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象嵌青海波魚文陶硯

資料番号 00128
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 長方形の粘土塊を削りだして形造った硯である。表は墨をする「おか」と墨をためる「うみ」の高低をつけ、裏面底部は深く 彫り込んでいる。白土象嵌で青海波文と魚文を配し、全体にかけた透明釉は灰色に発色しているが、おかの中央部は丸く釉がぬぐわれて胎土の褐色をみせてい る。この無釉褐色の部分は使用により磨られたため一種の光沢を帯びている。 :肥後・八代窯 / 17世紀~18世紀前半
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染付蜘蛛巣文八角皿

資料番号 00129
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 皿の内側に呉須で蜘蛛巣を描いた後、呉須による薄濃みを巣の外側に施す。また、口縁部外面に蜘蛛巣の一部を描き、高台畳 付を除く全体に薄濃みを施し透明釉をかけている。高台径は広く、高台内に楷書で「延寶年製」と記され、ハリ目跡が6ヶ所に残っている。中国には、蜘蛛巣と 蜘蛛を描き「喜従天降」とする図案があり、吉兆の意とされる。 :肥前・有田 / 延宝年間(1673~81)
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色絵唐人文輪花皿

資料番号 00130
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 明末のこのような色絵は南京赤絵と呼ばれる。側面を型で菱花形に作り、文様の一部を染付で表した素地を本焼きする。口唇 部に銹釉を施し、高台内に染付で一重圏線と「天下太平」の銘を表すのもこの段階に行う。あらかじめ用意されたこの素地に黒線・赤線で輪郭を引き、赤・緑・ 青・黄の絵具で竹に雲・唐人物・太湖石などを描き、低い温度で焼き付ける。こうした中国の色絵の技術が1640年代頃に有田に伝わって日本の色絵磁器が始 まった。 :中国・景徳鎮窯 / 1620~40年代
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染付竹虎文大皿

資料番号 00131
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 口縁部は三方に窓を配置し松・竹・梅を描き、窓と窓の間には毘沙門亀甲文を地文としている。その内側は二重圏線で区画さ れ、2種類の果木が描かれる。見込には、竹林を背景に2頭の虎が飛び跳ねる様を描き、静的な画面の中に2頭の虎が浮かび上がってみえる。外面にはアヤメ科 の植物などとともに水鳥が1羽描かれる。高台外面には櫛歯文、高台内の二重圏縁内に「寿福」を崩したと思われる銘を書いている。また、ハリ目跡が6ヶ所に 残る。 :肥前・有田 / 1650~60年代
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色絵花鳥文六角壺

資料番号 00132
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 柿右衛門様式の代表的な作品である板作りによる色絵六角壺を模倣した作品。残念ながら蓋は残っていない。焼成原因してい るのか、腰部がへたっている。文様は忠実に写しながらも、曲線を強調する画工のくせがみられ、オリジナルにはない金彩を多用している。底部は平底無釉で、 中央に押印による錨(いかり)の窯印が貼り付けられている。この窯印はチェルシーのなかでも1750年から1753年まで用いられたものという。 :イギリス・チェルシー窯 / 18世紀中葉
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染付草花文皿

資料番号 00133
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 高台内に享保8年(1723)の銘があり、平戸・三川内焼の歴史を知る上で貴重な資料である。釉面はしっとりとしていて 光沢があまりない。銘は染付で「奉納肥前平戸 松浦肥前守内玉置山牧山氏廷林 享保八年卯」と記されている。見込に描かれた菊と桔梗の文様は繊細な表現で あり、17世紀末の柿右衛門様式に通じるものがある。裏面には渦状の蔓をともなう唐草文がめぐっている。高台内にハリ支え跡が1個みられる。 :肥前・三川内窯 / 享保八年(1723)
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染付芙蓉手鳳凰文大皿:VOC銘

資料番号 00134
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 中央にオランダ東インド会社の頭文字「VOC」を組み合わせた社章をあらわしている。この社章はオランダ東インド会社に 帰属するもののサインであり、所有物である倉庫、大砲、旗印などに入れられた。このVOC銘のはいった磁器製品は、各地の商館などで使われるために注文生 産されたものと考えられている。長崎出島の発掘調査で、多くの類品が出土している。 :肥前・有田 / 1690~1710年代
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染付水草文三足付鉢

資料番号 00135
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 外側面に唐花唐草文、内面には水草文が描かれている。釉はわずかに青みを帯び柔らかな印象を与える。呉須の発色がよい が、亀山焼の染付の上手のものはこのような色調が多い。また特徴のある唐草文も亀山焼にはよくみられる。内面の水草文には魚が描かれていないが、金魚を泳 がせるための配慮であろうか。裏面には獣面の三足がつき、高台内にはハリ支え跡が5個みられる。 :肥前・亀山窯 / 19世紀前半
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染付楼閣山水文皿

資料番号 00136
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 口縁部は鍔縁状を呈し、幅広の圏線が二重にめぐる。その内側に如意頭の繋文、櫛歯状の斜線、圏線が三重にめぐる。見込 は、川辺に岩・笹が描かれ、雲間に建物が2軒見え隠れしている。遠景には帆掛舟が2艘みえる。裏面は染付で、口縁下に圏線、三方に三つ星文を入れ、高台内 には「ひせ(肥前)の中の人○○一 くろ仁た(黒仁田)○○衛☆」と記される。高台内には焼成時に道具の上に敷いた砂が多く熔着している。 :肥前・有田 / 1610~30年代
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色絵芭蕉欄干文大皿

資料番号 00137
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 口縁部や区画の文様は、元来、明末の景徳鎮の染付鉢にみられた意匠から変化したものである。肥前・有田産で高台内に「元 禄年製」銘をもつ同様の意匠の皿がある。元禄(1688~1704)頃から金襴手様式の色絵を作るなかでうまれたものとみられる。外面の細かい花唐草文も この頃の有田磁器にみられ、おそらく有田の輸出色絵の写しを景徳鎮で行った例の一つと思われる。染付素地に、赤・緑・黄・金などの色絵具で文様を表す。 :中国・景徳鎮窯 / 1700~40年代
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染付人物山水文皿

資料番号 00138
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 轆轤による成形の後、型にかぶせて変形させ、口縁部を波状にしている。口縁部外面は、一方を四方襷文で埋め、他方は梅の 折り枝を2ヶ所に描いている。見込は、二重圏線内に深山幽谷を背景に雲水らしき中国の人物を描き、人物の傍には鳥籠が描かれている。文人画的な趣味が窺わ れる。口縁部外面には梅花と宝珠が、それぞれ2ヶ所に描かれている。高台内は圏線がめぐり、二重円内に「福」字かと思われる変形銘が書かれている。 :肥前・有田 / 1650~60年代
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色絵雲龍文大皿(低火度焼成)

資料番号 00139
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 素焼素地に低火度彩を施した珍しい作。伝世品にもほとんどこのような作例はみられない。有田の赤絵町遺跡からこのような 素焼素地に直接色絵を施した深皿の陶片が出土している。黒・赤茶・青の線描きで文様を描いたあと、低火度の透明釉を全面に施す。その上に緑・紫の絵具で内 面の龍や外側面を塗り埋めている。見込中央の薔薇文の花は赤い線描きに沿って剥離がみられる。高台内には一重圏線にオランダ東インド会社の社章である VOC銘が記されている。 :肥前・有田 / 1700~40年代
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色絵龍文大皿

資料番号 00140
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 見込に2匹の相対峙する龍、その周りに16匹の龍を表している。とりわけ内側面の龍は絡みあうかのように曲がった姿態を とっているので、グロテスクな印象を与える。この16匹の龍は相対峙する4匹の龍を途切れさせることなく巧妙に四方に描いたものである。裏文様は七宝・宝 珠文が三方に配されている。高台内にはハリ目跡が2個残り、二重圏線がめぐらされる。有田町赤絵町遺跡から同類品の陶片が出土している。 :肥前・有田 / 1690~1730年代
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呉須絵幾何学文瓶(宋胡録手)

資料番号 00141
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 「宋胡録手」は東南アジア、タイの旧都スワンカローク産の鉄絵陶器を手本としたと考えられたもの。白い胎土の上に鉄分の 多い呉須で描くため茶褐色に発色し、鉄絵のようにみえる。胴部は区画したなかをいろいろな幾何学文様で埋める。現在の鹿児島市内にある竪野窯などで宋胡録 手の陶器が焼かれた。この大形の徳利は、表面には透明釉がかかり卵黄色を呈し光沢がある。 :薩摩・竪野窯 / 18世紀後半~19世紀前半
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染付梅花氷裂文壺

資料番号 00142
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 小振りな磁器の蓋付壺全面に、染付で氷の割れた様、氷裂文を描き梅花を散らしている。清朝磁器の影響で、肥前・有田など で用いられた意匠である。幕府領にある高浜焼(天草郡天草町)は、18世紀に九州各地で開窯する磁器窯のひとつで、地元天草の陶石を使い宝暦12年 (1762)に始まる。窯の名を示す染付銘「東肥天艸(草)」が、高台内に記されている。 :肥後・天草 高浜窯 / 19世紀前半
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染付料理文瓶

資料番号 00143
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 18世紀以降、天草陶石が磁器の原料として流通するとともに、九州各地に磁器窯が誕生した。鹿児島を代表する磁器窯、平 佐焼もこの頃に創始された。 ややずんぐりした砧形の平底徳利は、平佐焼に多くみられる器形である。染付で描かれているのは、作法にのっとり料理儀式の定 める俎板(まないた)、包丁、箸、烏帽子、釣竿と魚。無釉の底部には、漆で「吉平」の二文字が記されている。 :薩摩・平佐窯 / 19世紀前半
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色絵花鳥文広口大瓶

資料番号 00144
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 柿右衛門様式の広口瓶を模倣したもの。色鮮やかで明快な絵付が施され、色絵の発色の中で黄色は本歌のそえりょりも明度が 高く、めだっている。高台は畳付付近を一段削り込んでおり、この部分の釉はふき取ったかのように薄い。また、畳付には付着物がみられるのでこうした高台の つくりは台座をつけるなどの細工のためと考えられる。高台内には赤でホルンの窯印が入れられている。 :フランス・シャンティイ窯 / 1725~1800頃
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色絵花盆文八角皿

資料番号 00145
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 有田の古伊万里(金襴手)様式の皿を写したもの。マイセン窯では柿右衛門様式のコピー以外にも古伊万里(金襴手)様式の 模倣もおこなった。意匠は裏文様まで忠実に写されている。金彩が濃く、金属的な輝きが強い。釉は透明感が強く、下絵の染付はにじみ、深い面にあるかのよう にみえる。裏面には三方に菊の折り枝文が配されている。高台内には二重圏線内にマイセンの交差剣の窯印が入れられ、「22」と活字による刻印がある。 :ドイツ・マイセン窯 / 18世紀中葉(1740年代前後)
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色絵唐獅子牡丹文十角皿

資料番号 00146
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 柴垣と牡丹を右方、唐獅子を左方に描く。牡丹花の一部と桜花文に金彩が施されている。口縁部には雷文と紗綾形文が描か れ、間に桜花文が配されている。この桜花文は1個と2個が交互にくりかえされている。素地は乳白色で口部に銹釉が塗られている。裏面は無文であり、高台内 に5個のハリ支え跡がある。 :肥前・有田 南川原山 / 1670~90年代
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色絵唐花文変形皿

資料番号 00147
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 糸切り細工による変形皿で、高台は角のゆるい菱形。波縁の変形のなかに、丸窓を二つ上下に並べてはみ出さすという特異な 形である。七宝文が地文として描かれているが、線を重ねて面にしている点に特徴がある。この七宝文の描かれた陶片が、大川内山の日峰社下窯跡から出土して いる。上絵は赤の線書きに黄と緑の絵具を施す。裏面二方に染付で菊唐草文、二方に唐草文、高台に剣先文が描かれている。 :肥前・鍋島藩窯 日峰社下窯 / 1660~80年代
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