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高演色性蛍光ランプ<リアルクス>

博物館、美術館、印刷物の検査や病院の診察室など色再現性を重視する照明用として開発された。演色性能を阻害している405nm、436nmの水銀輝線を吸収抑制すると共に赤色部に発光する蛍光体をガラス管と通常の蛍光体層の間に塗布する2重塗布構造である。その後、演色性能を改善し紫外線吸収材を重合した飛散防止膜を被着した美術、博物館用蛍光ランプへと進化している。(昭和42年発売開始)

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超細形蛍光ランプ(φ25.5mm、直管20形・40形)

国内初の管径25.5mmの20・40形スタータ形蛍光ランプ。細管化とクリプトン-キセノン-アルゴン混合ガスの採用により、当時主流であった管径38mm、32mmのスタータ形20W、40W蛍光ランプと互換性を有し、コンパクトで約10%の省電力化を実現した。石油ショック以降普及が進んだ省電力形蛍光ランプの先駆けとして位置づけられるランプである。(昭和42年発売開始)

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光重合用蛍光ランプ

感光性樹脂の光重合反応による硬化を促進させる機能を持つ蛍光ランプ。近紫外域の370nmにピーク出力を有する鉛付活Ba、Sr、Mg硅酸塩蛍光体と超高出力設計を採用。580mm長の60Wと1500mm長の120Wがある。蛍光ランプ予備硬化工程、同時に発売された光重合用水銀ランプが本硬化用として併用されている。(昭和45年発売開始)

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低誘虫性蛍光ランプ(旧称:虫よけ蛍光ランプ<ハイガード>)

虫の集まりやすい紫外線(UV-A)をカットし短波長光を少なくした蛍光ランプ。紫外線と405nmと436nmの水銀輝線を吸収し、赤色光を発光する蛍光体を第一層に塗布した2重蛍光体層構造を採用、一般照明用として十分な演色性を有する。郊外の駅舎、郊外工場の出入り口や高速道路の料金徴収所などに使用されている。(昭和45年発売開始)

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3波長域発光形蛍光ランプ<パルック>

人間の目が色をよく感じる反応の強い青(450nm)、緑(540nm)、赤(610nm)の3波長域に発光を集中させ明るさと演色性を両立させた蛍光ランプ。特に日本人の肌色が好ましく見える演色性能を実現した。いきいきとした自然な雰囲気が演出できる色温度5000Kの3波長形昼白色が最初に商品化された。直管20・40Wから発売開始。以降、順次品種が拡充され蛍光ランプの主流となっている。(昭和52年発売開始)

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水銀カプセル方式蛍光ランプ<ハイライトカプセル>

蛍光ランプの水銀封入方式としてガラス製カプセルを用いた蛍光ランプ。一定量の水銀が封入されているガラスカプセルをあらかじめ電極部の金属リングに取り付けておき、排気終了後にガラスカプセルを開封し水銀を管内に取出す方式。必要最小量の水銀を封入することが可能になると共に封入ガス圧の変動要因を少なくし、信頼性アップにも役立つ製法の1つである。(昭和52年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<ライトカプセルC13形>

小型環形発光管を使用しシャーシに安定器・電球口金を取付け、プリズム加工した透明アクリル樹脂製グローブで覆った照明器具感覚のランプ。外径140mm、13Wで300 lmの明るさであるが直下光度が高く40W電球代替用として使用され大幅な省電力を実現した。(昭和55年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<ライトカプセル(ヒートシンク方式)S13形>

点灯中ガラスグローブ内の発光管の温度が過昇して発光効率が低下するのを防ぐため、発光管温度を低下させる方法として、発光管とグローブ先端部のすき間に熱伝導媒体(透明シリコーン樹脂)を充填し、発光管の熱が効率よく放散する構造を採用したランプ。このことにより発光効率を約7%向上させた40W電球代替用のランプ。その後はアマルガム方式のランプが開発され代替されていった。(昭和58年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<鶏舎用ライトカプセルT10形>

点灯養鶏用として使用されている一般電球40Wや鶏舎用電球30Wの代替用として開発されたランプ。1/3~1/4の省電力と6倍の長寿命を実現。照明経費の節減が図れることから、取替えが急速に行われた。放熱孔等のない簡易防水構造とし、鶏舎の清掃時に使用される動力噴霧機の水がかかっても水が浸水しないようにしている。(昭和61年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<ライトカプセル(アマルガム方式)G17形、T17形>

アマルガム方式のダブルU形発光管を国産として初めて採用した60W電球代替用ランプ。発光管の細管内にガラスムク棒を介してアマルガム(Bi-In-Hgなど)を封入し、発光管の温度過昇による水銀蒸気圧の過上昇を制御し高温雰囲気下でも高効率が得られる構造を採用し17Wで700 lmの高光束を実現した。点灯直後の明るさ(立上り特性)を改善させるため電極コイル近傍に補助アマルガムが取付けられている。(昭和59年発売開始)

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大型映像表示装置用蛍光ランプ

蛍光ランプを使用した大型映像表示装置(アドビジョン)専用ランプ。従来困難とされていた蛍光ランプの高速信号での調光・点滅を可能にした、R、G、Bの3原色発光管を1組としてモジュール化し1画素としたランプ。フルカラーの映像・文字情報を提供する大型映像装置に貢献した。(昭和45年発売開始)その後さらに小形化設計が進められ本格的映像表示装置(アストロビジョン)用ランプに進化している。(昭和62年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<ライトクイックG17形, T17形>

電子スターターの開発により1秒以内に確実に点灯させる速時点灯形のランプ。点滅性能も向上、全長も145mmと小形化も実現した。グロースタータ式では始動に数秒かかる課題を解消したことでトイレや階段等の代替用としても用途が拡大した。G17、T17形の60W電球相当品の他にG10、T10形の40W電球相当品もシリーズ発売した。(平成2年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<パルックボール(電子回路)G16形, T16形>

銅鉄形安定器を全面的に電子形安定器に置き替え、小形・軽量で速時点灯を実現したランプ。電子安定器の小形化とコスト低減設計により重い・大きい・すぐ点灯しないという従来タイプの課題を解消。外観形状を工夫して器具への取付け適合性も向上させ、一般家庭への普及を飛躍的に向上させた。60W電球代替用のG16形、T16形の他に40W電球代替用のG10形、T10形がある。(平成5年発売開始)

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超高出力複写用蛍光ランプ(φ54mm)

最大AO版図面のジアゾ複写機用露光光源。国内最大級のφ54mm太管と回転に適した専用口金を採用することにより直接複写原稿を管壁に巻き付けて回転させて、露光するガラスシリンダーレス化を実現した。ネオン・アルゴン混合ガスを封入して管長980mmで100Wと大出力を図っている。ジアゾ感光紙の分光感度にマッチしたピーク出力波長420mmのEu付活ピロりん酸ストロンチウム蛍光体を用いている。(昭和47年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<パルックボールG25形, T25形>

100W電球代替用としてグローブタイプで国内で初めて発売されたランプ。U形発光管3本を平行に並べ、それぞれをブリッジ接合したコンパクト高出力発光管を採用。発光管内に2個のアマルガムと3個の補助アマルガムを最適位置に配置することにより光立上がり特性の改善と25Wで100W電球相当の高光束を実現させた。一般電球代替用としてT25形、ボール電球代替用としてG25形がある。(平成7年発売開始)

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植物用育成蛍光ランプ(4波長形)

人工光源で育苗や補光をする植物栽培用として、植物の生育に必要な葉緑素の光合成反応の分光分布に近似した発光エネルギー分布をもつ蛍光ランプが昭和41年植物用蛍光ランプとして発売されている。4波長形は、新しい植物生理学の研究結果をもとに深赤部に発光するFR蛍光体と3波長形蛍光体を混合したもの。従来の植物育成蛍光ランプより成長促進効果が高い。(平成8年発売開始)

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U字形蛍光ランプ

U字形に曲げたガラス管を用いて製作した片口金構造の蛍光ランプ。直管に比べランプ長がはるかにコンパクトで今までになかった蛍光灯器具のデザイン展開を可能にし、新たなジャンルを拓いたコンパクト蛍光灯シリーズの先駆けとなったランプ。この口金の基本設計コンセプトはコンパクト蛍光ランプシリーズに引き継がれ発展している。(昭和53年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<電照菊用パルックボールG25R形>

菊の電照栽培に使用されている100W電球の代替用として開発された専用ランプ。球形ガラスグローブの上半分にアルミニウムを真空蒸着し、光を下方へ有効に反射させる構造で、使用中の明るさ低下を考慮しても4000時間まで一般電球100Wに相当する電照効果が得られ、大巾な省電力を実現、照明経費の節減に役立っている。(平成10年発売開始)

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環形ラピッドスタート形蛍光ランプ

バルブ内面に導電性ストライプを設けた環形のランプ。グロースタータ方式では一斉点灯やスタータの保守に問題があり、直管では以前からラピッドスタート形が普及していた。環形は直管と異なり湾曲加工の工程でストライプやガラスの寸度的変化のため難易度が高く直管より10年余り遅れて発売された。当時は幅広く使用されたが、その後の電子点灯回路の普及で、今は姿を消している。(昭和42年発売開始)

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電子複写用アパーチュア蛍光ランプ(φ16mm)

電子写真方式の乾式複写機(PPC)およびファクシミリの原稿照明用光源。管径15.5mmの細管で光の指向性を高めるため反射膜を内蔵し、その上に蛍光体を塗布した後一部をはぎ取り開口部を設けたアパーチュア構造と、感光体の感度にマッチした高負荷に強い緑色発光を有するTb付活アルミン酸Ce、Mg蛍光体を用いている。PPCおよびファクシミリの小形・低価格化による普及促進に貢献した。(昭和55年発売開始、順次品種拡充)

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コンパクト形蛍光ランプ・P形<ツイン1>

直管発光管2本を平行に配置してブリッジ接合し、放電路を保ちながら長さを従来直管形の約1/2に小さくしたコンパクト形蛍光ランプ。ランプ先端に最冷部を設けて水銀蒸気圧規制を行い高効率を保っている。安定器には直管形用を用いることができ、片口金で配線も容易。輝度が高く、配光制御も容易である。管径20mmの18形、28形、36形から発売開始。4形~96形の10タイプがある。(昭和60年発売開始、順次品種拡充)

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コンパクト形蛍光ランプ・D形<ツイン2>

管径16.7mmの直管発光管4本を正方形(束状)に配置してブリッジ接合して、放電路を保ちながらランプ長さを従来直管形の約1/4に小さくしたコンパクト形蛍光ランプ。ランプ先端に最冷部を設けて水銀蒸気圧規制を行い高効率を保っている。電球代替を目的とした器具設計が容易で白熱電球40形~100形に比べ、同等の光束で消費電力を約1/4に低減可能。安定器には直管形用を用いることができる。(昭和62年発売開始、順次品種拡充)

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コンパクト形蛍光ランプ・M形<ツイン2パラレル>

直管発光管4本を同一平面内に配置してブリッジ接合することにより、ツイン2の特徴に加え、薄形で高い下面照度が得られる器具が可能なコンパクト形蛍光ランプ。安定器には直管用を用いることができる。管径16.7mmの13形、18形から発売開始。管径20mm~22mmを採用した高出力のタイプもあり、一般照明平面光源として最も高い直下照度を得ることができる。(昭和62年発売開始、順次品種拡充)

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コンパクト形蛍光ランプ・H形<ツイン3>

管径12.5mmの直管発光管6本を束状に配置してブリッジ接合し、放電路を保ちながら寸法を極めて小さくすることにより、コンパクト性、高光束および高効率を同時に実現した電球代替用を狙いとした高周波点灯専用形ランプ。ランプ先端に最冷部を設けて水銀蒸気圧規制を行うことにより高効率を保っている。白熱電球80W~150Wに比べ、同等の寸法、光束で消費電力を1/4~1/5に低減することができる。(平成6年発売開始)

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コンパクト形Hf蛍光ランプ・P形<Hfツイン1>

管径17.5mmの直管発光管二本をブリッジで接合したコンパクトな高周波点灯専用形のランプ。ランプ内にアマルガムを封入して水銀蒸気圧制御を行うことにより高温雰囲気でも高光束が得られる設計としている。直管形の高周波点灯専用形Hf蛍光ランプ用安定器で点灯可能で、従来のツイン1に比べ約20%効率が高い。(平成11年発売開始)

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電球形蛍光ランプ<パルックボールYOU A13形, D13形>

60W電球相当の明るさを国産として初めて13Wで実現した。コンパクト、高効率の3uデルタ配置形発光管を採用、水銀蒸気圧を制御するアマルガムを5ヶ所に配置、小形高性能点灯回路との組合せにより従来品に比べて省電力(14→13W)と約30%の小形化、光立上り特性の改善、密閉器具使用可能として電球代替用としての性能を大幅に向上させた。シリーズとしてグローブなしのD13形もある。(平成11年発売開始)

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小形環形蛍光ランプ

環形蛍光ランプは我が国の住宅照明に適した蛍光ランプとして幅広く普及してきたが、永年20W形、30W形、32形、40W形の4タイプに限られていた。小形環形蛍光ランプは新たな器具展開を意図して開発されたものである。15形(昭和43年発売)はガラス管径26mm、9形(昭和57年発売開始)はガラス管径20mmとスリムな管径を採用、その後の環形蛍光ランプのスリム化の先駆けともなったランプである。

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二重環形蛍光ランプ<ツインパルック>

管径20mmの環形発光管2本を同心円上に並べブリッジ技術で繋ぎ1本に連結させて二重環形とした世界初の高周波点灯専用ランプ。2本を連結させることで、環の外径寸法を大きくすることなく放電路を長くし、更に管径を細くすることでランプ電圧を高めて高効率と高光束とを同時に実現。又、口金内に最冷部を設け周囲温度40度の時に最高光束が得られる様にして、コンパクト・薄形の高照度器具の設計を可能にした。(平成9年発売開始)

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3波長域発光形蛍光ランプ<パルックwarm>

3波長域発光形のもつ高効率・高演色性能を保ちつつ、落ち着いたおだやかな雰囲気が演出できるよう色温度3200K色度点に設計されたランプ。低色温度領域で好ましさを阻害する黄ばみの要因となる560~590nmのエネルギー成分を抑えるため517nmにピーク発光をもつ蛍光体を適量添加。従来の電球色と比較して白色感・色識別性能が向上している。(平成11年発売開始)

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高周波点灯専用Hf蛍光ランプ

高周波の電子回路と組合せて総合効率が最高となるように設計されたランプ。管径25.5mmのスリムサイズで4ftタイプの32形に続いて2ftタイプの16形、5ftタイプの50形が発売された。器具(安定器)によりノーマル出力と高出力使用(16W-23W、32W-45W、50W-65W)が可能である。従来のタイプより高効率で約25%の省電力を実現している。(平成3年発売開始)

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無電極形蛍光ランプ<エバーライト>

電極を持たずに蛍光発光する長寿命の無電極蛍光ランプ。世界に先駆けて日本で実用化された(エバーライト6)。ランプに外接させたコイルに高周波電流(13.56MHz)を流し、それによって生じる電磁誘導によりランプ内に放電電流を誘起し、その放電エネルギーを一般蛍光ランプと同じ発光原理で可視光に変換している。その後、高出力タイプ(18W、50W)が商品化された。イルミネーションや照明目的で使用されている。(平成2年発売開始)

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3波長域発光形蛍光ランプ(φ80mm)<スリムパルック>

熱陰極形としては国内初の管径8.0mmの超細形のランプ。6Wと10Wがある。狭いスペースに取付けて効率良く効果的な照明が演出できることを意図したもので店舗の棚下灯などの照明の他各種の電気機器組込み用としても使用されている。(平成2年発売開始)

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3波長域発光形蛍光ランプ<パルックスリム形>

従来の20W、30W、40Wスタータ形蛍光ランプ用の点灯回路で点灯でき、管径16mm(36Wは管径20mm)とコンパクト化を実現したランプ。細管化による管壁温度の上昇、それに伴う水銀蒸気圧の増加による発光効率の低下を管端部にアマルガムを封入することで抑制している。3波長形蛍光体を採用。デスクスタンド、パソコンライト、店舗照明等の用途に用いられている。(平成2年発売開始)

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3波長域発光形蛍光ランプ・電球色<パルック電球色>

3波長発光形のもつ高効率、高演色性能を保ちつつ、電球に似た暖かみのある雰囲気が演出できるよう、色温度3000Kに設計されたランプ。電球と併用しても光色の異和感が少なく、ホテル・レストラン・店舗など落ち着いたあかり空間が求められる場所の主照明用ランプとして用いられている。(昭和62年発売開始)

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3波長域発光形ランプ・昼光色<パルックday>

3波長域発光形昼白色(パルック)と同等の演色性能を有し、白さを引き立たせすがすがしい雰囲気が演出できるよう色温度6700Kに設計されたランプ。照明ニーズの多様化と個性化に対応するもの。従来の3波長域発光形に加え491nmに発光ピークを有する蛍光体を付加し、従来の昼光色の高品位商品として蛍光ランプの主流の光色となっている。(昭和61年発売開始)

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飛散防止膜付蛍光ランプ

万一のランプ破損時の安全性を確保するために、バルブ外面全体にポリエステルフィルムを被覆してガラス片や蛍光体が飛散することを防いだ蛍光ランプ。車輌で露出点灯されている蛍光ランプの万一の事故防止が発端で開発されたが、その後文教施設や食品工場、電子計算機室、道路トンネル、遊技場などに用途が拡大すると共に品種も拡充されている。(昭和55年発売開始、順次品種拡充)

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大型映像表示装置用電球

大型映像表示装置に使用する電球として、広範囲の色の再現性を実現するために、純度の高い光が得られる塗料を使用し、各色の輝度バランスを取るため、色により消費電力を変え、赤は12W、緑は18W、青は25Wとした。また、フィラメントの線径を限りなく細くすることにより、電球の点灯時の立ち上り/消灯時の立ち下りをすばやくし、動画に対応する映像処理を可能とした。(昭和57年に発売開始)

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道路交通信号機用電球

道路信号機には当初は一般照明用電球が使用されていたが、耐振動衝撃性と寿命とに課題があった。道路交通信号機用電球は衝撃に強いタングステン線を用いフィラメントを保持するアンカー線を5本として耐震性能を向上させるとともに、多少の電圧の変動にも耐え、定格寿命4000時間が確保できるフィラメント設計を採用した信号機専用の電球である。警察庁仕様として規格化され全国の信号機に使用されてきた。(昭和42年発売開始)

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道路交通信号機用電球<バンドミラー形>

石油ショック当時、信号機の省電力は大きな課題であった。バンドミラー形は既設の灯器にそのまま取付け可能で省電力を実現。バルブ内面にアルミニウムをバンド状に真空蒸着し、シリカ粒子を薄膜静電塗装した構造で灯器周辺に漏れていた光をバンドミラーで反射させ有効利用を図ることにより、従来の100形と同等の視認効果が70形で得られる。警察庁仕様として規格化され全国で使用されている。(昭和55年発売開始)

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一般照明用白色電球・省電力形(10%省電力形シリカ電球)

フィラメントと白色拡散膜の改善で従来の電球と光束、寿命性能を確保して、10%省電力を実現した電球。Ae、Si、Kのドープ材を適量添加したタングステン線の調整と適正な1次巻き、2次巻きコイルの設計比率の採用と純度、形状、粒径の適正化を図ったシリカ粉体の静電塗装の採用とにより、10%のランプ消費電力の低下を可能とした。(平成9年発売開始)

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シールドビーム電球〈ハイビーム〉

プレス成型製反射鏡にアルミニウムを蒸着し、フィラメントを規定位置に取付けておき、プレス成形製の前面レンズとを加熱溶着して作られた電球。機械的・熱的強度が強く集光性に優れている。店舗のスポットライトやダウンライト、看板・工事現場などの投光照明に適している。前面レンズの設計により、集光形、散光形などがある。前面レンズ外面に耐熱性シリコン塗料を焼き付けたカラータイプもある。(昭和39年発売開始、順次品種拡充)

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反射形電球・広角形〈ワイドレフ〉

光の照射範囲(ビーム角)を120度に設計した電球。特殊な形状のバルブを開発・採用しアルミニウムを真空蒸着して反射鏡を設け、シリカ粒子を静電塗装することでワイドな配光性能を実現している。広い範囲をムラが少なく照明できるのでスタンドやダウンライトに適している。(昭和54年発売開始)

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電照用電球〈みのり〉

菊の開花期の調節やいちごの促成栽培などでは一般電球を使用した電照栽培が行なわれていた。電照用は省電力を実現して照明経費の節減を図る目的で開発された電球、R形バルブの内面にアルミニウム反射鏡を設けて上部に漏れていた光を少なくするとともにシリカ粒子を静電塗装して広い範囲を明るさのムラが少なく照明できる。40形で一般電球60形に、60・75形で100形に相当する電照効果が得られる。(昭和54年発売開始)

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鶏舎用電球

無窓鶏舎で人工照明によって日照時間を調整して、排卵・成育を促進させる点灯養鶏では従来は一般電球が使用されていた。鶏舎用電球は省電力を実現して、照明経費の節減を図る目的で作られた電球。バルブ内面にアルミニウムを真空蒸着して反射鏡を設け、天井に漏れる光を少なくするとともにシリカ粒子を静電塗装して広い範囲をムラを少なく照明できる。30形で一般電球40形に相当する点灯効果が得られる。(昭和58年発売開始)

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一般照明用小型電球〈KTクリプトン〉

一般照明用電球のコンパクト化を狙って設計された電球。一般照明用としては初めて硬質ガラスを採用するとともに封入ガラスにクリプトンを採用することで14mmの管径で高ワットで高効率・長寿命。同一ワットの一般電球に較べ体積比1/15とコンパクトを実現している。ハロゲン電球に較べ効率は少し劣るが安価で、店舗・住宅用のスポットライトやダウンライトに多用されている。(昭和60年発売開始)

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一般照明用電球〈グルメランプ〉

電球の光は、温かみがあり落ち着いた雰囲気が得られるが電球特有の黄ばみがある。グルメランプは、ガラスに適量のネオジウムを混合させたバルブを採用して電球の光から570nm~590nmの黄色の光の一部を吸収させた電球。色の見え方の忠実度は劣るが、赤や緑、人の肌色を鮮やかに好ましく見せる照明効果が得られる。家庭の食卓や果物や鮮魚売場の照明などに適している。(昭和63年発売開始)

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水銀ランプ(4極フルピンチシール)

水銀ランプの心臓部といわれる発光管は、2個の主電極のほかに相対する補助極を持つ4極発光管で寒冷地においても優れた始動特性を有する。昭和35年に独自の精密フルピンチシール製法をわが国で初めて量産に導入。石英ガラスからの一貫生産で均一的な品質、明るさ、寿命を実現した。40Wから2000Wまで10品種があり、外管は等温バルブとも呼ばれるドロップ形状で、他に、リフレクタ形状もある。

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バラストレス水銀ランプ〈パナボール〉

安定器としての役割を兼ねるフィラメントを内蔵した水銀ランプ。安定器が不要で直接電源につないで手軽に使用できる。水銀ランプの青みがかった光と白熱電球の暖かみのある光のミックス光が得られる。電源電圧100-110Vと200-220V用の100W-500Wがある。このうち100-110V用の100Wボール形は昭和46年にわが国で初めて発売し、水銀ランプの使用が容易になった。

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水銀ランプ〈パナホワイト〉

青緑光色を赤光色を効率よく発光する蛍光体の採用で色の見え方を大幅に改善した、白色光の蛍光形水銀ランプ。色温度4200K、平均演色評価数Ra50で水銀ランプのなかでは最も演色性が優れており、特に肌色を自然に見せるため屋内照明に適している。蛍光ランプやメタルハライドランプと併用してもマッチする。昭和50年にわが国で初めて発売。

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高圧ナトリウムランプ〈ハイカライト〉

発光管内のナトリウム蒸気圧と管内径の増大にともなって、発光スペクトル分布が可視全域に広がり、演色性が著しく改善されることを見出し、内径の大きい発光管を用いるとともにネオン・アルゴンペニングガスを用いた低始動電圧方式の採用により、始動装置が不要の簡易な専用安定器での点灯を可能にした高演色形高圧ナトリウムランプ。昭和53年にわが国で初めて発売。暖かみのある光色で、効率は電球の2.5~4倍、寿命は3~9倍。

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