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1850年から1900年にかけて、イギリス綿業を支えていたのが、このような動力織機です。綿業中心地ランカシャー地方で数多く製造・稼働していたためランカシャールームと呼ばれていました。19世紀末の日本では木製の手織機であったのに対し、既に全鉄製で動力化され、よこ糸切れ自動停止装置などを備えていました。展示機は1890年頃に製造されたもので、イギリスの博物館に保存されていたものを譲り受けたものです。
情報所有館 : トヨタ産業技術記念館 ![]()

この織機は1920年代にドイツ、カールツァングス社により開発されたサーキュラ式の縫取織機です。、紋よこ糸を内蔵する9個のスワイベルシャットルを持ち、幅2cm前後の紋様を入れることができます。紋様を織るときは、縫取枠を下げてスワイベルシャットルを回転し、紋よこ糸を挿入するもので、ジャカードの指令によりなされます。展示機は静岡県の繊維工業試験所が先染織物の高級化・独創化を図るため国補事業として研究用に使用した、日本に1台しかない貴重なものです。
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株式会社豊田自動織機製作所が1984年に電子技術、機械技術を駆使して開発した有杼織機の最終的なもので、ボックスローダの装備などにより大幅な省力化をもたらしました。また、固定筬方式や電子部品の採用などで、超高密度織物の製織を可能とし、さらに、有杼織機の運転を押しボタン方式にし、熟練操作を不要にしました。年代:1984年
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G型自動織機をベースに、構造を強化し厚地が織れるようにした織機です。ビーム巻径の減少を正確に探り、さらに経糸張力の変動を探知して、これらを合理的に結合、この装置を機械の外側に取り付けて、取扱を容易にしたアキュ-レット式積極的送出し装置の開発や、クラッチ式単独モータ運転などの採用により薄地から厚地まで多様な織物が織れるようになりました。展示機は1959年製で静岡県の織物工場で、30年近く使われていたものです。
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片側4丁杼の自働杼換式タオル織機です。パイルを形成する装置は、筬打式を採用し、良質のタオルが製織できたので、タオル工場の自動化に大きく寄与しました。地織用のたて糸と、パイル用のたて糸の2本のヤーンビームがあります。パイルたて糸の張力調整装置が敏感で、張力を低くできるため、質の良いタオルが織れました。展示機は1961年に製造され、愛媛県で使用されていたものです。
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世界最高性能と評価されたG型自動織機の本来の性能を十分に発揮させ、かつ量産するために開発された専用工作機械です。クランクシャフトなどの主要な3軸の軸受穴と両側面をフレームを組付けた状態で、同時に通し加工をすることにより、中心線を一直線にそろえ、精度の確保と加工・組付の高能率化を実現しました。展示機は1927年に開発、導入された3軸同時中ぐり専用機の複製です。
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同じ織物を継続して織る時に、織り終わったたて糸の糸端と新しいたて糸の糸端を、1本ずつ自動的に結ぶ機械です。たて糸を結ぶ速度は、糸の太さにもよりますが綿糸20番手の場合で、1分間に約200本です。この機械1台で800~1000台を織機をカバーできます。展示機は昭和初期にイギリスのバーバーコルマン社から輸入されたものです。
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ここでは、1924年に誕生した直後のG型自動織機の操業状況である集団運転の一部を再現しています。運転操作が迅速にできるように、4台の織機を1組とし、左右対称に設置しています。そうすることにより、駆動ベルトがそばにない通路が確保され、よこ糸の補充を安全に行うことができるなど、1人の作業者でG型自動織機を30~50台運転することが可能になりました。展示してある織機は、全て完成直後に製作され、豊田紡織で稼動していたものを、元の状態に戻してあります。
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