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インライン型水車

ラインパワーは、地球温暖化対策に貢献し、クリーンなエネルギーを生む小水力発電用インライン型水車である。発電機を内蔵させることにより、低コストと省スペースを実現した。浄水場の残圧利用など、比較的低落差の水力利用に有効である。2003年2月から埼玉県の浄水場フィールド試験機を運用、岸和田市、さいたま市、東京都などに実績がある。

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ベルト型ろ過濃縮機

ベルト型ろ過濃縮機は、金属製メッシュベルトを用いてろ過・濃縮を行う新しいタイプの低動力型の機械濃縮機である。下水処理より発生する余剰汚泥、初沈汚泥、混合汚泥を処理対象とし、供給汚泥に0.3%程度の高分子凝集剤を添加、低速で回転するベルト上に供給することで、約20~30秒間の短時間で濃縮汚泥濃度4%以上、固形物回収率95%以上の高い濃縮性能を安定して実現する。

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膜型メタン発酵システム

生ごみや食品廃棄物からバイオガスを取り出すシステム。独自開発の液中膜を導入する事により、メタン発酵槽内のメタン菌を高濃度に濃縮・維持することで設備の大幅な小型化、低コスト化を達成すると共に、膜分離により発酵阻害物質(アンモニア等)を除去することで、システムの安定性も大幅に向上。平成15年度新エネルギー機器の部の経済産業大臣賞受賞。平成17年現在、汚泥再生処理センター、自治体、食品工場向けに6施設が稼動中。

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電気式ガス化焼却炉

ガス化式焼却炉の熱源を、バーナーから電気ヒーターに変える事により、無酸素の状態で炭化物に変える事が出来るので、細工をせずに好条件が維持出来る事を発見した。これは一方では二酸化炭素対応にも成っている。また、ヒーターに送る電気はEPR操作器により低電圧、高電流として電気料金の節約を行なっている。

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ビニループプロセス

ビニループプロセスは溶剤を用いた使用済み塩ビ系廃棄物の再利用プロセス。異物混入量が少ない、有機溶媒中で塩ビおよび添加剤が完全に溶解するので品質が安定、プロセスの途中で可塑剤・安定剤を添加できるので再生塩ビの添分調整が可能など従来のマテリアルリサイクル法とは異なる多くの特長を有し、大部分の塩ビ系廃棄物を再利用することが可能である。

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レセルシステム

レスルシステムは、従来の下水汚泥嫌気性消化槽の前段に汚泥可溶化装置を組み込んだシステムである。汚泥を濃縮後、高温高圧条件で可溶化することで、消化率が向上し、消化汚泥の脱水性が改善する。これにより従来処理に比べ、1.脱水汚泥量が40%以上減量、2.消化槽容積が1/3に削減、3.有効利用エネルギー量が1.4倍に増加の効果があり、廃棄物量削減、廃棄物からの創エネルギー等地球環境保全に貢献できる。

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(還元加熱+Na分散体処理)法

PCB等の有害な難分解性有機化合物に汚染された土壌、汚泥等の無害化処理技術。環境への負荷が少なく、低コスト処理技術である。汚染物は間接加熱キルンにて350℃から600℃の温度で連続処理され、無害化される。加熱で生じた有害物を含んだガスは油スクラバにて有害物を除去し、清浄化する。有害物を溶解した油は有害物濃度を定期的に分析監視し、基準値を超えると抜きとり、Na分散体を用いて90℃で無害化する。系外排出が少ない技術。

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バイオ天然ガス化設備

下水を処理する過程で発生する消化ガスを、高圧水吸収法により都市ガス相当まで精製する実証設備である。高圧の塔内で二酸化炭素と硫化水素を水に吸収させることによりメタン純度98%への濃縮が可能であるほか、国内で初めて高圧水吸収法によるシロキサン除去性能を実証した。得られた精製ガスは既存の天然ガス自動車の燃料として利用可能であり、本設備で年間1万km走行する普通車で400台分の燃料ガスを精製可能である。

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ラビリンス固液分離装置

浄水処理の一つである沈殿池により固液分離する。この沈殿効率を高めた装置がラビリンス固液分離装置である。本装置は当社が独自に開発した装置で、重力に加え、流体抗力や慣性力で動的分離する。特長として、分離時間を短縮し確実に処理・微細なフロックも除去・沈殿池を小さくできるなどがある。

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つねきちA型ボイラ

田熊常吉研究所時代から引続いて田熊汽缶製造(株)創業期の昭和10年代を代表する直管式水管ボイラであった。当時、煙管式ボイラに代わる大容量、高圧化に適応すべく、発明の最大特徴である「缶水循環促進用受水装置(集水器と降水管)」を実用装備し、水循環の問題を解決した自然循環直管式水管ボイラであった。A型シリーズと称し、5つの型式があった。

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艦本式22号缶

昭和17年、海軍省艦政本部が国内ボイラメーカーに舶用ボイラの設計を命じ、これに応じたものである。昭和18年に「戦時標準舶用缶」として正式に採用され、「艦本式22号缶」として量産に入った。タクマ式ボイラの特徴を生かした構造となっている。太い水管を使用し、降水管を最低温部に配置することで安全性、信頼性を確保した設計となっている。一部に陸用缶としても納入された。

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つねきちNs型ボイラ

昭和28年、それまでの当社H型、CD型、HN型水管ボイラの水管構造を大きく前進させて上下ドラムを垂直に配置させた自然循環式水管ボイラである。蒸発水管群の後壁部に不加熱降水管を設け、前方に曲管で構成する水冷壁管を配した燃焼室を持つ水管ボイラとし、これを「つねきちNs型」と命名した。石炭、重油等の各燃料に対応が可能で、N型とともに、その後の基本型として現在に至っている。

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つねきちN型ボイラ

つねきちNs型で燃焼室とボイラ本体水管群を火堰板で仕切る構造としたが、ガス流れを下出口から上出口へ変更した。この型式の1号機の納入事例を示すものである。燃焼ガスの通路や流速を自由に選定して使用燃料の種類と性質、燃焼装置の種類に適応させて自由に設計、計画ができるようになった。大型分野への進出を可能にしたもので、以降の主流となっている。

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単管式貫流ボイラ

クレイトン蒸気発生機は米国から日本に紹介された小型の強制循環ボイラで、軽量で据付面積が小さい、スタートアップが早い、自動制御を装備等、画期的な性能を持ち小型貫流ボイラとして一時代を築いた。加熱管は燃焼室を構成する螺旋状の部分と接触伝熱部を構成する渦巻状に巻いた管を複数段重ねた部分よりなる単管構造であり、その加熱管出口の汽水分離器において湿り蒸気を旋回分離し高純度の蒸気を取り出す。

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スルザー・モノチューブボイラ

産業用発電分野への進出を意図して昭和33年、スイス・スルザー社から貫流ボイラの技術導入に踏み切った。その第一号機として、昭和37年に納入した自家用発電ボイラである。発電出力は2万kW、使用燃料は高炉ガス、コークス炉ガス、重油の混焼ならびに各燃料の専焼も可能とする意欲作であった。以降の自家用発電ボイラ分野への足掛りとなるものであった。

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竪型自然循環式水管ボイラ

ドイツ、テッセンヘンシェル社との技術提携により国産化した竪型水管式ボイラである。上下にドーナッツ型のドラムを配した竪型缶体は、後の多管式貫流ボイラの発想の基となる画期的なもので、燃焼ガスがタンジェンシャルに配した水管壁を2パスし、水管列により発生する乱流によって熱交換効率の向上とともに煤付着の防止にも効果のある合理的な構造となっている。

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亜鉛製造設備用廃熱ボイラ

昭和48年に製錬5社共同で設立された日本最大級の精錬所における製錬プラントである。日量800トンの亜鉛精鉱を処理し、亜鉛と硫酸を生産する。亜鉛精鉱の焙焼には、流動焙焼炉が採用され、そのガス冷却に使用されている廃熱ボイラである。特徴はガス並行流形4パス構造で、第一~二通路は大きな水冷壁として焼鉱の付着を抑制し、第三~四通路は垂直伝熱面として、ダストの払落しが可能な構造としている。

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真空式温水ヒーター

真空式温水ヒーターは真空状態の缶体に封入された熱媒水を加熱し発生した大気圧以下の飽和蒸気が蒸気室の熱交換器の表面で凝縮し給水を加熱、温水として供給する。缶体は大気圧以下のため安全で、規格上ボイラには該当せず、外気と遮断されているため腐食がなく長寿命である。バコティンヒーターは真空式ヒーターのパイオニアとして温水ヒーターの技術革新に画期的な役割を果した製品である。

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フェロシリコン製造設備用廃熱ボイラ

フェロシリコン製造用電気炉からの廃熱を回収し、蒸気タービンで5千kWの電力を得た世界初の廃熱発電プラント。昭和53年に納入した。フェロシリコン等を生産する電気炉はほとんどが開放型であったが、客先との協同で半密閉型の構造とし、排ガス温度を800℃まで高めて本ボイラを設置した。ボイラの特徴は、縦型タワー構造で強制循環式横置伝熱管方式である。ダスト除去はショットクリーニング方式を採用している。

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セメント製造設備用廃熱ボイラ

セメント製造設備では昭和30年までは湿式キルン方式で、ロングキルンの後部に廃熱ボイラが設置されていた。昭和40年代に、設備の改良開発が行なわれ、SP、NSP方式となり省エネルギー化されたが、ここでも400℃程度のガスが排出されていたものを廃熱ボイラで200℃程度まで熱回収し、得られた蒸気で8千kWの電気を回収した。当該プロセスでは世界の1号機であり、NSP方式における廃熱発電の先駆けとなった。

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マイコン制御ボイラ

日本で初めて汎用蒸気ボイラーにCPU内蔵の制御盤を搭載した画期的なモデル。ボイラ制御の電子化のみならず、故障診断、点検予知、報告、データ通信機能を搭載し、現在の蒸気ボイラのメカトロニクス化の原型となった。

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尿素製造プロセス「ACES」

尿素製造プロセスは世界的に3プロセスあるが、その中で最も省エネの進んだプロセスである。尿素合成率の高い合成液をCO2ストリッピングにより未反応物を加熱分離して尿素を製造する方法で、加熱分離した未反物は凝縮され反応器に戻される。合成系の循環は重力を利用する。一号機が1983年に韓国で稼動し、スペイン、インドネシアなど7ヶ国に建設された。

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High-conversion Soaker Cracking (HSC)プロセス

HSCプロセスは、東洋エンジニアリングと三井鉱山化成が共同で開発した重質油分解プロセスである。アスファルトなどの重質油をスチーム存在下の特殊反応器で熱分解し、高い分解油収率と安定的なボトム油の製造を可能とした。日糧1万4千バレルの国産一号機はドイツのシュベート製油所に建設され、1988年より商業運転を開始した。2000年には日糧2万1千バレルへの能力増強が図られ、2005年現在も順調に稼動中である。

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配管自動切替え装置「XYルータ」

多品種変量生産を行なうバッチ生産分野向けの、複数設備間でのライン切替えを自動で行なう装置。固定せざるをえない反応釜などでの原料替え、品種替えの作業を、迅速にかつ適確に実施することができる。ファインケミカル、食品、医薬などの分野で、生産性向上、品質管理の点で貢献している。洗浄排水を低減することもでき、環境負荷の軽減にも役立っている。ホースを用いた装置としては世界初。

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メタノール合成反応器「MRF-Z」

メタノール日産6000トンを1系列で実現する合成反応器。ラジアルフローによる触媒層差圧低減による省エネ並びに触媒層温度分布を最大反応速度を与えるように水-スチーム系冷却管群によって多段冷却する構造とし、最大転化率を得る。トリニダードにてプロトタイプにて商業化を達成した反応器にバイオネット型冷却管を使用する改良を加え、装置の大型化とコストダウン、保守性向上を実現、1998年より中国重慶にて商業運転中。

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尿素製造プロセス「ACES21」

ACESプロセスより更に省エネが進み、世界の尿素製造プロセスで最も製造コストが低いプロセスである。コンデンサーに尿素合成の役割を持たせることにより反応器を小さくし、合成系循環にエジェクターを利用して反応器を地上に設置することにより建設費も大幅に低減した。2004年に中国で一号機が稼動し、インドネシアでも2005年に運転が開始した。

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ピラーパッキン#1(ナンバーワン)

明治、大正時代海運国を突進んでいた日本であったが、船舶往復動エンジンのパッキン消耗による蒸気漏れやトラブルは船の乗組員に過酷な労働を強いていた。この解決のため発明され製造販売されたのが、特許ピラーパッキン#1である。鉛、アンチモニー、錫を溶かした合金を粒状にし、黒鉛とパラフィンを加えて練り合せ金型に入れてプレスで柱状(ピラー)に押し固めて作られる。舶用パッキンの通称がピラーパッキンと一時なった。

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炭化繊維パッキン#6501L

カーボン繊維が世界的には研究段階の昭和36年にアクリルニトリル繊維が特殊な空気中加熱方式で炭化することを見い出し炭化繊維の研究開発に着手した。昭和44年に繊維量産化に成功。潤滑性がよく熱にも薬品にも強い繊維の特性を用いて水ポンプやバルブのグランドパッキンピラー#6501Lを開発した。アスベストパッキンが主流だったが、#6501Lは一早くノンアスベストパッキンとして普及した。

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ピラーナイフエッジシール

昭和50年代初頭の塗料・食品・製紙等の工場では、高粘度、凝固性液体のポンプの軸封部の安定したシール性能を発揮するメカニカルシールがなく工場運転者の大きな悩みであった。メカニカルシールの摺動面は通常平坦な2面より形成されているが、ピラーナイフエッジシールは摺動面の片側を鋭い山型(ナイフエッジ状)とし、凝固物の生成やかみ込みを無くし安定したシール性能を作り出し塗料、食品、製紙等の工場に普及した。

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膨張黒鉛編組パッキン「ピラーフォイルマークⅢ」

黒鉛は潤滑性がよく熱や薬品にも強いので高温高圧などの厳しい環境で使用される代表的な工業材料である。しかし、粒状のため形状を作るには限界があった。ピラーマークⅢは、膨張黒鉛を金属繊維やアラミッド繊維で補強し糸状にした世界で初めての黒鉛ヤーンを編組し耐熱潤滑剤を含浸したパッキンである。その高信頼性、簡便性及びノンアスベストとして発電所、石油化学等の高温高圧、化学薬品流体のグランドパッキンとして普及。

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電動サーボ式射出成形機

当時、油圧式射出成形機が主流であったなかで、射出装置、型締装置など、射出成形機の各駆動部をそれぞれ専用のサーボモータで駆動した、世界初の全電動式射出成形機である。従来の油圧式射出成形機に比較して、安定した精密成形性能と電力消費3分の1の省エネ性能を実現。全電動式射出成形機への転換が急速に進み、現在は射出成形機の主流となっている。

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コロンビアン印刷機

19世紀の印刷機械を語る時、「翼を広げた鷲」が差し込み装飾された鋳物のこの「コロンビアン」をおいて他にない。アメリカ、フィラデルフィアのジョージクライマーによって、おおよそ1813年に発明されたこの機械は、西部へ行く開拓者のための交通印刷機械が出来るまで、新聞用印刷機として広く使われていた。アメリカ生まれの印刷機が、今日存在していることは余り知られていない。クライマーが1817年イギリスに行った頃から、この機械が大変有名になったのは、使い方が大変簡単であった事による。<1813年アメリカ製>

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C57型蒸気機関車

C57型蒸気機関車は昭和10年代の旅客列車けん引用標準型式として、わが国独自の設計により昭和12年から登場した。全部で201両が製造され、うち106両を三菱重工業が製作。戦前の74両は神戸造船所が製作にあたったが、戦後の32両は昭和18年4月機関車専門工場として発足した三原製作所で製作した。近代的でスマートな形態美は国鉄機関車中随一と云われており小づくりでボイラーも細く東洋的な顔立から「貴婦人」のニックネームで親しまれ且つ運転しやすくわが蒸気機関車の傑作である。C5776蒸気機関車性能履歴全長20.3m 高さ3.1m 運転整備重量116.15t馬力1040PS 最高速度100km/h製造 昭和13年9月17日 廃車 昭和48年7月26日全走行キロ数 299万5660KM(赤道を約75周する距離)

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印刷機械SB1 号機

昭和37年10月に製作した三菱印刷機の第1号機です。14年間稼働しましたが、顧客のご好意により当所の創業記念機械として譲り受けたものです。

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竪削盤

安政4年(1857)長崎鎔鉄所(長崎造船所の前身)建設のため、江戸幕府がオランダから購入した工作機械の内の1台で、日本最古の工作機械。 金属を縦方向に切削する竪削盤といわれるもので、平成9年に国の重要文化財に指定された。大正3年(1914)に彦島造船所(下関造船所の前身)の設立とともに長崎から下関へ移され、通算約100年間わが国造船業の発展につくした。要目:ラム最大行程 14吋、テーブル横行最大移動距離 42吋、テーブル縦行最大移動距離 20吋、柱とテーブルとの最大距離 18吋。

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500kw陸用蒸気タービン

英国パーソンス社との技術提携により、長崎造船所が明治41年(1908)に製作した国産第1号の陸用蒸気タービン。 長崎造船所の発電用タービンとして大正9年(1920)まで使用。要目:出力 500kW、回転数 2400rpm、蒸気圧力 10.53kg/cm2、蒸気温度 186度。

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500馬力 舶用オープンサイクルガスタービン

我が国最初の舶用ガスタービンとして昭和29年(1954)に長崎造船所で開発されたもの。運輸省航海訓練所の練習船「北斗丸」に搭載されて昭和33年(1958)まで実船実験に供され、ガスタービン技術の発展に貢献した。展示品は構成品の内の高圧タービン、空気圧縮機、燃焼器である。

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スペイン向けタービンローター破片

大型タービン輸出の初号機として、スペインENDESA社向け33万kWタービン用に製造されたローターであるが、昭和45年(1970) 10月24日、過速度試験中に破裂し胴体がほぼ4等分に割れて飛散し、多数の死傷者を出すという世界タービン史上に残る事故が発生した。本破片はその内の一つで、海中に落下したもので破裂の起点を含み、破壊の原因解明の基礎となった貴重な資料である。ローター全体の重量は50トンであったが、この破片の重量は9トンあり、空中高く舞い上がり、880メートル離れた海中に落下したもの。原因はローター素材の欠陥によるものであり、この事故を契機に製鋼技術が飛躍的に向上した。事故後の対応が迅速、的確であったため、客先からのより深い信頼が得られ、その後、世界各地へ大型タービンを多数輸出することとなった。

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九州電力知名風力発電所300kw風力発電設備の翼

鹿児島県沖永良部島知名町に建設された風力発電設備で、翼は翼根部の固定翼と先端部の可動翼からなる。可動翼にはヘリコプターの中古翼を使用することによって、開発期間の短縮とコスト低減を計った。 定格出力300kWは当時日本最大で風力発電の実用化に先駆的役割を果たした。展示品は翼3本中の1本であり、この運転実績をもとに250kW量産機を開発した。要目:定格出力 300kW(風力12m/sにおいて)、翼の回転直径 33m(翼の長さ16.1m)

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九七式司令部偵察用プロペラ

九七式指令部偵察機は、昭和12年3月に完成した試作2 号機が朝日新聞社の東京~ロンドン間の親善飛行を行った「神風号」として有名な機体である。九七式司令部偵察機は一〇〇式司令部偵察機に転換されるまで高高度を高速で飛行し、隠密偵察に活躍した機体である。本品はその九七式司偵に搭載されていたプロペラで全金属性固定ピッチで2枚のブレードの直径は3.06mである。 2004年大阪伊丹空港敷地内で土地の掘削中に発見されたものである。

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高高度ヘルメット

終戦間近に開発された局地戦闘機「秋水」はロケットエンジンで最大速度 900km/10000m、上昇力6000m/2分16秒、10000m/3分30秒、12000m/3分50秒で上昇するが、与圧装置は装備されておらず、急激に低温で、酸素濃度の低い高高度に達するため呼吸用酸素マスクが必要であった。本品は「秋水」用に開発された高高度ヘルメットで顔面はヒータ用ニクロム線の入った強化ガラスで視界を確保し、頭部は皮革で覆い、与圧用酸素パイプ、呼吸用酸素パイプが接続され、そこから胸部加圧袋に連結するゴム管が取り付けられている。また、耳部には受信用マイクがセットされている。

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試作局地戦闘機「秋水」

「秋水」は日本の航空機史上唯一のロケット推進戦闘機で原型はドイツのMe163で、僅かな史料を頼りに三菱で機体、エンジンは陸海軍共同で開発を1944年8月からはじめた。地震、空襲等厳しい環境下で昼夜作業を続け、昭和20年7月、僅か11ヶ月で初飛行を行った。高高度進入のB-29迎撃機として10000mまで3分30秒、900km/hという驚異的な性能で期待されたが実戦に使用されることなく終戦を迎えた。本機は神奈川県の日本飛行機(株)の地中から発見された残骸と科学博物館の図面を元に忠実に復元した機体である。全幅9.50m 全長6.05m 全高2.70m主翼面積17.73m2 自重1505kg 全備重量3885~3900kg最大速度900km/h 上昇力10000m/3m30s

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特呂二号ロケットエンジン

1945年に開発された局地戦闘機「秋水」のロケットエンジンのレプリカである。このロケットエンジンは「特呂二号」(KR10)で燃焼室内で甲液と乙液を混合させて燃焼させ、その高圧、高温ガスを噴射して推進するが、甲液は80%高濃度過酸化水素、乙液は水化ヒドラジンとメタノールの混合液に水を加えたものであり重量比10:3.6の割合で噴射反応させた。エンジンは陸軍と三菱の共同設計で、さらに海軍の協力も得ながら、地震、空襲、工場疎開などの困難と技術的問題を克服しながら昭和20年6月に完成したものである。

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ロケット薬液地上保管用瓶

1945年に開発されたロケット戦闘機「秋水」の薬液は甲液(酸化剤薬液):過酸化水素80%水溶液であった。 乙液(燃料相当の薬液):水化ヒドラジン30%、メタノール57%、水13%これらは人体に有害ばかりでなく、爆発しやすい危険物であり、さらに金属を腐食させるため保管容器として陶磁器が使用された。陶磁器類は瀬戸、常滑、信楽、清水、有田など5種類のものが製造されたが、本品は滋賀県八日市の方からの寄贈品である。

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陸軍九九式襲撃機用プロペラ

プロペラ ハミルトン式金属製定回転可変ピッチ3翼陸軍九九式襲撃機は昭和12~13年、陸軍から三菱に対して地上の航空機や、軍隊を襲撃するための設計基礎要領を指示し昭和13年設計に着手、14年6月試作1号機、8月に2号機が完成。テスト飛行は各務原で行った。量産型は各種の改修を行い、更に武装の換装を行い、昭和19年からは立川陸軍航空工廠においても生産を開始した。優れた運動性を有した本機のプロペラは、現航空自衛隊岐阜基地の正門付近を整地中に地中から発見されたものです。

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三菱A型燃料噴射ポンプ

1932年に開発された列型燃料噴射ポンプで、「噴射始め」をプランジャによって、「噴射終わり」を脇路弁の導通により、また「噴射量の増減」は偏心軸を利用した揺腕の変位により制御する構造で、当社独自の設計である。

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三菱C型燃料噴射ポンプ

1936年に開発された列型燃料噴射ポンプで、「噴射始め」と「終わり」を、1本のプランジャを回転させて行うボッシュ式構造を取り入れているが、噴射始めが可変、噴射終わりが一定の新工夫により、噴射ポンプ技術の進歩に大きな貢献をした。

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三菱E型燃料噴射ポンプ

1937年に開発された列型燃料噴射ポンプで、「噴射始め」が可変、「噴射終わり」が一定の三菱式プランジャを内蔵している。

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三菱F型燃料噴射ポンプ

1937年に開発された列型燃料噴射ポンプで、「噴射始め」が可変、「噴射終わり」が一定の三菱式プランジャを内蔵している。

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三菱メイキエンジンNE-1

スクーター用エンジン。

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