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大型排熱回収複合サイクル発電所 MS9001B

資料番号 903090420010
情報所有館 国立科学博物館
所在等 東日本旅客鉄道(株)川崎発電所
所在地 川崎市
製作(製造)年 1981
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 その他(受注生産機)
製作者(社)等 (株)日立製作所
資料公開状況 非公開
特徴 1980年代の首都圏の輸送力増強や東北・上越両新幹線の開業等による電力供給量の増大に対応するため、日本国有鉄道(現、東日本旅客鉄道(株))川崎発電所に国内では初となる大型ガスタービンによる本格的な排熱回収式コンバインドサイクル発電所が建設された。この新1号機は、ガスタービン1台、排ガスボイラ1缶及び蒸気タービン1台で構成され、旧1号機に比べ、出力が2.3倍、熱効率では25%増(相対値)と、大幅な性能改善が図られた。主機であるガスタービンには、当時の最大容量機であった1,000℃級日立- GE MS9001B形(定格出力:100MW)が採用された。新1号機は、1981年4に営業運転を開始し、現在も稼働中である。

「豊富」ガスタービン(本体、発電等の銘板)

資料番号 903090420011
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士電機システムズ株式会社
所在地 川崎市
製作(製造)年 1957
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 その他(銘板)
製作者(社)等 富士電機製造(株)(現、富士電機システムズ(株))
資料公開状況 非公開
特徴 富士電機製造(株)(現、富士電機システムズ(株))は、電力網末端地域への電力供給強化を図っていた北海道電力(株)より、2,000kWガスタービン発電設備を受注した。エッシャ・ウィス社(スイス)との技術提携のもとに製造されたガスタービンは、豊富発電所に納入され1957年11月、我が国初のガスタービン発電所として営業運転を開始した。このガスタービンは、燃焼器を持たない密閉サイクルガスタービンで、作動流体(空気)の加熱は、空気加熱器(強制貫流形輻射形)で行う。1976年2月に廃止されるまで、約125,000時間の運転を記録した。現在、「豊富」ガスタービンの本体、主減速装置及び発電機の銘板が保存されている。

試作3,000PSガスタービン M-31-1

資料番号 903090420012
情報所有館 国立科学博物館
所在等 三菱重工業(株)高砂研究所
所在地 高砂市
製作(製造)年 1959
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 試作品
製作者(社)等 新三菱重工業(株)(現、三菱重工業(株))
資料公開状況 非公開
特徴 このガスタービンは、1959年、ウェスチングハウス社(アメリカ)との技術提携に先立ち、新三菱重工業(株)(現、三菱重工業(株))が独自に開発したガスタービンである。この開発によって、開発設計、加工、製作、組立等全般にわたる基礎技術が培われた。三菱重工のガスタービン事業の原点とも言える歴史的ガスタービンである。 (主要仕様)出力:3,000PS、圧力比:4.9、タービン入口ガス温度:732℃、流量:22.6kg/s、回転速度:8,500rpm

MW-171形ガスタービン MW-171G

資料番号 903090420013
情報所有館 国立科学博物館
所在等 三菱日立パワーシステム株式会社 高砂製作所
所在地 高砂市
製作(製造)年 1963
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 その他(受注生産機)
製作者(社)等 新三菱重工業株式会社(現:三菱日立パワーシステム株式会社)
資料公開状況 非公開
特徴 新三菱重工業(株)(現:三菱重工業(株))がウェスチングハウス社(アメリカ)と技術提携し製作した商用ガスタービンの第1号機。1963年、旭硝子(株)千葉工場に納入された12MWガスタービンで、当時のオープンサイクルガスタービンとしては国内最大容量機であった。燃料として重油及び天然ガスを使用し、タービン入口温度は約700℃、ガスタービンの排熱を回収してプロセス蒸気を発生するための排ガスボイラも設置された。約40年間、25万時間以上運転され、2000年に廃止された。
未来技術遺産登録年度 2014
未来技術遺産登録番号 00146
未来技術遺産登録区分 第二種
未来技術遺産PDF資料 PDF

MW-191形ガスタービン(ロータ) MW-191G

資料番号 903090420014
情報所有館 国立科学博物館
所在等 三菱重工業(株)高砂製作所
所在地 高砂市
製作(製造)年 1971
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 その他(受注生産機)
製作者(社)等 三菱重工業(株)
資料公開状況 非公開
特徴 このロータは、三菱レイヨン(株)豊橋事業所において、1971年から15年間、101,538時間にわたり運転されたMW-191形ガスタービン(出力:14,000kW)のロータである。このガスタービンには、排ガスボイラも設置されており、発電と同時に、ガスタービンの排ガスによって工場用プロセス蒸気を発生する、いわゆるコージェネレーション(電熱併給)プラントとして運用された。燃料としてC重油を使用しており、ガスタービンへのC重油適用についての技術の蓄積に貢献した。

「北斗丸」500馬力タービン

資料番号 903090420015
情報所有館 国立科学博物館
所在等 三菱重工業(株)長崎造船所史料館
所在地 長崎市
製作(製造)年 1954
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 その他(試験機)
製作者(社)等 三菱造船(株)(現、三菱重工業(株))
資料公開状況 公開
特徴 このガスタービンは、1954年に運輸省の航海訓練船「北斗丸」(排水量1,500トン)に搭載後実用運転を開始した我が国の実用第1号ガスタービンであり、世界で2番目に、実際に商船に搭載された歴史上記念すべきエンジンである。主機関の蒸気タービン(最大出力1,400馬力)に併置されて用いられたオープンサイクル、再生二軸式ガスタービンで、出力は500馬力、B重油を燃料とし、燃焼温度は650℃であった。19段の軸流圧縮機、円筒直流形燃焼器、軸流5段の高圧(圧縮機駆動)タービン及び軸流3段の出力タービンで構成される。実船での試験は1958年まで行われ、ガスタービン技術の発展に大いに貢献した。

試作オープンサイクルガスタービン MUK-502

資料番号 903090420016
情報所有館 国立科学博物館
所在等 三菱重工業(株)長崎造船所史料館
所在地 長崎市
製作(製造)年 1964
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 試作品
製作者(社)等 三菱造船(株)(現、三菱重工業(株))
資料公開状況 公開
特徴 1961年に完成し、防衛庁の駆潜艇「はやぶさ」にブースタ用として搭載されたMUK-501(常用出力5,000馬力)に引き続き試作されたオープンサイクルガスタービン。MUK-502と呼ばれるこのガスタービンは、舶用ガスタービンに要求される急速起動と小型軽量を目指し、1964年に完成した。軸流11段の空気圧縮機、8個のキャニュラ形燃焼器、圧縮機タービン(2段)及び出力タービン(1段)で構成される。常用出力は5,000馬力、タービン入口温度は780℃、出力タービンの回転速度は7,200rpmであった。

2,000kWガスタービン(高圧タービンロータ)

資料番号 903090420017
情報所有館 国立科学博物館
所在等 横浜国立大学工学部生産工学科
所在地 横浜市
製作(製造)年 1956
調査機関団体 平成20年度池上主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 その他(受注生産機)
製作者(社)等 石川島芝浦タービン(株)(現、(株)東芝)
資料公開状況 公開
特徴 石川島芝浦タービン(株)(現、(株)東芝)は、1948年に、当時の鉄道技術研究所に1号ガスタービンを納入し実用運転試験を行った。そして、その経験を生かし、1956年、発電用実用機として2,000kWガスタービンを完成させた。本機は、丸善石油(株)(現、コスモ石油)下津製油所に納入され、実用性についての各種試験が行われた後、1959年12月には、国産ガスタービンによる初めての発電所として認可された。燃料として重油を使用したため、タービンに付着する多量のデポジットによる急速な出力低下も経験した。現在残されているのは、このガスタービンの高圧タービンロータで、重油による腐食痕も見ることができる。

巻線チップインダクタ LE SERIES M TYPE

資料番号 903190430001
情報所有館 国立科学博物館
所在等 太陽誘電株式会社 電子部品事業本部
所在地 高崎市
製作(製造)年 1980~1986
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 太陽誘電株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 テレビ、ビデオなどの民生機器の高性能化に伴い、機器の小型化が進み、実装基板の高密度化、多層化が始まった。これに伴い、電子部品もリード付部品から表面実装部品へと変化が始まった。1980年代中頃から民生機器の高性能化に伴い、表面実装化の流れが始まり、モールドタイプの開発が行われ、その後、1990年代後半から携帯デジタル機器の普及により、より小型、高性能の角チップタイプの開発が行われた。モールドタイプに対して角チップはデッドスペースが少ないため、同性能でワンサイズ小型化が実現できている。
未来技術遺産登録年度 2014
未来技術遺産登録番号 00147
未来技術遺産登録区分 第一種
未来技術遺産PDF資料 PDF

各種ソフトフェライト

資料番号 903190430002
情報所有館 国立科学博物館
所在等 日立金属(株)
所在地 港区
製作(製造)年 1990
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 日立金属(株)
資料公開状況 公開
特徴 酸化鉄を主成分とする軟質の磁性材料である。代表的なものとして(Ni-Zn)Fe2O4系、(Mn-Zn)Fe2O4系などがある。他の磁性材料と異なり、飽和磁性はやや小さいものの電気抵抗が高く、高周波領域における磁気特性が優れている。また、経済性にも優れており、種々の分野で応用されている。

スイッチング電源用小型電源トランス

資料番号 903190430003
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)TDK歴史博物館
所在地 にかほ市
製作(製造)年 1975
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2009/01/16
種類 量産品
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 公開
特徴 民生用および産業用の様々な電子機器の電源部には小型化、高効率の目的から、スイッチング電源が広く使われている。一般にトランスにはフェライトコアが使われている。フェライトの材質にはMn-Zn系が適している。スイッチング電源トランスは、フェライトコアを使用した電源トランスであり、ボビンに絶縁銅線を巻きつけた後、フェライトコアを組み込んで固定している。図にスイッチング電源用小型トランスの形状例を示す。

フェライト磁石

資料番号 903190430004
情報所有館 国立科学博物館
所在等 日立金属(株)
所在地 港区
製作(製造)年 2000
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 日立金属(株)
資料公開状況 公開
特徴 フェライト磁石は一般にSrFe12O19あるいはBaFe12O19の化学式の化学組成を有する複合酸化物である。フェライト磁石はNd-Fe-Bで代表される希土類磁石と比較すると、発生できる磁力は弱いが、低コストで科学的安定性に優れているといった特長を有している。フェライト磁石は小型モータ用として広く使用されているが、特に自動車分野においてはフェライト磁石の特徴が低コストと信頼性の両立というニーズに合致しており、フェライトを用いた小型DCモータが数多く利用されている。写真はブラシ付DCモータに使用されるフェライト磁石を示している。

アイソレータ CES20

資料番号 903190430005
情報所有館 国立科学博物館
所在等 株式会社村田製作所
所在地 長岡京市
製作(製造)年 2005
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 株式会社村田製作所
資料公開状況 非公開
特徴 アイソレータ用マイクロ波フェライトに要求される性能としては1)磁気的損失が小さいこと。すなわち材料定数⊿H(強磁性共鳴半値幅)が小さいこと。2)飽和磁化の温度係数がバイアス用磁石の温度係数に近いこと。などがあげられる。1)は1W程度の比較的高電力の高周波信号を通過させるので挿入損失を小さくしてフェライトの発熱量を小さくする必要があるからである。2)は磁石の残留磁束密度の温度係数とマイクロ波フェライトの温度係数を揃えることにより相対的な温度変化に対して電気特性を安定化させる必要があるためである。以上よりアイソレータ用マイクロ波フェライトには一般的にYIG(イットリウム・アイアン・ガーネット)が用いられる。YIGは⊿Hが小さ且つ、組成比を選ぶことにより飽和磁化の温度係数を制御できるからである。

世界最初のトランス用フェライトコア

資料番号 903190430006
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)TDK歴史館
所在地 にかほ市
製作(製造)年 1930
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/22
種類 複製(レプリカ)
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 非公開
特徴 トランス(変圧器)の原理は、コアに2つのコイルを巻き、一方のコイル(一次コイル)に交流を流し、コア中に磁束を発生させ、この磁束による電磁誘導により他方のコイル(二次コイル)に電圧を誘起させる。2つのコイルの巻数比を変えることにより、電圧を自由に変える(変圧する)ことができる。フェライトは1930年、加藤、武井両博士により発明された。フェライトのうちソフトフェライトは当初用途が見つからず、模索の状態が続き、1947年のGHQの指令により従来の並四式ラジオの生産が止められ、スーパーヘテロダイン方式のラジオが生産されるようになると、高周波で使用される中間周波トランスのコアとして大量に使用されるようになった。写真は1930年、加藤、武井両博士により発明された世界最初のトランス用フェライトコアである。

中間周波トランスの構造とフェライト

資料番号 903190430007
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)TDK歴史館
所在地 にかほ市
製作(製造)年 1947〜1980
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 非公開
特徴 1947年、GHQの指令により従来の並四式ラジオの生産が止められ、スーパーヘテロダイン方式のラジオが生産されるようになると、フェライトは高周波で使用される中間周波トランスのコアとして大量に使用されるようになった。従来のラジオでは、再生検波を使用していたため、発信により妨害電波が発生する可能性があったが、アンテナに発生する高周波信号を中間周波トランスを用いて中間周波に変換してから増幅することでノイズの発生が低減された。

初期のフライバックトランスとフェライトコア

資料番号 903190430008
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)TDK歴史館
所在地 にかほ市
製作(製造)年 1955
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 非公開
特徴 1953年にテレビの本放送が開始され、テレビ時代を迎えると、ブラウン管を発光させるための高圧トランス(フライバックトランス)が必要になり、生産されるようになった。以来フライバックトランスは大幅に小型化されながら、ブラウン管テレビ用に数多く使用された。写真は初期の白黒テレビに使用されていたフライバックトランスとフェライトコアで、10KV程度の高電を発生させていた。

フェライト電波吸収体

資料番号 903190430009
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)マグネティクスB.G 電波エンジニアリングBU技術課
所在地 市川市
製作(製造)年 1969
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 写真
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 公開
特徴 電波吸収体は1940年代の初期には実用化されていたものと考えられる。はじめはカーボンやグラファイトなどを使用した抵抗性ないしは誘電性電波吸収体が中心に研究開発がなされたが、1960年代後半にはフェライトの高周波領域における磁気緩和減少(磁界に急激な変化に対する磁化の遅れによって生ずる損失)に着目した新しいフェライト電波吸収体が研究開発された。その後、フェライト電波吸収体は、TV放送、各種無線および各種レーダーなどの通信分野、電気電子機器のノイズ対策やノイズ評価のEMC試験分野で実用化され発展している。

磁気ヘッド

資料番号 903190430010
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)応用ヘッドBD 技術グループ
所在地 南アルプス市
製作(製造)年 1970
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 公開
特徴 磁気ヘッドとは、電磁石であり、電磁石を曲げ一部空隙(ギャップ)を設けたものが基本構造である。このギャップにより磁気ヘッドの鉄心(コア)に発生した磁束が漏れ磁束となり磁気媒体上を通過しながら磁気媒体を磁化することで信号(音、画像、データ等)を記録・再生・消去することができる特性を生かして民生用機器、産業用機器に用いられてきた。磁気ヘッドに使用される材料にはフェライト以外にパーマロイ、センダスト、アモルファス等の材料がある。

積層チップインダクタ

資料番号 903190430011
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)マグネティクスB.Grp.
所在地 にかほ市
製作(製造)年 1980
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 公開
特徴 積層チップインデクタは、ワイヤの巻線を一切用いず、フェライトと導体材料をミクロオンオーダで関相するという積層集積技術を駆使して、超小型SMDを実現した。機械的巻線が一切しなく、積層パターンのファイン化を行なえば、小型化が可能であるという大きな利点があり、小型、軽量化に向いている。一般に数MHzから数百MHzで使用される。チョークコイル用途、マッチング回路、フィルタ回路、コンデンサと組合せて共振回路などに用いられる。磁気シールド構造により高密度実装が可能で、Qも高く、機器の小型・軽量化に最適なインダクタである。形状としては、1005形状(1.0×0.5mm)、1608形状(1.6×0.8mm)、2012形状(2.0×1.2mm)がある。

積層チップLCフィルタ

資料番号 903190430012
情報所有館 国立科学博物館
所在等 TDK(株)マグネティクスB.Grp.
所在地 にかほ市
製作(製造)年 1983
調査機関団体 平成20年度一ノ瀬主任調査員調査分
調査票記入日 2008/12/25
種類 量産品
製作者(社)等 TDK(株)
資料公開状況 公開
特徴 電子機器の小型・軽量化が進む中で、電子部品の小型化が要求されている。しかし、インダクタやコンデンサの単機能部品の小型化だけでは、実装上などの問題が生ずる。そこで、高密度実装の壁を突破すべく、考えられてきたのがチップ複合化の技術である。インダクタとコンデンサを一体化したものが、積層チップLCフィルタである。具体的な製品としては信号処理用LCフィルタ、BMC対策フィルタなどがある。インダクタ部を構成しているフェライトとコンデンサ部の誘電対セラミックスを一体積層、同時焼成することによって実現した。1983年代初めにビデオカメラから採用が始まり、現在でも多くのデジタル電子機器で広く採用されている。写真は1983年に開発された積層チップLCフィルタ。磁性体フェライトと誘電体セラミックスを一体積層 焼成するという世界初の技術によって実現した。
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