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ベンツ 14/30HP Benz 14/30HP

ヒット作ヴェロの単気筒に固執したため、技術面で遅れをとったベンツも、1905年から6年にかけて新しい4気筒車を続々と発表、多くのトライアルに参加して成功を収めた。このスポーティなツアラーは1912年製でカウルを曲面で構成したモダンなスタイルを特徴としているほか、電気式ヘッドランプなど、装備も充実している。またデザインや効率がいいことから、ラジエターグリルが他車へ与えた影替も大きく、しだいに普遍的なものになっていく。 1912年

情報所有館 : トヨタ博物館 


ルノー タイプDJ Renault Type DJ

初期型のルノーは、現代の自動車のように前方から開閉するボンネットとエンジンの後に置かれたラジエターを大きな特徴としていた。このスタイルの利点は、メインテナンスを容易にしたことだが、武骨なラジエターグリルにかえて流線型を採用、前方視界を確保することもできた。みごとなコーチワークの1913年型タイプDJは高級なリムジンボディを持ち、馬車時代のなごりから運転席と客席は完全に分離、運転手というより御者と呼んだほうがよさそうだ。 1913年

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パッカード ツインシックス モデル3-35 Packard Twin Six Model 3-35

パッカードは欧州の最高級車に一歩もひけをとることのないまぎれもない高級車である。なかでも1915年に登場したツイン6は信頼性においても技術面でもアメリカが世界に誇ることのできる最高のモデルであろう。もともと航空機用に開発されたツイン6、つまり∨12気筒エンジンをいち早く量産車につみ込み、アメリカ車初のアルミピストンを採用。優れたエンジン特性はトップギアのまま時速5kmからでもスムーズな加速を可能にしたのである。 1920年

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ミネルバ 30CV タイプAC Minerva 30CV Type AC

ギリシャ神話の知恵の女神の名を持つベルギーのミネルバは、全世界の王族や大富豪に愛用され、とくにアメリカ上流階級やハリウッドでは別格のプレステージを誇った高級車であった。女神のマスコットと美しい曲面のラジエターグリルが印象的で、1900年から39年まで存続。各国のコーチビルダーが競って腕をふるい、多くの名車をつくりだした。エンジンは最後までナイト式のスリーブバルブに固執したが、品質のよさと高性能から高い評価を得た。 1925年

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ピアスアロー シリーズ36 Pierce-Arrow Series 36

ピアスアローは、パッカード、ピアレスと合わせて“スリーP”といわれたアメリカの超高級車である。その品質や格式の高さは、ロールス・ロイスを上回る厳重かつ贅沢な品質管理のうえに成り立ち、とくに信頼性においては他車を寄せつけないものがあった。さらに、ヘッドライトとフェンダーを一体化させた独特なスタイルをはじめ、パワーブレーキ、油圧タペット、アルミを使用した軽量ボディなど技術的にもすぐれ、すばらしい乗り心地を示したのである。 1927年

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イスパノスイザ 32CV H6b Hispano-Suiza 32CV H6b

第1次世界大戦前はアルフォンソXⅢで名をはせたイスパノスイザも戦争中はフランス空軍の主力エンジンの生産に全力をあげた。その経験から1919年、1台の新鋭モデルを生み出すことになった。世界初のサーボ付き4輪ブレーキやOHCヘッドを持つ軽合金エンジンなど進歩的な航空機技術が惜しみなく採り入れられた32CV・H6bである。もちろん、このモデルも'30年代に出現する∨12気筒車のようにフランス的なしゃれたボディが架装されプレスティッジカーの王座に君臨したのである。 1928年

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デイムラー タイプ45 Daimler Type 45

イギリス最古の自動車会社であるデイムラーは、工ドワード7世により「御料車」として指定されて以来、戦後ロールス・ロイスにその地位を譲るまで、長い間イギリス王室や各国の上流階級に愛用されてきた。また、納車はストラットストーン社が一手に引き受けていたことも知られている。著名なコーチビルダーによる豪華なボディ架装と大排気量のスリーブ・バルブ・エンジンによる静粛な走行は、超豪華車の代表に相応しいものであった。なお、この車はインドの藩王(マハラジャ)が使用していたものである。 1920年

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デューセンバーグ モデルJ Duesenberg Model J

モデルJは、アメリカ最高の多くのコーチビルダーがボディを架装。この時代の豪華サルーンに一歩もひけをとらないし、性能においてもはるかに抜きん出ていた。レーシングカーなみのそのパワーは、腕に自信のないドライバーではおさえつけることができないほどの強靭なパワーで人々を圧倒したのである。2カウルの独特なボディはマーフィ製フェートンで、数あるバリ工-ションのなかでも有名なモデルである。 1929年

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キャデラック シリーズ452A Cadillac Series 452A

1930年、キャデラックはV16エンジン搭載車を世界に先がけてデビューさせた。452型と呼ばれるこのエンジンは7.4リッターの排気量を持ち、油圧タペット付きOHVヘッドを採用して、その出力も165馬力。豪華で重いボディをのせながら強力なパワーを発揮した。年間500台程度の限定生産だったが、キャデラックはこのV16によって速さと力と美しさを備えたアメリカ№1のラグジュアリーカーの名声を手に入れることに成功したのである。 1931年

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ランチア アストゥーラ ティーポ233C Lancia Astura Tipo 233C

アルファロメオと肩を並べ、スポーツカーの華をさかせたランチアが1931年に発表したアストゥーラは当初、それほどスポーティなモデルではなかった。ところが1933年、エンジンを大型化したことで時にはアルファロメオを破るほど高性能なツーリングカーに成長。1935年以降はピニン・ファリーナなどのカロッツェリアか魅力的なボディを架装して高級スポーツカーの道を選んだ。1936年のこのモデルもピニン・ファリーナの手になるものである。 1936年

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