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・宮ケ瀬発電所(神奈川県)に1959年頃設置された誘導円盤型継電器。製作当初のもので歴史的な価値がある。 ・定格:5A / 50Hz ・定格CONT、製番31445243 ・継電器、リレー、日立、保護装置 ・短絡および地絡事故等により既定値以上の電流(過電流)が流れた場合、それを検出し遮断器等に動作信号を伝えるための装置。過電流継電器の内部には、変流器(CT)から送られてくる電流が既定値以上になった場合に閉じる接点と、その接点が閉じたときに流れる電流により電磁力を発生させるための2つのコイルがある。さらに、そのコイルにより回転する金属製の円盤が組み込まれ、この円盤の軸には、回転に従い可動する接点が設けられている。過電流継電器は、遮断器等に信号を伝えるため、故障電流を誤りなく検出し、不動作や誤動作をしないことが重要である。そのためには、過電流が規定時間のあいだ継続して流れていることを検出できる仕組みが必要となる。過電流継電器は、過電流を検出するとまず内部の接点を閉じ、コイルにより金属円盤を一定速度で回転させるが、円盤はある角度まで回ったところで回転軸に取り付けられている可動接点が閉じるようになっている。しかし、可動接点が閉じる前に、過電流が無くなると円盤はばねの復元力で元の位置に戻るため、規定時間のあいだ継続して過電流が流れないと、可動接点は閉じることはない。これにより、故障電流を正確に検出することができる。このように、継電器を規定の時間後に動作させる仕組みにはいくつかの種類があるが、この史料は、2つのコイルによる磁界とその作用で流れる円盤上の電流とによる回転トルクを用いる誘導円板形継電器である。また、この継電器には、内部に動作電流整定板のタップがあり、タップを動かすと動作する過電流の値を変えることができ、また、タイムレバーと呼ばれる動作時限(事故を検出してから遮断器に信号を与えるまでの時間)の長さを設定するための目盛付きのレバーもある。1959年、日立製作所製造のIO形C式の誘導型限時過電流継電器である。
情報所有館 : 電気の史料館(休館中)
戦前、冬の山岳地で送電線を巡視する際に、凍結した道を歩行するために使用した。戦後、エッジ付きスキー板が登場して使われなくなった。足に装着して、爪を凍結面に突き刺し、滑ることを防止したものである。雪国では、金かんじきと称して一般のかんじきスキーと急峻な凍結板で併用していた。その後、もっぱら春のゼンマイ取りに便利に使っており、靴にしっかり固縛しないで抜けて転落しそうになったことが度々あった。雪上巡視歩行時滑り止め 送電線、建設・保守用具
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おもに大正時代、雪の多い地域で送電線を巡視する際に、雪上を歩行するために使用した。昭和に入りスキーが普及すると、あまり使われなくなった。 中央の縄間に足先端を差し入れ、ひもでかかと後ろに引っかける。 歩行時にかかとがカンジキより少し上がる程度に装着するのがコツである 大正時代後期の冬季送電線路巡視に活用された。 かんじきを履いての歩行には、コツがあり慣れる迄には、歩行中に転がり、全身ずぶ濡れになりずいぶん苦労をして巡視を行い、先輩方から早く来いと怒鳴られた。昭和に入りスキーの普及で使用頻度は激減したが、かんじきを見ると、必死に先輩方の後を追いかけたことを思い出す。 歩行補助具,雪上歩行用滑止,アイゼン、建設・保守用具
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鉄塔No.表示 送電線、鉄塔、番号札
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碍子連に乗出し、作業する場合の足場。先端フックを電線にかけ、手前を腕金アングルに縛り付けて使用した。この史料は、戦前から昭和30年代にかけて使われたもの。現在はアルミ製梯子になっている。がいし交換や電線補修・緊線作業に使用した工具である。初めて棒の上へ乗り出してた時などは、ぐらぐら揺れ、先に行くほど撓み、このまま折れてしまうのではないかと冷や汗ものだった。諸先輩方から「もっと痩せろ・これ以上太るな」などと冗談めいたことをよく言われた。碍子取替等の鉄塔アーム乗り出し.鉄塔、架線工具、吊架作業、送電線,建設・保守用具
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・腕木に取り付け、低圧電線を支持するとともに絶縁を確保する。 ・S20年ころ ・内線、碍子、昭和初期、材料
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・使用目的・方法:引込線支持用 引込線用の碍子で、小柱の電線の支持、分岐、家側支持点等、広い範囲に使用された ・昭和24~25年頃ものと推定される ・白色 ・碍子、絶縁、引込線、昭和初期
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1911(明治44)年に法律で通信設備の設置を義務付けられてから、各電気会社は自前の通信線を布設した。これは、そのことを示す当時の史料で、通信専用の電柱に付けられた標識である。箱根にあった古い木柱についていたもの 箱根独立電話線 一三二 大正12年 上部に東京電力のマークあり (従って、設置されたのは、昭和26年以降と考えられるが不明)
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マンホール内ガスの有無を調べるための測定器。ガスの種類や濃度で光の屈折率が異なることを利用している。まずこの測定器でガスの有無を調べ、あった場合は比色式ガス検知器や可燃性ガス検知器でガスの種類と濃度の測定をした。 ・ガスの種類と濃度によりこれを通過する光の速度(屈折率)が異なること、すなわち光の干渉を利用して光学装置の中に吸収したガスによって生ずる干渉縞の移動する割合によりガスの含有率を検知するもので、主としてメタンガス、炭酸ガス等の測定に使用した。( ~昭和50年代) 一酸化炭素、硫化水素等の含有も検知できることから、先ずこの検知器でマンホール内のガスの有無を確認し、比色型ガス検知器や可燃性型ガス検知器でガス濃度・量の測定を行った。 ・明るい場所での測定は検知器自体の光が弱く、0点調整・測定値の読み取りに苦慮し測定を数回繰り返すことがあった。 別称新光式ガス検知器とも呼ばれた。 SHINKO GAS DETECTOR TYPE6 器械番号6742 東検第219号 皮のケース入り(携帯用のようである) マンホール内のガス点検作業の際使用 測定器、ガス
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文化塔で低圧に変圧された電力は、地中低圧幹線を通じて道路脇などに設置された「配電箱」へ送られ、ここで数回線の低圧配線に分岐されて各需要家へ送られた。東京市電時代の低圧配電塔。使用されていた場所:豊島区巣鴨。重量は約80~100kg。扉が開閉する。
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