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寄贈者窪田氏がシルクロート旅行中西域の高昌城で採集.中国、唐の高祖武徳4年(621)に発行された貨幣. なお「開元」」は元号ではなく盛唐の時代,玄宗皇帝の開元の治とは関係ない.「開通元宝」と読む読み方もあり,歴史書ではこれを採用している書籍も多い.
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ギリシャの文献に小アジアのカリベス族が製鉄にすぐれ,川底の砂から鉄を取るとある. 西欧の製鉄技術史研究者はこの砂を珪砂の添加と考えていたが,窪田氏は砂鉄であると主張,英国のTylecote教授(故人)などもそのように考えるようになったという.これを実証するため窪田氏はトルコ旅行をされ,この資料を採集された. カリベス族が砂鉄を鉄源としていたという証拠になる
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英国のベッセマーが1856年に発明した酸性転炉は英国の鉄鉱石に合わず,これを最初に実用化したのはスウェーデンのGolanson(ヨランソン)である.同氏はサンドビック社の創立者でもある.本試料は1870年代のベッセマー鋼による削岩機のドリルロッド.
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千葉市にあった東京大学生産技術研究所の小型高炉の記念プレートおよび説明板.この高炉は戦後鋳鉄用キュポラから始まり,最後は高炉として首都圏の鉄鋼工学専攻生達のメッカとなったという.廃棄されるのを惜しんで記念プレートを作製し,東大生産技研,現地および日本金属学会付属金属博物館に置かれた.
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東北大学の附属工場にいた故山内東一郎氏の鉱石ハンマー.鈴木廉左九教授のために打った物.柄に鈴の焼き印。山内氏はピッケルで名高いがこのような実用的道具も名人であったなお山内ピッケル関係の項目も参照(020)
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