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芙蓉手の皿類は有田で様々なものが作られたが、この作品は中国明末の景徳鎮窯の本歌と共通点を残し、有田の芙蓉手のなか では比較的初期の作品と考えられる。広い鍔状の縁をもち、口唇部は菱花形に刻む。見込中央に岩に花鳥を描き、周縁部は区切って窓を設け、花文と八宝文を交 互に配す。裏面も六方に区画され、簡略化した文様を描く。高台内には染付の「福」字銘が記され、ハリ目跡が2個残る。見込には焼成時の降灰が多い。 :肥前・有田 / 1655~70年代
情報所有館 : 佐賀県立九州陶磁文化館 ![]()

岩牡丹と2匹の獅子が描かれている。形は土型を用いた糸切り細工(タタラ成形)による。高台は、菱形の付け高台である。 染付の文様は、輪郭線が丁寧に描かれ、また濃みの調子も巧みである。口部は直立し、幅広の口縁部に銹釉が塗られている。口部外側に花繋文、高台外側に雷文 が描かれている。高台内には、「福」字の染付銘と2個の染付銘と2個のハリ支え跡がある。 :肥前・有田 南川原山 / 1660~70年代
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1682年に統合されたという壺屋窯(那覇市)では、18世紀になると磁器風の陶器を作るために有色素地の上に白い化粧 土を施す。この碗はその上に透明釉をかけて白色陶器を作り、それに赤・緑絵具で三方に巴文を描く。碗形、文様、色の使い方などすべてに中国・福建地方の磁 器の影響が強くみられる。見込は蛇ノ目状に釉剥ぎし、高台にアルミナ砂を塗って直接重ね積み焼成している。 :琉球・壺屋窯 / 19世紀前半
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胴部の中ほどに帯状に露胎部を残し、その上下には灰釉をかける。露胎部は飛鉋技法で刻み、その上に黒褐色の鉄釉を流し掛 けして強いアクセントとなる。外方に折曲げた口縁部端は篦で押して波状に作る。高台内には雑に灰釉がかけられ露胎部もあるが、焼成時に敷いたモミガラ様の 熔着が釉の部分にみられる。 :琉球・壺屋窯 / 18世紀後半
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瓢形から変形したとみられる独特の器形である。白化粧土を塗った上に銅による緑釉をたっぷりと高台脇までかける。釉の厚 さにはムラが多く、口部と底部付近には藍色に窯変した部分もある。高台内には褐色の鉄釉を塗っている。同様の器形の瓶で鉄釉の例もある。高台畳付の一部に は焼成時に下に敷かれた荒い砂が熔着している。 :琉球・壺屋窯 / 19世紀前半
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鶴首形の瓶の胴部に白土象嵌で縦線文を表し、高台畳付付近を除き、透明釉をかける。この象嵌技法は19世紀になるとさか んになるようだが、薩摩焼の影響と思われる。上半部に施した銅緑釉は海鼠(なまこ)色に発色し、片面に厚く胴部に流れている。対瓶とは祭祀に用いられる左 右一対の瓶の意であろう。 :琉球・壺屋窯 / 19世紀前半
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独特の器形は肥前などで早くに作られた茶筅形から変化したものと思われる。くびれた胴部を刻んで紐で締めた様を表し、そ れを境に上は透明釉、下は鉄釉で掛け分ける。その境には釉を掛け残した露胎部がみられる。上のふくらみには釉下に白化粧土で輪繋文を描く。腰部以下の鉄釉 は焼成火度が低かったためか縮れを生じており、薩摩焼にみられる蛇蝎釉状を呈す。高台畳付は無釉である。渡名喜瓶は祭祀用の酒瓶として用いられるという。 :琉球・壺屋窯 / 18世紀後半~19世紀前半
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頭部は全体の比率からして大きく、反対に手は小さく華奢である。こうしたプロポーションの強調により、人形としての特質 と女性的な優美さが醸し出されている。成形は型により各部分はわけて作るが、体側部以外は丁寧な仕上げのため継ぎ目は見い出しがたい。底は平たく無釉であ り、わずかに布目が残る。左肩後面に直径8mmの空気穴がある。口は内部まで彫り開けられており、唇は上絵具で赤く色どられている。 :肥前・有田 / 1670~90年代
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口縁部がゆるやかに外反りし、大輪の花が開いたような形態である。八つの区画をもち、4種の文様が対面して配されてい る。文様の種類は梅・桔梗・牡丹・菊である。素地は白く、釉が薄くかけられており、その柔らかな白さはいわゆる濁手の素地といえる。ヨーロッパからの里帰 り品で、見込の釉面や牡丹文に引っ掻き傷があり、食器としてかなり使用されたと思われる。裏面は無文であり、高台内に小さなハリ支え跡が3個みられる。 :肥前・有田 南川原山 / 1670~90年代
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口縁部を輪花に直立させ、内面には篦彫りで芭蕉文を表す。篦彫りに加えて線彫りが施され、彫刻に変化をつけている。三股 青磁は透明感のある明るい淡緑青色の釉調であり、この調文をひきたてている。器面の下方に筒形の小猪口と、透明釉をかけた型押し成形の梅花文が熔着されて いる。裏面には、獣面の三足がつくが、高台は削り出しの小さな輪高台である。 :肥前・波佐見窯 三股山 / 1630~40年代
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