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青手古九谷様式に属し、裏文様なども色絵牡丹文大皿(所蔵番号3263)と同類である。口唇部と高台内に素地の白地を残 す点も青手としては古いタイプにみられる特徴であり、古九谷様式の中期に分類できる。崖の梢に憩う2羽の鳥と、強いうねりを表した波を黄・緑・青・黒線で 描く。高台内には色絵古九谷様式にだけみられる複雑な角銘を黒線と緑絵具で表す。 :肥前・有田 / 1650年代頃
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底部から口縁部まですっきりと筒形に作った茶碗には、轆轤目が残され、藁灰釉の不透明な白の下から茶褐色の線条文が見え 隠れし、釉全体に細かい貫入が入る。てらいのない率直な作行に、茶碗としての品格がひかる。底部は無釉で、高台際の鋭い削りに対して、高台内は浅く削る。 のちの所蔵者「信榮」は、箱書のなかで大名物の高麗茶碗「挽木鞘(ひきのさや)」の筒形の影響があるとみているが、いかがなものであろうか。 :豊前・上野窯 釜ノ口窯 / 1600~30年代
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瓢形の瓶は有田では珍しくないが、形状は時代によって異なるものがある。この瓶のように下半分が豊かにふくらんだ瓢形瓶 は初期に多い。百間窯(佐賀県山内町)出土品に似通っている。底部の中央を浅く削り込み、無釉の畳付は幅を広くとっている。1640年代頃の特徴をもつ素 地に赤と緑の絵具で網目文と折枝花文を表す。有田の色絵が初期伊万里の後期に誕生したことを示唆する作品としても貴重。 :肥前・有田 / 1640年代
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いわゆる仁清手の色絵。仁清手とは17世紀後半に陶器の世界で一世を風靡した京焼の名工仁清の影響を受けたとみられる色 絵磁器である。黒の輪郭線を引かずに萌黄のような明るい緑や青などで賦彩するのが特徴であり、それに金・銀・赤などを加えて上品で繊細な装飾に仕上げたも の。有田で金銀焼付けが行われた1650年代後半から70年代にかけて、この仁清手の色絵も作られた。口縁部は竹をかたどっている。 :肥前・有田 / 1655~70年代
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元禄元年(1688)頃に川原一族が開窯した姶良郡の龍門司窯は、「黒もの(民陶)」が生産の主流で、現在も続いてい る。褐色の精選された胎土で作られた瓢形の大振りな徳利には、黒釉に青味を帯びた灰釉を掛けている。房飾りをつけて伝世した。高台内に「芳光」の刻印があ り、万延年間(1860~61)頃の陶工、川原芳光、一説には川原源助の作と伝えられる。 :薩摩・龍門司窯 川原芳光作 / 19世紀後半
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成形や焼成が技術的に進歩したこの時期の製品らしく、器は薄く軽い。平らにカットした口唇部に口銹を施し、青手タイプの 後期の特徴を有している。勢いのある波文を黄色であらわし、その前に立つ樹木を描いたシンプルな構図。周辺部の文様は木目をあらわした文様とされ、緑色は 暗めの発色にあがり、濃密な印象を与える。 :肥前・有田 / 1650~60年代
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口径40センチを超える堂々とした大皿。口縁には口銹がほどこされている。黄色の背景は雲気文で埋められ、山や木々は緑 や青で表現される。色絵の発色は濃厚で、黄色と緑のコントラストが美しい。このような色彩感は金碧障壁画からの影響であるともいわれている。 :肥前・有田 / 1650~60年代
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見込みに蛇籠(じゃかご)と水葵(みずあおい)、流水が描かれており、いずれも水と水辺に関係した文様が描かれている。 蛇籠は護岸や水制などに用いられる道具であり、それに守られるように水葵が描かれている。この水葵も以前は水辺や水田で見られたが、現在では絶滅危惧種と なっておりほとんど見られなくなっている。(柴田夫妻コレクション7-168) :肥前・有田 / 1650~60年代
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このような西洋の風景が描かれたものは、輸出用の特別注文品である。また、このような風景画は、オランダの風景画家であ るフレデリック・ファン・フライトム(1632-1701)によって手本が描かれたと考えられていることから、「フライトムスタイル」と通称されている。 同様の作品は、中国やオランダの窯でも作られている。(柴田夫妻コレクション7-545) :肥前・有田 / 1650年代頃
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見込には欄干のついた道をゆく大人と子供の唐人が描かれている。その道には太湖石、草花、松樹が据えられている。周囲に は6枚の色紙が散りばめられていて、太湖石に松竹梅の図や四方(よも)襷(だすき)文などが描かれている。背景にはこの時代特有の牡丹唐草文が描かれ、口 縁部には花唐草文様帯が廻らされている。外面の八方に小花をもつ独特の唐草文が描かれている。十六方に小花文が配置されている。高台内染付銘「福」。高台 内ハリ目跡11個。白磁胎には細かい貫入(かんにゅう)が発達している。(柴田夫妻コレクション7-301) :肥前・有田 / 1660~70年代
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