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弁吉使用工具類一式

からくり師大野弁吉作の作品には、からくり細工・機械細工等があり、その技術は絵画・金工・木工・象牙細工・蒔絵・焼き物・花火・ガラス等多様なジャンルにわたっているが、それらの作品を創作するのに使用した工具類一式、計11点で、弁吉亡き後、妻うたが宮崎家に寄贈したもの。個人蔵。

情報所有館 : 石川県金沢港大野からくり記念館 


写真機

写真史上では、湿板写真の発明は1851年に英国のスコット・アーチャーによるとされるが、それ以前にからくり師大野弁吉がその技術を習得していたと思われる。このカメラオブスキュラは、現在の写真機の前身で、レンズを通して外の風景を内側のスクリーンに映し出す仕掛け。

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望遠鏡

大野弁吉作と伝えられる望遠鏡で、銭谷五兵衛への贈り物との説がある。

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覗き羽子板

からくり師大野弁吉作と伝えられる木工細工。羽子板の中心部に穴を開け、そこに水晶製のレンズを嵌め込み虫眼鏡として使用したと思われる。

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算木

からくり師大野弁吉が細工時の使用したと伝えられる算木。算木とは中国から伝来した計算用具で、棒状の直方体を縦または横に並べて数を表し、配列を動かすことで四則演算・開平・開立等を計算した。日本では関孝和が計算方法を改良して和算が飛躍的に発達したといわれる。これにより弁吉が高度な関流和算を習得していたことがわかる。

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木彫 夜叉面

木工・金工師としても高い技能を発揮したからくり師大野弁吉作が政策したと伝えられる木彫の夜叉面。

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木彫 関羽と張飛像

からくり師大野弁吉作の木彫。中国三国時代の蜀の武将である関羽・張飛両将の姿を杏の木で彫刻したもので、その弁吉の彫刻師としての高度な表現力がいかんなく発揮されている。個人蔵

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蝦細工

からくり師大野弁吉作の木工細工。弁吉は根付、その他飾り物置物等の地域の需要に応じた身近なものを多く製作しているが、この蝦の細工は腹部に弁吉の号「一東」が彫刻されており、彫刻師としての腕の確かさをいかんなく発揮したものである。個人蔵。

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蟹細工

からくり師大野弁吉作の金工細工。弁吉は根付、その他飾り物置物等の地域の需要に応じた身近なものを多く製作しているが、この蟹の細工は緻密な写実的表現で、金工師としての弁吉の高い技術力がよく発揮されている。個人蔵。

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根付 蛤

からくり師大野弁吉は印籠や煙草入れの根付、その他飾り物置物等の地域の需要に応じた身近なものを多く製作した。なかでも根付細工はその技量をいかんなく発揮しており、この蛤の根付は、大蛤(蜃)が気を吐くと楼台ができる(蜃気楼)という中国の伝説に基づいた細工で、口を開いた刳り彫りの蛤の中に、碁を楽しむ人物が見える細密な描写は人々を大いに驚かす。個人蔵。

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