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染付銹釉 仏手柑唐花文 小皿

呉須が上質な青い発色を呈する上手の製品である。口縁を折縁とし、そこに銹釉をほどこしている。有田の南川原地区で生産 されたものと考えられる。仏手柑(ぶっしゅかん)と唐花を交互に配置し、見込中央は正方形に波状の文様を描く。波状の線は先に墨で引かれ、その中を濃 (だ)みしており、墨の線は消えているが、線の上に呉須が乗った部分は墨弾きのような状態に白く線がぬけている。(柴田夫妻コレクション9-32) :肥前・有田 / 1670~90年代

情報所有館 : 佐賀県立九州陶磁文化館 


色絵 猩猩文 皿

猩猩は、猿に似て体は赤い長毛でおおわれ、顔は人に、声は子供の泣き声に似て、酒を好むという想像上の獣。そのために酒 壺や柄杓とともに描かれる。能や歌舞伎、狂言の題材となり、江戸時代には有田焼でも描かれた。(柴田夫妻コレクション9-151) :肥前・有田 / 1780~1820年代

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色絵 団龍雲波文 小皿

素地が柔らかい軟陶胎に色絵を施した皿。見込中央に黒の輪郭線で団龍を描き、顔と胴を黄色の上絵具で彩り、たてがみや背 びれを紫の上絵具で彩る。その周囲は白抜きで波涛文をめぐらす。見込の周囲と裏面の周囲には黒の輪郭線で青海波と雲を描き、青海波は黄と緑、雲は紫の上絵 具で彩る。高台内に黒の色絵で二条の圏線と銘「元禄歳製」。(柴田夫妻コレクション9-92) :肥前・有田 / 1710~50年代

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色絵 蓮唐草文 碗

内面は白磁。外面は金泥で大きな唐花文を四方に配し、唐草文を描く。唐花文は針で金を掻き落して花弁をひとつひとつあら わす。唐草の葉と茎は金泥の輪郭線で描き、葉の内側を丁寧に金泥で濃(だ)み塗りする。そして低火度で金を表面に焼き付けている。背景地は緑の色絵を塗り 込める。高台内染付銘「長命冨貴」。(柴田夫妻コレクション9-88) :肥前・有田 / 1700~40年代

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染付 花雉文 大瓶

岩の上につがいかと思われる二羽の雉(きじ)を中心に左に芭蕉(ばしょう)、右に柘榴(ざくろ)の木が描かれている。こ のような筒形の大瓶は明末清初の景徳鎮磁器にもみられ、ヨーロッパ向けに多く、オランダ語でロルワーヘンRolwagen(=荷車:Rol=筒  Wagen=車)と通称されていたものと考えられている。オランダ東インド会社との契約品が輸出された1663年の輸出記録にロルワーヘンの記載があ る。(柴田夫妻コレクション9-18) :肥前・有田 / 1655~70年代

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染付 花盆文 大皿

口縁部に8個の窓を設け、その中に草花文と宝文を描いた図柄の作品を、わが国では芙蓉の花に見立てて「芙蓉手(ふよう で)」と呼ぶ。芙蓉手のオリジナルな作品は、中国明時代の万暦年間(1573~1620)に景徳鎮窯で作られ始めた。オランダ東インド会社によって輸出さ れた芙蓉手の作品は、17世紀オランダ絵画の静物画にもよく描かれている。17世紀中葉に中国磁器の輸出が激減すると、オランダ東インド会社は中国磁器を 見本に注文してきたために、有田でこの写しが作られ、輸出された。(柴田夫妻コレクション9-58) :肥前・有田 / 1680~1710年代

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染付 麒麟鹿人物文 八角大皿

底裏銘は「五良太甫」であり、明末に日本の茶人が求めた祥瑞五良太甫を略したもの。1780年代頃から19世紀前半にか けて祥瑞の銘を意識したものは多いし、また祥瑞の丸文など意匠的に影響を受けたものも少なくない。(柴田夫妻コレクション9-137) :肥前・有田 / 1780~1800年代

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染付 千鳥山水文 大皿

内面が曲線により8分割され、青海波文と亀甲花文が地文として交互に描かれている。地文の上に千鳥が飛んでいるかのよう に配された8ヶ所の窓の中には楼閣山水文などの風景図が染付で描かれている。外側には唐草文をめぐらしている。(柴田夫妻コレクション9-277) :肥前・有田 / 明治~大正(1868~1926頃)

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色絵 人物亀甲文 蓋付大壺

赤を基調とし、亀甲文にはさまれた胴部下半には色鮮やかな着物を着て遊興する男女が描かれ、胴部上半の4ヶ所の窓には、 それぞれ獅子・牡丹・竹垣が色絵で描かれている。口部から蓋の裾部にかけては、龍文が金彩や赤絵で描かれている。人物の生き生きとした表情や絢爛豪華な彩 色は明治という新時代を彷彿させる。(柴田夫妻コレクション9-292) :肥前・有田 / 明治~大正(1868~1926頃)

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青磁染付 扇雲文 菊花形小皿

型打ち成形による菊花形の皿で、酒井田柿右衛門家に同形の土型が伝世している。本資料は見込に青磁釉を施さず、染付の細 線で描かれた5つの扇と墨はじき技法と薄い濃(だ)み塗りで表現された雲を組み合わせた文様を配し、隙間を濃く濃み塗りしている。(柴田夫妻コレクション 9-211) :肥前・有田 / 1820~60年代

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