頼性を高めるためサファイアを使用することとした。サファイアは曲げ強度で1,300MPaと焼結アルミナの約3倍の強度が得られ、サイズの小さい、生体への適合性の高い人工歯根や補綴材の開発が可能となった。サファイアの加工に際しては研削傷による曲げ強度の低下を防止するために独自の精密加工と表面研磨法を開発することで高強度を実現し、科学技術庁から注目発明の栄誉を受けた。年代:1978
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セラミック製人工関節

資料番号 00011
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 人工股関節は大腿骨の骨髄腔に挿入した金属ステムにテーパー嵌合したセラミックスまたは金属ボール(骨頭)と、腰骨にセメント固定した超高分子量ポリエチレン(PE)カップの組合せで構成される。当社ではまず、アルミナ製の骨頭ボールとPEカップを組み合わせた人工股関節を開発した。アルミナボールと組み合わせたPEカップの磨耗は金属ボールと組み合わせた場合の1/2ないし1/5と大幅に低減され、近年の調査でもセラミック股関節は金属製のものに比べて磨耗や損耗が少ないことが報告されている。セラミック製人工関節はその後、より強度の高いジルコニア製が主流となり、人口膝関節、肩関節、肘関節、足関節などが開発されている。年代:1982
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ハイデンシティパッケージ

資料番号 00012
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 米・フェアチャイルド社からの注文に応じて試作された半導体用パッケージ。同社の方針変更のため量産はされなかったが、後のセラミック製半導体パッケージ急成長の嚆矢となったとも言える製品である。25mm角、厚さ0.6mmのアルミナ基板上に高精細な配線層を作り、これを2層密着させて上下の配線を92個のヴィアホールでつなぎ、外部端子が36本という設計で、上層には8個のICが搭載されるというものであった。テープ成形技術や同時焼成技術の確立、テープ組成と回路印刷用インクの最適な組み合わせなど、多くの技術的課題を克服して完成したエポックメーキングな製品であった。年代:1969
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1kDRAM用セラミック多層パッケージ

資料番号 00013
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 米・インテル社が創業間もない頃に開発した1kDRAMに採用されたセラミック多層パッケージ。このDRAMはICメモリが初めて磁気コアメモリを超えて実用化され、今日の隆盛を予告した記念すべき製品である。パッケージは実装面積22.8×7.6mmの3層構造であるが、下層はLSIを密着させるためのダイアタッチ部メタライズ、上層はコバール蓋をロウ付けするシールリング部メタライズのみで、LSIからワイヤボンドする16個のパッドと外部端子を結ぶ信号配線は中層に形成され、3層が封着ガラスによって一体化されるというものであった。年代:1970
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タイムベースモジュール

資料番号 00014
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 水晶振動子とICを一つにパッケージした世界初の発振器。1978年当時としては小型で画期的な製品であり、基準信号発振用としてAV、家電、信号機など各種機器に組み込まれた。最初の製品は水晶振動子と18段バイナリカウンタCMOSを組み合わせ、TO-8型にパッケージしたもので、12Hz~8.0Hzの任意の発振出力が得られるというものであった。年代:1978
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セラミックフェルール

資料番号 00015
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 光ファイバ同士や光ファイバと機器とを接続するコネクタに使われる部品。ファイバの太さは125μmであるが、光信号が通る部分は中心部のわずか9μmにすぎず、信号を確実に授受するために許されるずれはサブミクロンというきわめて高度な位置決め技術の上に、ワンタッチで着脱可能でなければならないという困難な要求を可能にしたのが高精度加工のセラミックフェルールである。外径2.5mm、センター孔径0.125mm、長さ12.7mmの極細パイプを成形し、研磨加工によって外径、センター孔径、同芯度、同軸度とも全長にわたり許容誤差0.5μm以内に保持するという困難な課題を克服して完成したものであった。年代:1984
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セラミックディーゼルエンジン

資料番号 00016
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 窒化珪素製のシリンダ、ピストン、ヘッドプレートを備えたオールセラミックス製の完全無冷却2.8リットル3気筒エンジン。いすゞ自動車との共同開発で、NHKの1982年の正月特別番組で櫻島の溶岩道路を走る、セラミックエンジンを搭載したいすゞ「ジェミニ」が放映され、日本国内に大反響を巻き起こし、ファインセラミックスブームを喚起した。年代:1981
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ガスタービンエンジン部品

資料番号 00017
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 通産省などが主導して発電用や車載用のセラミックガスタービンの開発が開始されたのに伴い、前者では川崎重工業(株)に協力してCGT302エンジンの全セラミック部品を、後者では日本自動車研究所に協力して輻流式ロータなどを開発、提供した。特にCGTでは計画の達成目標であったタービン入口温度摂氏1,350℃、熱効率42%に対して、温度摂氏1,395℃、熱効率42.1%という当時世界最高効率を実現した。年代:1999
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セラミックグロープラグ

資料番号 00018
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 従来の金属製グロープラグは熱伝達が悪いために表面温度の上昇までに10秒程度が必要で、これがエンジン始動の待ち時間になっていたが、これをセラミックグロープラグに置き換えることによって昇温時間わずか2秒と、エンジン始動の待ち時間が大幅に短縮され、ディーゼルエンジン車の進化に大きく寄与した。開発に当たっては、耐熱ショック性に優れた材料の開発、電極材料の選択、成形法の検討など広汎な研究や試行錯誤を経て苦心の末に開発されたものであった。年代:1981
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ターボ過給器ローター

資料番号 00019
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 ターボ過給器にセラミックローターを用いると耐熱金属の約40%である軽量性のために回転レスポンスは著しく改善されるが、セラミックスは脆さと熱的・機械的ショックへの過敏さのためにターボローターのような高応力の用途については信頼性が低いとみなされてきた。しかし当社では、射出成形と固形鋳込み技術の長所を組み合わせた新しいHybrid成形法を確立することによって複雑形状の要求される製品の成形を可能とし、量産化に漕ぎ着けた。年代:1989
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アモルファスシリコン感光ドラム

資料番号 00020
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 精密研磨したアルミ管の表面に、独自開発したRF-CVD装置によってシリコンを蒸着させて作られた、プリンタやコピー機用の感光ドラム。耐摩耗性が高く耐用寿命が長い、長波長光感度が高くLEDや半導体レーザーに適する、光応答性に優れ高速印字に適するなどの特長を持つ。開発に際しては、膜構成や成膜プロセスの検討、成膜装置の開発などあらゆるものを最適化することで量産性を飛躍的に高めることができた。本製品を搭載したプリンタやコピー機は超寿命で廃棄物が減ることから、環境にやさしく、経済的であるとして世界各国で賞用されている。年代:1984
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半導体製造装置用セラミック部品

資料番号 00021
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 プラズマによる成膜技術やエッチング技術の向上に伴い、半導体製造装置メーカーは厳しいプラズマ雰囲気下で安定して使用できる材料を模索し、化学的にも物理的にも安定なセラミック材料の採用を積極的に検討し始めた。これに対応して当社では用途に応じてセラミック材料の高純度化や高緻密化、粒界層のコントロールなどを行い、静電チャック、ハンドリングアームのほか各種の対プラズマ・ハウジングを開発した。当初は高純度アルミナが採用されていたが、不純物汚染やパーティクル発生の低減要求が厳しくなるにつれ、より耐プラズマ特性に優れたイットリアなど反応生成物の蒸気圧の低い材料やこれらを複合化した材料の開発を行ってきた。年代:1985
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温度補償型水晶発振器(TCXO)『KT11』

資料番号 00022
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 温度補償型水晶発振器は水晶振動子およびサーミスタ、温度補償用コンデンサを含む発振回路から構成される携帯電話用の基準発振器である。表面実装化に伴って実用となるハンダリフロー時のドリフトの仕様が極めて厳しく、困難であると考えられていたことから、先発各社が開発を躊躇する中、後発の当社が敢えてチャレンジして、世界で初めて実現させたリフロー対応型の製品である。年代:1994
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薄膜サーマルプリントヘッド

資料番号 00023
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 ファクシミリなど感熱記録方式のプリンタの印字に使用される電子デバイスである。1980年代に入ってファクシミリの急速な普及とともに需要が広がった。アルミナセラミック基板上に薄膜方式で8~24ドットのヒーターを一列に配列し、これを選択的に発熱させることで感熱紙に印字する。本製品の特徴は、伝熱特性を設計した部分グレーズを基板上に施して高品質の高速印字を可能にしたことや、ドライバーICを基板上にフェイスダウンボンドして小型化した点にあった。年代:1980
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再結晶宝石

資料番号 00024
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 天然宝石と同一成分の物質を長期にわたって入念に再結晶してつくられたエメラルド、ルビー、サファイアなどである。天然宝石とまったく同じ化学成分と結晶組織を持っているため、通常の鑑定手段で天然宝石と区別するのは容易ではなく、再結晶のプロセスでは結晶中に不純物や傷が入りにくいことから、天然宝石よりも透明度が高く、より美しい輝きを持つ。年代:1975
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クリエイテッド・オパール

資料番号 00025
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 天然オパールの特徴である「斑(ふ)」と「遊色効果」を人工的に再現することに成功したオパール。オパールの合成には全工程で長期間を要し、特殊な技術を必要とするため、商業ベースで合成に成功しているのは2009年時点で当社のみである。年代:1980
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リボン結晶太陽電池

資料番号 00026
情報所有館 京セラファインセラミック館
特徴 チョコラルスキー法の1変形であるEFG法(エッジ・ディファインド・フィルムフェド・グロース・メソッド)によって作られた太陽電池。太陽電池に使われる薄板状の結晶を製造する方法としてきわめて合理的であることから、当初の太陽電池はこの方式によって製造された。50mm×76mmの太陽電池で平均変換効率10.4%を達成した。その後は、量産性の観点から方針を転換して、鋳造法による多結晶シリコン太陽電池の生産に変わって行った。年代:1976
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