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南蛮船上商いの図

資料番号 00001
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 江戸時代の南蛮貿易の様子が描かれた絵画で、カンバス(絵を描く支持体)に革を用いている。16世紀半ばから18世紀頃に使われていたガレオン船(帆船:軍艦や商船として運航)、その船上で商売をしているポルトガルに中国人たち、港から海上を眺める人々などが力強く描かれている。ポルトガル人との貿易の様子を描いた絵画であったはずなのに、掲げた旗がオランダ国旗になっているのは、日本が鎖国となった後、ポルトガル国旗の上からオランダのものに塗り替えられたと考えられる。年代:16世紀半ば~18世紀
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ガリポット

資料番号 00002
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 17世紀頃、オランダ東インド会社が有田の窯元に作らせた陶器で、薬や香料入れとして用いられた。胴体に染め付けられた『VOC』の文字は、社名の『VereenigdeOostindischeCompagnie』の頭文字をデザイン化したもの。伊万里の港から積み出され、関連会社の病院や薬局がある国々へと運ばれた。年代:17世紀
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アルバン・アトキン薬局

資料番号 00003
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 イギリスはロンドンの郊外に実存していた薬局で、開店は約100年前。閉店から半世紀以上が過ぎるその古い薬局の店内をそっくりそのまま移設し、再現。勤務していた数名の薬剤師は、病状に合わせて薬を処方、調合していた。当時のイギリスの薬剤師は、医師から独立した地位を認められていた。薬の他にも日用品、化粧品なども陳列しており、店内には約2万点の資料(薬品類)が残っている。年代:1900年頃
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ベラドンナチンキ

資料番号 00004
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 ベラドンナ(ナス科)の根から抽出し、濃縮したエキス剤。鎮痛・鎮痙・鎮咳・止汗薬。有効成分にアトロピンを含み、瞳孔を拡げる作用がある。そのアトロピンの副作用を美への追求に用いたのが中世ヨーロッパの女性たちで、ひと時だけでも大きく魅力的な瞳に見せたいとの願いから点眼する者もいたと言う。年代:1900~1950年
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ジギタリスチンキ

資料番号 00005
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 ジギタリス(ゴマノハグサ科)の葉を60℃以下で乾燥させ、細切りにした後、抽出したエキスを濃縮したもの。強心・利尿薬。栽培はヨーロッパのほか、日本でも行われていた。有効成分にジギトキシン等の強心配糖体を含み、心臓の筋肉の収縮を強化するため、うっ血性の心不全に用いられる。年代:1900~1950年
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シュメールタブレット

資料番号 00006
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 メソポタミア地方(現在のイラク辺り)・ニップルより出土した粘土板(複製品)。表面に楔形文字が刻まれており、“シュメールタブレット”、または“クレイタブレット”と呼ばれる。紀元前3000年頃、この地に文明を築いていたシュメール人の医師によって書かれたもので、文明史上で最も古いくすりの作り方の記録。展示している粘土板には、内服薬、湿布薬などの作り方が記されている。年代:紀元前3000年のものの複製
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ファイバースコープ

資料番号 00007
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 1962(昭和37)年に、アメリカより輸入された内視鏡(ファイバースコープ)。その時、輸入された数は5台で、こちらの1台は外科医武石明治氏(筑紫野市在住)が約130万円で購入したもの。当時の130万円は、現在の1千万円に相当する。当時、最新であったアメリカ製のファイバースコープの導入によって、現在最も一般的なX線を併用する胃潰瘍・胃癌などの正確な診断法が確立された。年代:1962年
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神農像

資料番号 00008
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 別名を炎帝と言い、古代中国に実在した皇帝。農業と医薬の神として、中国では広く知られている。草を口に含んでいるさまが絵画や彫刻の題材(モチーフ)となっているのは、自らで植物などを服用して、その有効性・安全性を探り、体験から得た確かな薬物療法を人々に教えたとされているから。中国のみならず、日本でも薬業関係者には信仰されてきた薬の神様。この掛け軸は、配置売薬業を商いとしていた家で大切に所有されていたもの。年代:明治期
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白澤(はくたく)

資料番号 00009
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 中国の伝説に登場する神獣で、6本の角と9つの眼を持つ牛のような姿をしている。徳の高い治政者の世に現れるとされ、人の言葉を理解し、病魔を防ぐ力があると謂われている。日本に伝わったのは平安時代。江戸時代には、旅行中の病気や厄除けのお守りとして、白澤の絵を懐に携え、旅する習慣があったとされている。栃木県日光市にある日光東照宮では、白澤の図を見ることが出来る。
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本草綱目

資料番号 00010
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 中国の博物学者・李時珍(りじちん)によって編纂された本草の解説書。現在の図鑑に近い。1892種の本草が16部60種に分類され、詳しく解説されている。初版本を「金稜本」(全52巻)といい、1596(慶長元)年に刊行。こちらの「江西本」は第2版として全36巻にて1653年に刊行されたもので、江戸時代の初期に伝わり、日本の本草学に大きな影響を与えた。年代:1653年
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煎り鍋

資料番号 00011
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 ドクダミやオウレンなど、自家調達した生薬を炒って、乾かすための道具。大きく重いため、生薬を取り出しやすいように掻き出し口がついている。こちらの炒り鍋は、江戸時代末期頃まで当地(佐賀県鳥栖市田代)の売薬業者である重松家で使用されていたもの。直径87cm、深さ14cmの鉄製。年代:江戸末期~明治初期
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片手切り

資料番号 00012
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 生薬である薬草を刻む道具。片手盤とも呼ばれた。木製の台部(円柱)に支柱があり、その支柱部分に包丁の先端を差し込み、テコの原理にて生薬を刻む。台部(木製の円柱)の上辺がギザギザなのは、包丁を使っていくうちに木が筋状に削れてしまったから。一部だけが削れすぎてしまうのを防ぐため、台部は規則的に回転させた。包丁もよく使用する部分の刃が減っている。年代:江戸末期~明治初期
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両手切り (もろてぎり)

資料番号 00013
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 片手切りと同じく、生薬である薬草を刻む道具。弓型の刃の両側に木製の取っ手が付いている。その刃には重石が付いていて、弓型の刃を左右に揺らすと、石の重さで硬い生薬を刻むことが出来た。双手切りとも呼ばれた。片手切りなどで裁断した生薬をさらに細かく刻む時に使用した。両手切りの刃は鍛冶屋が、石は石工によって加工された。いずれも当地(佐賀県鳥栖市田代)の職人が手掛けたもの。年代:江戸末期~明治初期
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薬研

資料番号 00014
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 片手切り・両手切りなどで刻んだ生薬を粉状にする道具。昔の製薬には、欠かせなかった道具の一つ。V字形の溝に生薬を入れ、円盤をきしらせるように転がすと擂り潰せる。平安時代末期ごろには使われていたようで、薬研の溝の形から『薬研堀』、『薬研彫』、『薬研馬鍬』などの言葉が生まれた。年代:江戸末期~明治初期
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碾き臼

資料番号 00015
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 生薬を粉末に擂り潰す道具。薬研で粗めにすり潰したものをさらに細かな粉末(散薬)にすることが出来た。また、薬をつくるときの他、大豆や抹茶を挽く際にも使用した。昭和20年代までは日本の農家などで広く活用された道具だった。
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乳鉢 ・ 乳棒

資料番号 00016
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 粗く刻んだ薬草をすり潰す道具。また、数種の薬剤を調合するの時にも使用した。磁器、ガラス、鉄、石など用途によって材質を使い分けた。乳鉢は内側の表面が滑らかなものが良品で、穴やすき間があると均等に粉砕・調合されない。また、乳棒は、通常、乳鉢と同質のものを使うが、鹿の角を乳棒とすることもある。年代:江戸末期~明治初期
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箱篩い

資料番号 00017
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 粉末(散薬)の粒の大きさを均一に整える道具。箱形、蓋付きで、粉が周りに飛び散らないようになっている。篩う際は、箱に蓋をかぶせ、取っ手を押し引きして使う。その時にゴトゴトと音を立てることから、当地(佐賀県鳥栖市田代)では”ゴトゴト”という名で呼ばれることもあった。年代:1859年(安政6年)
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竿秤(さおばかり)

資料番号 00018
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 さお(衡)の片方には重さを量るものを乗せた皿、もう片方には錘(おもり)、その二つを竿のバランスによって計量する道具。小型のものは厘秤(りんばかり)と呼ばれ、服用する薬の一回分を量る際に活用した。年代:江戸末期~明治初期
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こね鉢

資料番号 00019
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 丸薬(丸い粒状の薬)を作る際、粉末になった数種の生薬を調合し、粘土状に捏ねる道具。陶器製が主流だが、木製もある。少量の調合の場合、乳鉢を代用品とすることもあった。粉末にした主原料につなぎ(米粉、蜂蜜など)、デンプンなどを混ぜ、少量の水を加えながら練り合わせた。年代:江戸末期~明治初期
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バラ

資料番号 00020
情報所有館 中冨記念くすり博物館
特徴 製丸(原料を粒状に丸める作業)や丸薬に色づけする際に用いた道具。形状は大型の笊(ざる)。特徴は底面の中央部が山型になっていて、笊の円周は溝になっている。色づけするには、バラに丸薬を入れ、そこに朱などの染料をまぶし、均等に色が付くようバラを揺すった。年代:江戸末期~明治初期
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