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色絵陽刻牡丹文手付水注

資料番号 00088
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 薄紫・緑・赤・黄を用いて器面を塗っている。発色が沈んでおり濃厚な印象を与える。型押し成形により、文様は陽刻によっ て表され、さらに色絵で加筆されているが、型による線と一致していない部分もある。蓋を伴った伝世例が出光美術館に所蔵されている。この作品も把手側の口 部に小穴があり、本来蓋を伴ったものと考えられる。素地は人形など型押し成形のものに特有のもので、白いが黒い微粒子が多い素地である。高台は貼り付けて いる。 :肥前・有田 / 1660~90年代
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染付高蒔絵牡丹唐獅子文大壺・広口大瓶

資料番号 00089
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 器面のほとんどを高蒔絵で装飾している。高蒔絵による装飾部分の地は無釉である。器高は総高87.4cmと大きく、作 品全体からは装飾性あふれる豪華な印象を受ける。蓋および如意頭形にとった肩および腰部の区画内は、牡丹・菊・花の3種類を配した染付の唐草文で埋めてい る。また高台脇はハート繋文がめぐらされている。つまみの獅子は木製であり、製作当初からあったものかは不明。 :肥前・有田 / 1700~40年代
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染付蘭撫子文輪花皿

資料番号 00090
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 木盃形の皿が多い鍋島の中では珍しい器形である。ロクロで丸い皿を作り、生乾きの時に型に合わせて変形させる型打ちの技 法による。見込の平坦部がやや厚いため、見た目よりも重い。口縁部が外反し、輪花になっている点に特徴がある。元禄(1688~1704)期に現われる伊 万里の器形の影響と考えられる。裏面には三方に折枝文が描かれ、高台には櫛目文を施す。 :肥前・鍋島藩窯 / 1700~30年代
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染付迦陵頻伽文筆管

資料番号 00091
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 筆管すなわち筆の軸を磁器で作るのは、17世紀中葉頃からまれにみられる。迦陵頻伽とは、美女の顔をした鳥で極楽浄土に いるといわれる。この文様が筆の軸に描かれている。線描きは細く丁寧であり、また長い尾羽の間には薄い影のようなぼかし濃みが施されている。類似の陶片が 柿右衛門窯跡から出土している。筆の右端面だけが無釉であることから、窯内では立てて焼成したと考えられる。 :肥前・有田 南川原山 / 1670~90年代
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染付馬文菱形水指

資料番号 00092
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 菱形につくり長辺の隅を落とした水指は、磁器の板造りで、団扇形窓絵には表に2頭、裏に1頭の俊馬を染付で描く。日本の 茶人が愛した中国製の「古染付菱馬水指」を手本に焼かれたもの。本来は共蓋だが、失われてない。底部は平底で無釉、中央に染付銘「須ゑ(恵)」が入る。青 味を帯びた透明釉の美しさは、黒田藩御用の優品を生んだ須恵焼の端正で格調高い魅力を伝えている。 :筑前・須恵窯 / 18世紀後半~19世紀初
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色絵蓮池鷺文皿(呉須赤絵)

資料番号 00093
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 16世紀に青磁にかわって染付が磁器の主流になると、福建南部でも染付生産がさかんになる。そのなかにわが国で呉須手と 呼ぶ独特の磁器があり、色絵を施したものを呉須赤絵という。これらは輸出港・仙頭(スワトウ)に因んで欧米ではスワトウ・ウェアと呼ばれる。最近、その中 心的窯が福建省しょう州で発見された。江西省景徳鎮窯の色絵磁器と異なり、材料の欠点を化粧掛けで補い、粗放な作行である。赤が強調された豪放な絵付は肥 前色絵に影響を与えた。 :中国・ショウ州窯系 / 1590~1630年代
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染付柳鷺文台付大皿

資料番号 00094
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 口縁上面には染付の圏線がめぐり、端部は短く折り曲げられる。口縁部内外面は、2ヶ所に雷文を描き濃みを施している。見 込には、雪の積もった柳に鷺が2羽描かれる。台には日足文が透彫されるが、2ヶ所は八日足、1ヶ所は七日足になっている。この透彫と透彫の間に染付で如意 雲文を描き、台下部にも染付で雷文が描かれている。高台畳付は露胎であり、器表や台の内側には貫入がみられる。鉢と台を別々に作り、接合している。 :肥前・有田 / 1650~70年代
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色絵花鳥文六角壺

資料番号 00095
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 6面に鳳凰文と花卉(かき)文が交互に描かれている。蓋と肩部には三方に窓が設けられ、鳳凰が描かれている。成形は板作 りの技法により、6面の粘土板が接合されている。この作品と同様のものが、ドイツのマイセン窯やイギリスのチェルシー窯で18世紀に倣製されている。金具 はヨーロッパでつけられており、蓋の金具のほか、六足の金属台がある。類品がイギリスのメリー女王のコレクションとして知られるハンプトンコート宮殿所蔵 品にある。 :肥前・有田 南川原山 / 1670~90年代
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色絵巻軸文皿

資料番号 00096
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 巻軸を8本放射状に並べ、間に菱花文を描く。色使いは染付による藍色と、上絵の赤・黄・緑からなる。巻軸が染付で太く描 かれているためそれで画面が区画されている。また軸の紐と菱花があざやかな赤で描かれ、リズミカルな装飾効果を出している。見込を白く抜く構図は鍋島の中 では比較的多い。形は典型的な木盃形である。裏面には六つ玉の七宝文を三方に配し、高台には櫛目文がある。 :肥前・鍋島藩窯 / 1700~20年代
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色絵椿文皿

資料番号 00097
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 椿を画面いっぱいに描くが、文様が画面からはみ出す描法は鍋島ではよく用いられる。これにより文様が大きくのびやかにみ える。椿の幹は染付のみで表現され、葉は染付と上絵の黄と緑、花は上絵の赤で描かれている。椿の花は白と赤の2種が描かれており、白は線書きだけで表され ている。裏面には三方に六つ玉の七宝文、高台に櫛目文がある。 :肥前・鍋島藩窯 / 1700~20年代
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色絵龍虎文輪花皿(柿右衛門様式)

資料番号 00098
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 竹に巻きついた龍と地に踊る虎が向い合う構図。中心には柿右衛門様式によくみられる梅の文様が描かれている。龍と虎は赤 と金の彩色であり、柿右衛門様式の中では特異な色使いである。皿の形は十稜の輪花で、乳白色の上質な素地である。口部には銹釉が施されている。裏面に文様 はなく、高台内に小さなハリ支え跡が5個みられる。 :肥前・有田 南川原山 / 1670~90年代
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染付芭蕉草花文柑子口大瓶

資料番号 00099
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 頸部から胴部に捩った縦筋が篦彫りにより施されているが、頸部の縦筋は描かれている矢羽根文様と一致している。頸部が切 られ、金属による細工が施された同類品がトルコのトプカプ宮殿に所蔵されている。胴部に大きく芭蕉を3本描き、その前に大きく穴のあいた太湖石を表す。周 囲はさまざまな花卉文で埋めている。釉は青みを帯びており、胴部から腰部にかけて貫入がはいる。容量は約6リットル。 :肥前・有田 / 1660~70年代
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色絵薄瑠璃唐花文菱形皿

資料番号 00100
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 薄瑠璃を掛け残した窓に唐花唐草文を描く。赤い色で輪郭線を描くのは、初期のものに多いが、この作品も赤で文様を縁取 り、内側に黄色と緑色の絵具を施す。成形は糸切り細工で、高台は菱形の貼り付け高台である。裏面四方に唐花唐草文、高台に蓮弁文が染付で描かれている。さ らに表の薄瑠璃が裏面に流れている。 :肥前・鍋島藩窯 / 1660~80年代
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染付鉄釉秋草文茶碗

資料番号 00101
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 胴部に染付で秋草を描いた茶碗。器面の三分の二に透明釉、残りに飴色の鉄釉を掛け分けている。胴部には染付線で区画した 面を設け、そこに染付で秋の風情を思わせる草花を描いている。鉄釉の飴色に染付の青が映えてみえるが、全体としては落ち着いた雰囲気を醸し出している。胴 部は軽く押さえられ、沓型に近い形態をなしている。高台畳付を除く全面に施釉されている。 :肥前・有田 / 1630~40年代
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染付銹釉飛鉋文瓢形瓶

資料番号 00102
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 瓢形瓶の下半分を茶筅形に作っている。胴上部2ヶ所、胴上部と胴下部の繋ぎ目および肩部を残して銹釉を施し、その後、口 縁部外面に呉須による濃みを施し、最後に器面全体に透明釉が施されている。胴上部と胴下部の繋ぎ目には沈線が2条入り、また銹釉を施した跡に飛鉋による列 点を入れており、17世紀中葉の類例は少ない。高台部外側面には手跡を残し、高台畳付の断面は丸く、露胎である。施釉・器形ともに変化に富んでいる。 :肥前・有田 / 1630~50年代
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銹釉染付梅樹文皿

資料番号 00103
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 有田では1630年代頃から青磁や鉄釉の地に抜いて、そこに染付で文様を表す磁器を少なからず生み出した。当初は釉を掻 き落として表現する方法もみられたが、のちにはマスキングして抜く方法が行われる。この皿も呉須で梅の枝・花・蕾を描き、梅花部分をマスキングして銹釉を かけ、その部分だけ透明釉を施す。銹釉の下の呉須は黒く発色し、透明釉の下の呉須だけが青くなる。口唇部に瑠璃釉を施す。 :肥前・有田 / 1650~70年代
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染付三階松文皿

資料番号 00104
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 松葉文を三層にしたいわゆる三階松の意匠を皿の形にしたもの。成形は粘土の板を型にあわせ、高台を貼り付ける糸切り細工 による。器面は松葉の輪郭線にそって凹凸がつけられている。また松の枝は余白の部分が透しになっている。松葉は緻密に細く線書きされ、その上から全体に濃 みが施されている。裏面は三方に唐花唐草文が配され、高台には櫛目文が描かれる。 :肥前・鍋島藩窯 / 1690~1730年代
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染付蓮文三足付香炉

資料番号 00105
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 天保13年(1842)の紀年銘をもつ。背面には「為當眼院菩提施入之」と記され、その右側に「崎陽於亀山製」、左側に 「天保十三壬寅歳八月八日 施主青木貞幹」と書かれている。「崎陽」とは長崎のことである。蓮文の線書きは丁寧であり、濃みの表現も豊かである。底部は丸 く仕上げられ、三足がつけられている。 :長崎・亀山窯 / 天保十三年(1842)
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色絵草花文菊花形皿

資料番号 00106
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 古伊万里(金襴手)様式の皿を写したもの。染付の発色は暗く、にじみがみられる。十六弁の菊花形であり、対角の花弁に同 じ文様を配している。色絵の発色は本歌とは微妙に異なり、一部には本歌にはみられないようなピンク色などが使われている。金彩は厚く、線は盛り上がり、金 属的な光沢が強い。高台内には「大明嘉靖年製」銘が二行で記されているが、明嘉靖の3文字には誤りがみられる。 :イギリス・ウースター窯 / 18世紀後半
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染付松竹果木文瓶

資料番号 00107
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 一面に湾曲した根元を持つ松の木とその根元から伸びた竹、他面には実をつけた南天と思われる果木を描いている。いずれも 呉須の発色が鮮明な藍色を呈し、白い器表に映えている。口縁内部から胴上部にかけて貫入がみられる。最大径が胴裾部にあり、朝鮮王朝時代の瓶によくみられ る形態である。高台畳付は内傾する平坦面で、露胎である。 :肥前・有田 / 1620~40年代
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