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練条機(DU型)

スーパーハイドラフト精紡法では、練条スライバーを直接精紡機に供給するために、仕上げ練条機として特別に開発された機械です。スライバーを収納するケンス(入れ物)を小型化するとともに、ドラフト倍率が6倍程度であったものを6.5~7倍程度に高める構造になっています。展示機は1958年に製造され、日本の紡績会社で使用されていたものを1998年に復元したものです。

情報所有館 : トヨタ産業技術記念館 


スーパーハイドラフトリング精紡機

従来、粗紡機と精紡機の両方で行っていた繊維の引き伸ばし(ドラフト)を、一度で行えるようにした精紡機です。豊田喜一郎の提唱によって開発を始め1937年に完成しました。ドラフト機構を4組のローラで構成して、ドラフト倍率を従来の20~30倍に対し、一躍100倍にも高めて超ハイドラフトを実現しました。その結果、粗紡機工程を全廃し、紡績業の合理化に貢献した画期的なものです。展示機は、1941年に株式会社豊田自動織機製作所が製作して以来、稼動していたものです。

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高速カード

最新の高速カードの機械構造は、基本的には、明治時代のプラット社製カードと同じだが、生産性、スライバーの品質、操作性のいずれの点でも多くの改良がなされています。高速化では、回転物を高精度に加工して、高速運転時の振動を抑え、品質向上では、長周期ムラを制御するためオートレベラ装置を装備しています。展示機は、1994年豊和工業(株)製のCM-80型です。

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豊田式木製人力織機

豊田佐吉が1890年に発明した織機です。それまで両手で織っていたものを、片手で筬を前後させるだけで、シャットルが左右に走り、よこ糸の挿入ができるようにしたものです。バッタン高機よりも能率が4~5割上り、織物品質も向上しました。展示機は佐吉が最初に取得した特許の明細書に基づき、1986年に考証、設計、複製したものです。

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豊田式汽力織機

豊田佐吉が1896年に発明した、日本初の動力織機です。一人で3~4台も運転でき生産性が従来の20倍にも高まり、織物品質も飛躍的に向上しました。木鉄混製の安価で堅牢な構成とし、外国製動力織機の1/20という価格であったため、全国に広く普及して日本の綿織物業の発展に貢献しました。展示機は1899年に製作され、遠州地区で稼動していたものを1966年に収集して、完全に元の状態に復元しました。現存する日本最古の動力織機で、貴重な産業遺産です。

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豊田式三十九年式織機

豊田佐吉が厚地物も織れるように発明した画期的な「アンクル式たて糸送り出し装置」のほか「たて糸切断自働停止装置」などを装着して、三十八年式動力織機をさらに改良し、能率と織物品質の向上をはかりました。そのうえ、安価でもあったので一層の好評を得ました。展示機は1907年のカタログ、写真、特許明細書を基に考証して、複製したものです。

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豊田式鉄製自動織機(T式)

1903年に豊田佐吉が、世界で最初に発明、完成させた無停止杼換式自働織機です。機械の運転を止めることなく、よこ糸を自動的に補充する「押上式自働杼換装置」をはじめ各種の自働化機構を装着し、従来の動力織機では1人で3~4台しか運転できませんでしたが、数十台も可能になり、生産性及び織物品質も飛躍的に向上しまた。展示機は当時のカタログ、写真と特許明細書を基に、考証、設計し、複製したものです。

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豊田式小幅動力織機(I式)

豊田佐吉は、既に鉄製織機を完成させていたが、当時の零細な織布業者の経営実態と織物ニーズの多様化を考慮して、1909年に汎用性のある安価な木鉄混製の動力織機を完成させました。さらに先に発明した「アンクル式たて糸送り出し装置」を改良して、厚地織物も高品質で織れるようにしています。展示機は1909年頃に作られ、知多木綿の生産に使用されていたものを、元の状態に復元したものです。

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豊田式鉄製広幅動力織機(L式)

豊田佐吉が、需要が増大してきた薄厚広幅の輸出用綿布を効率良く織るため、1909年に完成させた全鉄製の堅牢な織機です。日本の織布業を大規模工業化し、輸出用綿布の大量生産を実現させた織機です。展示機は1909年頃に製作されたもので、完全な姿で現存する全鉄製の織機としては日本で最も古いものです。

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豊田式鉄製広幅動力織機(N式)

豊田佐吉が1914年に完成させた織機です。新たに発明した、たて糸の張力を一定に保つ積極的「ウォーム歯車式たて糸送り出し装置」装着し、たて糸切れをさらに減少させ、織物品質を一層向上、均質化させました。機械性能の良さに加え、第一次世界大戦後の輸出用広幅織物の需要増加に大きく寄与しました。展示機は1914年に製作されて以来、遠州地方で使用されていたものを、1987年に収集して完全に元の状態に復元しています。

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