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国産初のビデオ記録に成功したビデオテープ

資料番号 900190011101
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1959
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 試作品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 国産で最初に録画再生に成功した放送用2吋幅ビデオテープ。1959年(昭和34年)2月、NHK技術研究所でAMPEX製VTRを使用して良質の録画・再生ができた。AMPEX製VTRはビデオヘッドと磁気テープの相対速度が137km/hrと過酷であった。富士写真フイルム(株)は磁気テープ製品化の経験はなかったが、先行していた各社に先駆けて開発することができた。
未来技術遺産登録年度 2010
未来技術遺産登録番号 00058
未来技術遺産登録区分 第二種
未来技術遺産PDF資料 PDF

国産初期の量産放送用ビデオテープ

資料番号 900190011102
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1962
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 国産初期の量産された放送用2吋幅ビデオテープ。富士写真フイルム(株)が独自の量産製造設備を建設し、磁性体や支持体など、原料からの一貫製造工程で商品化した2吋幅放送用テープである。放送局用として重要な画質・信頼性・品質の安定性等を処方や設備改善で確保し、ビデオテープの事業化を推進することになった量産品である。

放送用ローバンドビデオテープ

資料番号 900190011103
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1963
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 放送用ローバンド2吋幅ビデオテープ。画質、ヘッド磨耗、信頼性等が輸入製品と同等以上であることが認められ、NHKに納入した2吋幅ビデオテープである。磁性層の結合剤に熱硬化樹脂を採用して耐久性を向上させたことやセルフクリーニング効果を持たせたことで、日本で特に問題になる高湿環境での映像の損傷を激減させたものである。この結果、放送局での富士写真フイルム(株)製品の使用比率を大きく伸ばした。

VTRヘッド用研磨テープ、磁気現像用品、ヘッドクリーニング用品

資料番号 900190011104
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1964
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 公開
特徴 研磨テープはVTR開発、生産でヘッド性能の向上、ヘッドの製造原価低減で寄与した。ヘッドやVTR内接触部の清浄に「ヘッドクリーニング液」、「ヘッドクリーニングクロス」、「ヘッドクリーニングテープ」を開発、供給した。ビデオテープ編集磁気像の観察には磁気現像液と粉末「フェロクラウド」および編集接合用「スプライシングテープ」なども開発、実用化された。

1/4吋オープンリールビデオテープ

資料番号 900190011105
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1965
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 初期の家庭用VTR用1/4吋幅オープンリールビデオテープ。VTRメーカー各社が設計開発したVTRの一例で、オーディオテープと同じ1/4吋幅のオープンリールのビデオテープである。オープンリールではあったがポータブルVTRも開発され、エベレスト登山隊に使用され話題を呼んだ。

1/2吋オープンリールビデオテープ V-600

資料番号 900190011106
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1965
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 初期の家庭用VTR用1/2吋幅オープンリールビデオテープ。各社が各様の設計でVTR開発を進めた初期段階に、富士写真フイルム(株)は各社向けのビデオテープを開発し殆どのVTRメーカーに供給してきた。VTR規格の統一にはビデオテープメーカーとして参加し、統一I型VTRシステムのまとめに寄与することができた。

放送用ハイバンドカラー用ビデオテープ H-700 H-700

資料番号 900190011107
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1967
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 放送用ハイバンドカラー用2吋幅ビデオテープ。カラー画質向上のためハイバンド化されたVTR用の2吋幅ビデオテープである。画質や耐久性に優れていたばかりでなく、放送業務に不可欠な信頼性に優れ、外国製品を凌駕して、国内テレビ放送局で一位の占有率を得た。また海外放送局、プロダクションへの輸出も大幅に増加した。このビデオテープの処方設計の思想は現在に受け継がれている。

統一I型VTR用 標準規制テープ

資料番号 900190011108
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1969
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 統一I型VTR用に調製した「標準規制ビデオテープ」。家庭用VTRの普及にはVTRの規格統一とビデオテープが相互に使用できる互換性が重要である。富士写真フイルム(株)は、VTR記録方式に必要な信号を正確に記録した三種類の標準規制テープを製作し、供給した。これによってVTRの規格統一とその普及に寄与できた。

ビデオシート

資料番号 900190011109
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1969~1972
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 試作品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 ビデオシートの見本である。磁性液を塗布したものを表面処理により平滑化し、円盤状に加工したものである。ビデオ信号を円周記録してスローモーション再生の特殊用途に試作された。試作品ではあったが札幌冬季オリンピックのスキージャンプでフォーム解析のための記録再生にも使用された。

各種ビデオカセット 外国メーカー開発品

資料番号 900190011110
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1970~1980
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類
製作者(社)等 BASF, PHILIPS, AGFA, AMPEX
資料公開状況 非公開
特徴 外国VTRメーカーのビデオカセット各種。ビデオカセットVTR開発の初期段階は各種各様のシステムが出現したが、これは外国メーカー主導の各種システム用のビデオカセットである。二酸化クロム磁性体を用いリールが二段重ね構造の「BASF製 VC-60」、「PHILIPS製VC-45」、両面記録の「AGFA製 VCC3600」、またAMPEX製2吋幅テープを用いたカセットもある。

エンドレスビデオカセット

資料番号 900190011111
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1970~1981
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 エンドレスビデオカセット。家庭用VTR開発の初期に試作されたビデオエンドレスカセットである。エンドレスビデオには二つの方式があり、回転ヘッド方式でテープは標準速度で無終端走行させるものと、固定ビデオヘッドでテープを高速無終端走行させるものとがある。富士写真フィルム(株)はこの用途にも参加し、エンドレスビデオテープを開発供給した。

バック層付き放送用ハイバンドカラー用ビデオテープ H-701 H-701

資料番号 900190011112
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1971
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 バック層を採用した放送用ハイバンドカラー用2吋幅ビデオテープ。富士写真フイルム(株)が独自の「微粒子強磁性体」、「薄膜バック層」等を採用して開発した。長時間収録や操作適性、信頼性等の性能が向上し、国内占有率、海外輸出も大幅に増加した。これらの技術でテレビジョン学会から丹羽・高柳賞、日本映画テレビ技術協会からは増谷賞を受賞した。

16吋リールの2吋幅ビデオテープ

資料番号 900190011113
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1972
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 直径16吋の巨大リールを使用した2吋幅放送用ビデオテープ。テレビ放送の長時間化に対応して、1巻で2時間(124分)の記録再生を可能にした2吋幅のビデオテープである。テープ長さが2875m、リール直径16吋、重量は12kgである。これだけの長さ、面積のものを品質保証するには高度な製造技術が必要であった。

放送用薄物2吋幅ビデオテープ H-706 H-706

資料番号 900190011114
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1973
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 写真
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 薄物2吋幅バック層付き放送用ビデオテープ。テレビ放送局の要請である長時間化と操作性の改善に対応して開発した2吋幅ビデオテープである。テープの総厚を2/3に減少させ、同一リール径で1.5倍の長時間記録を可能とした。薄層バックの採用で操作性の改善を実現した。

マルチチャンネルオーディオトラックVTR用(MAVTR)2吋幅ビデオテープ

資料番号 900190011115
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1973
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 2吋幅マルチチャンネルオーディオトラックVTR用ビデオテープ。テレビ局で音声収録・編集を重視したVTR用ビデオテープの要望があり、専用のビデオテープを開発した。音声特性を重視のため磁性体の配向性を変更し、表面を平滑にすることでビデオ画像を大きくは劣化させずに開発することができた。

Uマチックビデオカセット 「べリドックス」

資料番号 900190011116
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1974
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 カセット化された3/4吋幅放送用U-マチックビデオカセット ベリドリックスR。富士写真フィルム(株)は二酸化クロムに対抗して、酸化鉄系強磁性体「ベリドリックス」を開発し、新規結合剤に分散して画質、ヘッド磨耗、耐久性などが二酸化クロムテープよりも優れたテープを市場導入した。放送用ポータブルVTR用の小型化カセットも完成させ、3/4吋幅のビデオカセットはニュース取材でも活躍することになった。

VHS用プロトタイプ タイプ75X 75X

資料番号 900190011117
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1975
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 試作品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 VHSシステムプロトタイプ用ビデオカセット タイプ75X。「75X」と呼ばれたこのテープがVHS開発時にVHSシステムメーカーのリファレンステープに採用された。富士写真フイルム(株)が開発したこのビデオテープがVHSシステムの品質、互換性等を設計する基準となった。

放送用1吋幅ビデオテープ H-621 H-621

資料番号 900190011118
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1975
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 公開
特徴 1吋幅の放送用ビデオテープ。1吋幅ビデオテープを使用するVTRにはB、C、Dの3種類の記録方式が存在した。富士写真フイルム(株)はこれら全ての方式に適合するビデオテープを高抗磁力コバルト酸化鉄磁性体、熱硬化性結合剤、表面整形技術、バック層、摩擦係数低減の新技術で完成させ、VTR開発に寄与することができた。

VHS用ビデオカセット

資料番号 900190011119
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1976
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 公開
特徴 VHSビデオカセットの一例である。VHSシステムには多くのVTRメーカーが参加したので富士写真フイルム(株)は自社品、多くのOEM商品を量産し、供給した。短期間に急速な数量の拡大を行い家庭用VTRの普及に寄与できた。

ベータマックス用 ビデオカセット

資料番号 900190011120
情報所有館 国立科学博物館
所在等 富士写真フイルム株式会社 小田原工場
所在地 小田原市
製作(製造)年 1978
調査機関団体 VTR
調査票記入日 2000/08/31
種類 量産品
製作者(社)等 富士写真フイルム株式会社
資料公開状況 非公開
特徴 ベータマックス用ビデオカセット。ベータマックスシステムは1975年に家庭用VTRとしてVHSシステムより早く発表された。1977年にはβ-IIが、そして1978年にはβ-IIIが発表された。富士写真フイルム(株)は狭い記録幅でも画質が劣化しない高画質化と、磁性層の弾性を向上させテープ厚みを薄くする手段で対応した。1982年にはL-750(5時間記録)を1983年にはL-830を商品化した。
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