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染付傘婦人文皿

資料番号 00048
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 色絵傘婦人文皿(収蔵番号311)の皿が色絵であるのに対し、これは染付で描かれている。色絵の方が原画に忠実であり、 この作品は花文の文様帯と草むらに簡略化がみられる。また、染付では表現しきれなかったのか、婦人の着物の柄はなく、無地である。器形は少し厚めであり、 この点は色絵の作と共通している。色絵と同様に、裏面には七方に虫文が配されている。高台内にハリ目跡が4個残る。 :肥前・有田 / 1730~40年代
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色絵傘婦人文皿

資料番号 00049
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 アムステルダムの画家コルネリス・プロンク(Cornelis Pronk 1691-1759)はオランダの東インド 会社と契約し、中国に注文するための磁器デザインを手掛けた。この皿は彼のデザインの一つ、1734年の「パラソルレディー」をもとに制作されたもの。デ ザインの原画がアムステルダム国立博物館に所蔵されている。原画では見込の婦人像が中国人であるのに対し、有田の製品にはよくみられる日本婦人が描かれて いる。高台内にハリ目跡が3個残る。 :肥前・有田 / 1730~40年代
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色絵瓢箪鯰童子置物

資料番号 00050
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 童子が瓢箪で鯰を押さえつけようとしている姿は、「瓢箪鯰」の話からとられた題材と考えられ、要領を得ないとりとめのな いという喩(たとえ)を意味する。各部分は型を用いて別々に成形され、それらを結合して一体化されている。鯰の底は中空で、体内に補強用の壁が3枚つけら れている。全体に本焼きの焼成が甘く、釉に細かな貫入がはいり、その部分は薄茶色にみえている。 :肥前・有田 / 1670~1700年代
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染付鶏花蝶文水注

資料番号 00051
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 ハッチャー・ジャンクと呼ばれる南シナ海発見の沈没船から引揚げられた多数の中国磁器の中に類似の器形・文様が見出せ る。この引揚品の中に崇禎16年(1643)と推測できる紀年銘磁器があり、崇禎頃の輸出磁器とみられる。17世紀後半に有田が輸出用手付水注を作るが、 その際に、こうした中国磁器を手本とした。主文はバラに蝶・寿石・竹・菊・鶏・粟を胴部に描き、頸部に梅・蘭・椿・竹の折枝を染付している。 :中国・景徳鎮窯 / 1640年代頃
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色絵龍鳳文輪花皿

資料番号 00052
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 厚手でしっかりとした作りの皿で、龍と鳳凰、牡丹、散らした丸文が濃厚な色彩で描かれ、絵具の色調から、幕末期の製品と 考えられている。高台畳付に四角い凹みをつくり、その中に染付の「酒柿(さかがき)」という銘が入れられているが、酒井田邸の表採品や、酒井田家が参加し ていたと考えられる南川原窯ノ辻窯から同じ銘をもつ同種の皿の高台部分が出土している。このような「酒柿」銘をもつ製品は、ほかに染付の角皿などが知られ ている。(公文信男氏寄贈) :肥前・有田 南川原山 / 1810~60年代
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白地象嵌花文瓶

資料番号 00053
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 陶土に白い精土を用いるか、もしくは陶胎の全面を白化粧でおおい磁器を模したやきもの「白薩摩」は、薩摩領内各地の陶器 窯で作られた。竪野窯のこの徳利は、素地自体が白く、スタンプ印刻文と掻き落しの線刻文を施したあと、彫り痕に黒色の粘土をすり込み表面をぬぐう象嵌技法 が効果的である。薄い透明釉をかけて焼かれた器表面はなめらかである。 :薩摩・竪野窯 / 17世紀後半~18世紀
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色絵桜樹文皿

資料番号 00054
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 桜花はすべての線書きで表現され、線書きのみの赤が軽快さを生み、花の数が艶やかさを醸し出している。画面に桜樹をめぐ らすこの構図は、鍋島の図案帳に同種のものがある。樹根の表現にも特徴があり、この種の表現は梅樹の場合も用いられている。裏は三方に七宝結び文を配し、 高台には櫛目文を描く。七宝文は、六つ玉からなり、中心部の四つは重なりあうタイプである。 :肥前・鍋島藩窯 / 1700~20年代
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白釉藍彩唐人文柑子口瓶

資料番号 00055
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 17世紀のヨーロッパでは磁器が生産できなかったことから、錫釉による白い陶器で東洋からの磁器を模倣した。この作は中 国・景徳鎮窯の染付柑子口瓶を写したと考えられる。デルフト陶器に特有の水色に発色する釉薬に青料で山水と唐人を描く。青料は細かい水玉状に白く弾かれた ように発色しており、これもデルフト陶器によくみられる特徴である。高台内に「ニ」としるされているが、おそらく窯の印であろう。 :オランダ・デルフト窯 / 17世紀後半(1660~70年代)
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色絵ケンタウロス文皿

資料番号 00056
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 ギリシア神話に登場する半人半馬の怪物ケンタウロスを描いている。ヨーロッパからの注文品として作られたものであろう。 赤による線描きが細く、丁寧な絵付である。皿の内側面には獅子・虎・猪・馬・首輪をつけた洋犬などの獣類が描かれ、唐花唐草文の中に見え隠れするかのよう な描き方がされている。裏面には四方に上絵付の赤・金で菊・牡丹の折枝文が描かれ、高台内は一重圏線がめぐらされ、ハリ目跡が4個残る。 :肥前・有田 / 1700~30年代
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色絵花鳥文皿

資料番号 00057
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 余白を生かした緊張感のある構図である。線書きは、梅の花と鳥の胴部を除けば、すべて上絵の黒による。その黒い輪郭線の 内側に緑と青と黄色をのせてゆくが、梅の幹は青で梢は緑というように、細やかな配慮がなされている。また花弁の一部に金彩が用いられ、赤い花とのバランス を保ちながら、華やかさを加えている。裏面は無文であり、高台内には6個のハリ支え跡がある。 :肥前・有田 南川原山 / 1670~90年代
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白釉藍彩花盆文髭皿

資料番号 00058
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 上部に穴が二つあけられ、下部は半円状に口縁部を切っている。この器形はヨーロッパで髭を剃る時に用いられることから髭 皿と呼ばれる。髭皿は有田で輸出用に作られた。この作品は18世紀前半に作られた有田の製品をデルフト陶器で写したもの。口縁部には有田でよく用いられた 粟鶉文や菊唐草文が表されている。むらのある錫釉には貫入がはいり、素地が見えている部分がある。裏には梅の折り枝文が二方に施される。 :オランダ・デルフト窯 / 18世紀前半(1700~40年代)
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色絵金彩鳳凰文瓶

資料番号 00059
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 精選された淡黄色の陶胎に金彩を施した薩摩焼は、「白薩摩金襴手(しろさつまきんらんで)」と呼ばれて幕末から明治 (19世紀)にかけて好評を博し、ヨーロッパへも盛んに輸出された。透明釉をかけた素地に、多彩な上絵で鳳凰文を描き、さらに金彩で文様の輪郭線をとり、 豪華な一対の瓶を作りだしている。高台内には桜花印と濃紫の上絵具で「磯焼」の銘が入る。島津藩の庇護を離れて独立した、仙巌窯の意欲あふれる名品であ る。 :薩摩・磯仙巌焼 / 19世紀末
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色絵松竹梅文鮑形皿

資料番号 00060
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 型打成形により鮑形にかたどった皿。器壁は厚手である。見込中央の扇面は画面左端が切れた状態に表し、なかに松竹梅を描 いている。その扇面と重なり、一部が見えるかのように牡丹を表す。鮑形のへりに沿って赤地の桜花流水文があしらわれ、扇形と鮑形をひとつのまとまりに締め ている。裏面は葵の葉を配した唐草文で埋めている。高台内には二重圏線をめぐらし、中央にいわゆる渦福銘を入れる。ハリ目跡が4個残る。 :肥前・有田 / 1690~1730年代
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色絵牡丹文壺

資料番号 00061
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 撫肩で、丸みの強い蓋付壺。器面を赤線で区画し、胴部におおぶりの牡丹を描いている。牡丹は正面、横向き、蕾などで表現 されている。線描きの黒線は、色絵具がのっていない部分の多くが失われているため破線となる。上絵の赤もかなり色落ちしているが、緑・黄・青色はよく残っ ている。腰から下の部分には全体的に細かい貫入が入る。補修はあるものの、蓋が残存している。輸出初期の色絵壺として貴重な資料である。 :肥前・有田 / 1655~70年代
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染付柘榴花鳥文大瓶:L:G.

資料番号 00062
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 輸出向けの大瓶であり、ガリポットと呼ぶ薬瓶といわれてきた。口部に凸帯をもち、胴部が球形を呈するこの器形はヨーロッ パのガラス瓶にもみられる。胴部に丸窓を設け、なかに「L:G.」とアルファベットの銘を入れるが、意味は不明。この型式の瓶にはこのようにアルファベッ トを伴うものがみられる。丸窓のまわりは牡丹、柘榴に鳥を配した文様を描く。頸部には花文と草文を交互に描いている。高台内に目跡が4個残る。 :肥前・有田 / 1670~1700年代
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染付草花文大皿

資料番号 00063
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 内面は窓絵を配置しているが、その数は9個と変則的である。窓には梅・松・牡丹・朝顔などの草花文を描き、窓と窓の間は 四方襷文・亀甲文・青海波文・七宝繋文などで地文とする。この内側に唐草文、さらに二重圏線内に水辺の草花を描いている。裏面には一本線の茎を繋いだ牡丹 唐草文を描く。高台内は圏線がめぐり、二重方形枠内に篆書による「福」字銘を書いている。また、ハリ目跡が7ヶ所に残る。 :肥前・有田 / 1650~60年代
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藁灰飴釉掛分舟形手付皿

資料番号 00064
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 雅趣のある小代焼は、茶席で愛好された。轆轤成形後、皿の両辺を切り落とし、舟形に仕立て、紐状の粘土で手をつけた菓子 器である。高台には、1ヶ所刻みをいれて切高台とし、高台内は篦で渦状文を施す。織部風の意匠から「掛け分け」としたが、実際は鉄漿をかけ、一部に薄く土 灰釉を施し、半分に白色の美しい藁灰釉を流したものである。見込と高台畳付に赤貝のような貝目痕が残る。 :肥後・小代窯 / 17世紀
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銹釉花唐草文瓢形瓶

資料番号 00065
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 胴部に文様を彫り込んだ瓶である。胴部全体に銹釉を施し、その上から花唐草文を線彫りにしている。さらに花の中心部分に 瑠璃釉を施し、典雅な趣が伝わる。胴部下位に2条の沈線を線彫りでめぐらせ、その下に蓮弁文を連続して線彫りで表す。高台内にも銹釉が施されているが、高 台畳付は幅狭く削り露胎としている。銹釉の製品は有田町山小屋窯跡、長吉谷窯跡、下白川窯跡などから出土している。 :肥前・有田 / 1660~1700年代
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染付銹釉茄子文皿

資料番号 00066
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 画面いっぱいに茄子文を配す。茄子文の背景には銹釉が施されている。茄子の蔕(へた)は粗い筆触(ひっしょく)で描か れ、花菱文は形が不揃いであり、文様の描き方あるいは裏文様の粗い筆使い、その輪郭線からはみ出した濃みなど、鍋島の初期的な要素がみられる。裏文様は全 面に五つの唐花を配し、間を唐草で繋ぐ。高台には四方襷状の文様をめぐらす。器形は浅く平たい。 :肥前・鍋島藩窯 / 1660~80年代
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鉄絵草文碗

資料番号 00067
情報所有館 佐賀県立九州陶磁文化館
特徴 胴は直線的に広がり、高台は高く、断面台形状に削り出されている。外面の二方に鉄絵で唐草文を表し、内外底を除き透明釉 を施す。見込と外底を無釉とし、直接重ねて焼く方法や、器形等は、同じ頃沖縄にたくさん輸入されていた中国の福建・広東地方で焼かれた粗製の染付碗の影響 を受けたものであろう。琉球では18世紀になると肥前磁器よりも中国磁器とともに琉球産陶器の比重が高くなり、生産も盛んとなる。 :琉球・湧田窯 / 17世紀後半~18世紀前半
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