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ディジタルビデオカメラ「デジカム」

(1)DV(Digital Video)フォーマットを採用した家庭用では初のディジタルビデオカメラを世界に先駆けて発売した。(2)アナログ方式のビデオカメラに比較し,飛躍的に解像度,S/N(信号対雑音比),色再現性,ジッタ等を向上させ,家庭用ビデオカメラの画質を大きく変え,ビデオにおけるディジタル化を牽引する商品となった。(3)日経優秀製品サービス賞最優秀賞をはじめ数多くの賞を受賞。

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ハイビジョンTV「ハイビジョンヨコヅナ」

(1)業界初,50万円を切った商品。(2)ハイビジョンフルスペックに加え,ワイドクリアビジョンもフルスペック。ゴーストリダクション回路,文字放送受信も内蔵。(3)日経優秀製品賞受賞(平成7年)。

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DVD/ビデオCD/CDプレーヤー「DVD-A300」

(1)マルチメディア時代のコアデバイスとなりうるDVD(Digital Video Disc)の製品化第一弾。・CDと同サイズながら映画1本分を収録できる容量で,しかも高画質・高音質を確保した新しい映像メディアの再生プレーヤ。(2)国内市場だけでなく,北米市場,アジア市場,欧州市場にも投入。・各地域で新規開拓を果たす。(3)とくに,北米市場においてはホームシアタ市場の立ち上げとあいまって,順調な立ち上がりを示した。・ビデオCDが急速に普及したアジア市場においても,ポストビデオCDとして大きな注目を集める。(4)日刊工業新聞第39回十大新製品賞受賞。・標準価格  98,000円

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片面2層DVDディスク

(1)ディスクを取り出して反転させることなく記憶容量8.5Gバイトの大容量データの再生が可能。(2)8.5Gバイトの連続データ再生が可能・これにより4時間以上の高画質動画連続再生が可能。(3)ディスク表面全面へのレーベル印刷が可能。

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バリアブル コンデンサ(バリコン)

(1)ラジオ受信機より始まった電子部品事業を創出した主要商品。(2)スムーズな回転機構と容量変化量の均一化を実現。・セットの操作性を向上。・ラジオに始まり,ステレオ,UHF用テレビチューナに幅広く使われた。・ステレオではAM,FMのデュアル化を達成した。

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炭素皮膜系回転形可変抵抗器(35mmΦ,30mmΦ,24mmΦ,16mmΦ)

(1)ラジオ,テレビの音量,音質,映像等のコントロール用として普及に貢献した。・民間放送の開始に合わせて,ラジオ・テレビ受像機が拡大した。・その後,AV(オーディオ,ビデオ)機器だけでなく,家電製品の温度調節,速度調節や室内照明調節等電気機器の制御方式発展に寄与した。(2)抵抗素子をリボン形状から馬蹄形状とし,回転型とした。(3)大きさも35mmΦ(直径),30mmΦ,24mmΦ,16mmΦと小型化・薄型化の変遷をたどり,セットのスペースや組み立ての省力化に貢献した。

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アルミ電解コンデンサでJIS表示許可

1952年に電解コンデンサのJIS規格が制定され,1953年9月業界初のJIS表示許可工場となる。

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多チャネル受信用チューナ

(1)民放開始による多局受信用テレビに対応して,多チャネルチューナを開発した。(2)感度を高め,選局の安定性を向上するため,真空管および自動周波数調整回路の技術を開発した。

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8インチ型フルレンジスピーカ「8PW1」

(1)LPレコードの出現など音響再生系のハイファイ化時代に国産スピーカとして商品化されたフルレンジスピーカ。(2)オーディオマニアに受け入れられた広帯域再生スピーカ。

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アルミ電解コンデンサ「アキシャル形ゴム封口タイプ」

(1)業界初のゴム封口アキシャル形構造を開発した。(2)セットの小形化要望に大きく貢献した。(3)小形アルミ電解コンデンサの封口法としてゴム封口が主力となった。(1960年,プリント基板用アルミ電解コンデンサのゴム封口品開発)

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高周波トランス(IFT)

(1)ラジオ,テレビ用の多種多様の周波数帯による多品種を標準化することで,生産の自動化が本格化できた。(2)磁芯材料として,フェライトの高周波領域における透磁率,温度特性,キューリ温度等の改善に寄与し,フェライトメーカーを先導,要素技術構築に貢献した。

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固定ソリッド抵抗器(G特性)

(1)固定抵抗器の大量生産,自動化生産時代を切り開いた。(2)高耐熱品(G特性)の開発で信頼性が大幅に向上し,主用途の真空管式テレビの需要広大への対応,品質向上に貢献。(3)MIL規格,NASDA規格等国内第1号で認定取得し,その後の抵抗器全体の品質水準向上に貢献。

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トランジスタ式小型VHFチューナ(ディスクタレット)

(1)トランジスタを使用したVHF小型チューナの開発・量産化によって,真空管使用のテレビからトランジスタ化への時代を切り開いた。(2)小型テレビ用マニュアル微調チューナを起点として,プリセット微調チューナさらに,大型テレビ用としての真空管チューナに置換えるタレット方式チューナへと発展,性能向上を経て,家電製品の半導体利用への発展につなげた。

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炭素皮膜系16型半固定可変抵抗器

(1)オーディオ機器やテレビ受像機の回路の微調整用としてセットの性能向上に貢献した。・また,家電製品や通信機器等電気機器の回路調整として多方面に寄与した。(2)その後の10型,8型,6型と変遷する炭素皮膜型半固定可変抵抗器の原形となった製品。

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セラミックトリマコンデンサ

(1)可変機能をもった電子部品の分野の拡大に貢献。・FMラジオ,UHFチューナ,CBトランシーバ,クォーツ時計に採用された。(2)可変容量の大容量化で多くの回路の最適化調整を可能にした。・発信回路,同調回路,インピーダンスマッチングなどへも使用拡大。・水晶需要増加とともに伸びる。(3)VHF帯で使用できる可変部品。

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炭素皮膜固定抵抗器「Tシリーズ」

(1)電子機器のトランジスタ化と小型化に貢献した( 白黒テレビ,ステレオ,カセットテレコ,カラーテレビ,カーオーディオを始めコンピュータ,計測器,産業機器等の発展をささえた)。(2)小型,高性能,低コストで,その後の電子機器の軽薄短小の流れに対応する抵抗器の小形化への展開につながった。(3)電子部品の自動挿入機業界と共同で,自動挿入に適した構造,形状,材料等の開発を行い,プリント配線基板への抵抗器の自動挿入率向上に貢献した。

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自動車用ストップランプスイッチ

(1)独自の開閉機構の開発と材料開発によって,長寿命・高信頼性を実現し,自動車の保安部品としての重要機能を満足させ,安全性向上に貢献した。・モータリゼーションの発達と普及によって,自動車は大衆化を促した。同時に信頼性,安全性の要求も強まった。

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圧電セラミックス「PCM」

(1)「PCM」は,世界初の3成分系の圧電セラミック材料。「PZT」系に匹敵する性能を実現した。・それまで圧電セラミックは,米国クレバイト社の「PZT」(PbTi03-PbZrO3)に特許で抑えられ,ライセンスなしでは製造できなかった。・特許の範囲外でも同等以上の性能が出せることを実証し,以降の多成分系圧電セラミックの契機となった。・松下電器産業では,複合ペロブスカイト型の (PbMg1/3Nb2/3O3-PbTiO3-PbZrO3)が高い圧電特性をもっていることを発見した。・これは,ZNRバリスタ「PZT」の開発(1967年,特許出願年)につながる。(2)日本における圧電セラミックス事業の発展に寄与した。・多成分系の特許をもとに各社が圧電事業に進出した。・圧電応用商品で日本メーカーが世界を席巻することに寄与した。(3)延長技術としてマイクロ波誘電体材料,積層コンデンサ用誘電体材料にも同技術を適用し,今日の日本セラミックメーカーの繁栄に寄与。

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サーミスタ水温計

(1)日本初の自動車冷却水の水温表示。・従来のバイメタルによる1点温度の過熱警報システムから,このサーミスタ水温計によって,無接点で連続水温表示のシステムを開発した。・その後,日本の自動車メーカーのすべてのシステムで本方式が採用されるようになった。(2)自動車の温度制御安定化技術を切り開いた。・燃料噴射制御,排気ガス対策等の各種温度制御の電子化,高性能化,半導体化の発展を支えた。

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ホーン型ツィータ「5HH17」

(1)当時,ステレオセットはフルレンジ形からマルチウェイ方式の高音質化が求められていた。(2)それに応えて,マルチウェイ方式で,同軸型スピーカのツイータ部を独立させた商品化を実現した。(3)以降,この方式がオーディオの主流となった

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スライド型可変抵抗器シリーズ

(1)オーディオ・テレビ機器等の操作方法を回転式から直線式に変えることで,セットデザインの流れを大きく変えた。(2)新構造設計により,小型で感触も良く,しかも高級感があったため各種電気機器に幅広く採用された。

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電子同調チューナ

(1)テレビ用電子同調チューナを開発,量産した。・従来の機構式チューナに変るもの。・バリキャップ(容量可変)ダイオードとスイッチングダイオードを使用し,多チャネルに対応した。・バリキャップダイオードに負荷する電圧の変化によってチャネルを選択する。・また,スイッチダイオードに負荷する電圧によって,バンド(Lowチャネル/Highチャネル)の切り替えを行う。・UHF部も同様の内容で実現した。(2)電子同調チューナは,機械的接点や接触機構がないので,長期間使用に対して信頼性が高い。(3)チューナ自体が小型にでき,テレビの小型・軽量化にも貢献した。(4)テレビセットの意匠上の多様化が可能になった。

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ディレーライン

(1)テレビの映像信号処理用のディレーライン(遅延線)として準分布定数型の遅延線を開発した。(2)テレビの小型化,高性能に寄与し画質も飛躍的に良くなった。

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タンタル固体電解コンデンサ(樹脂モールドタイプ)

(1)熱硬化型エポキシ樹脂採用のモールド形タンタル固体電解コンデンサを開発。(2)コンピュータ時代の発展に貢献・当初ノイズリミッタ用として汎用コンピュータに採用。・その後,ヒューズ内蔵品の開発によりコンピュータ基板の安全性を確保することで,オフィスコンピュータ化を切り開いた。

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電子チューナプリセット用トリマ

(1)テレビの電子チューナ化のニーズに対応し,バリキャップ(可変容量ダイオード)の電圧制御用トリマの開発が求められた。(2)使用環境の温度,湿度変化に左右されない安定した抵抗体および接点機構を採用した。(3)UHF/VHF切り替えスイッチと局位置インジケータの一体型構造の開発など,小型化に貢献した。・テレビチューナの小型化,高寿命化を実現。・以降テレビは電子チューナに切り替わる。

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自動車用2本レバー式コンビネーションスイッチ

(1)自動車の計測盤周辺に装着されていたライトスイッチ,ワイパー,ウオッシャスイッチなどの数種類以上のスイッチを,ターンシグナルスイッチ部に集中一体化したもので,現行操作方式の原形となったもの。(2)この集中一体化によって,特にシートベルト装着時の操作性,安全性,視的確認性の向上に大きく貢献した。

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小型密閉型トランス

(1)絶縁性,安全性と高結合という相反する特性要素を両立させた。(2)伝送損失が少なく,双方向インピーダンス偏差も極少にできた。(3)数Hz~MHz帯の広帯域伝送を実現した。(4)各国安全規格に適合。(5)カラーテレビ,VTR等のAV(オーディオ,ビデオ)機器,情報通信関連機器の小型化,高安全性化に寄与した。

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ライトタッチスイッチ(タクティ-ル プッシュスイッチ)

(1)半導体スイッチが進展し,マンマシンインタフェースの新しいものが求められており,従来の機械式の切り換え機構から電子式の切り換え機構が可能になった。(2)キー毎に単品化することで,汎用性をもたせた。このため大幅なコストダウンが可能になった。

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可変抵抗器用抵抗体「CP素子」

(1)CP(Conductive Plastic:導電性プラスチック)素子を可変抵抗器用の抵抗体に使用した。・長寿命,高信頼性,直線性に優れた抵抗体素子である。(2)従来の計測器,通信機器用ポテンショメータ以外にセンシングデバイスとしての用途拡大につながる。(3)カーエレクトロニクス業界,制御機器業界の成長に貢献。

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電子同調U/V一体型チューナ

(1)機構式(回転)チャネル選択から,プッシュボタン,リモコン方式へと転換を可能にした製品として時代の先達を担う。(2)小型形状のUHF/VHFコンビネーションチューナ。・テレビの機械式チューナから電子チューナ化への転換を加速した。・カラーテレビからVTRの普及促進に寄与した。・世界各国の周波数受信に対応し,日本がチューナ供給拠点となる。(3)一般受信チャネルからさらに,CATV対応のU/Vコンビネーション電子チューナへの発展へとつなげた。

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角形チップ固定抵抗器

(1)昭和50年代に入ると,オーディオを中心に電子機器の軽薄短小化が進み,高密度実装が求められ,それに対応しリードレスの面実装形固定抵抗器が生まれた。(2)市場では小型,軽量,薄型で信頼性も向上させたとの評価を得て,時流にのって電子機器業界の小型化に拍車をかけた。(3)抵抗器は面実装化のニーズに対応して,基板,抵抗体,保護膜,電極部の材料・工法で大きく技術的な進歩を遂げ,今日に至っている。

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電気二重層コンデンサ(ゴールドキャパシタ)

(1)世界に先駆けて電気二重層コンデンサの量産化に成功した。(2)今までコンデンサでは得ることの出来なかったファラッドオーダーの大容量を実現した。(3)二次電池に代わる長寿命のメモリーバックアップ素子として注目を浴びた。

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平板型スピーカ「EAS-33PL01」他

(1)コーン型スピーカの凹みが原因で発生する音圧周波数特性上の“うねり”の解消を図り,ピストンモーション領域だけで音を再生する平板型スピーカを商品化した。(2)スピーカの音圧周波数特性の平坦化を実現し,音響特性の高性能化に影響を与えた。・平板型スピーカのブームを引き起こした。・各社から種々の構成が発表された。たとえば,中心部を密に,外周部を疎にハニカムセルサイズを変化させた軸対称ハニカム振動板。セルを均一に展張した等分布ハニカム。発砲スチロールの表裏にアルミ箔のスキン材を貼合わせた平板振動板。振動板の凹みに発泡スチロールを充填して表面を平板状にした振動板,などである。

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誘電体フィルタ

(1)マイクロ波電子部品分野の学術研究と産業創出に貢献した。(2)マイクロ波セラミックを用いた同軸共振器の開発。・300MHz~3GHzで高性能化。(3)移動体通信機器の小型,軽量化に貢献し,現在の携帯電話ブームの到来に一役を担う。

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音響管再生方式スピーカ(ドームスピーカ)

(1)スリムな開口部で,高音質,重低音再生を実現するテレビセット内蔵形スピーカシステム。(2)テレビセットの大画面,省スペース化の流れを作った。

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チップ形機能性高分子アルミニウム電解コンデンサ「SPキャップ」

(1)従来の電解コンデンサでは困難であった,大容量でかつ高周波で低インピーダンスの実現と面実装により,電子機器の小型化ディジタル化に貢献した。(2)電解質の固体化により電子機器の信頼性向上に貢献した。

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VCO/PLL

(1)小型軽量さらに長時間動作と進む携帯電話に対応した,SMD(表面実装)型の電圧制御発振器(VCO)「VD-2」,「VF1シリーズ」。・容積0.1ccと形状を従来の1/4に,しかも重さ1gを実現したSMDタイプ。・ピンタイプからの転換を推進した。(2)VCOを内蔵した高速選局PLLシンセサイザモジュール「PA2」,「PG1シリーズ」。(3)また,基地局用高速選局デュアルPLLユニットへと展開,ディジタルシステムへの業界発展へ寄与。

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産業用テレビジョン(ITV)

(1)国産第1号。(2)中国電力に発電所用炉内監視用として1955年に納入。(3)以後,ボイラ水位監視用,排煙監視用,原子力発電所監視用として多数納入した。

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電力用Si整流素子「SR100」

(1)国産初の電力用半導体。(2)従来の水銀整流器に代わった。(3)交直両用電気機関車1号車(国鉄仙山線)に搭載。・国鉄の交流電化開発で昭和30年代の初めに車載用整流器が誕生した。当初は水銀整流器であったが,保守,性能の面からこれに代わる固体(半導体)整流器の出現が強く期待されていた。・一方、半導体の分野では1950年代の初めから世界的に電力用半導体の開発が進められていた。当初電力用ゲルマニウム整流素子が先行したが三菱電機は高電力で優れた性能を発揮できると予想されたシリコン整流素子の開発に注力し,昭和34年に我が国ではじめて本格的な大電力シリコン整流素子(SR-100:150A,400V,これに続いて,SR-200:250A,400v)を実現した。・三菱電機は昭和34年交直流電気機関車(EF30形:仙山線)でSR-100の実用化に成功し引き続いて交直流電車(421系)でSR-200で適用して我が国の本格的な電力用半導体時代をスタートさせた。(注)文献:三菱電機技報・Vol.33・Vol.8(1958年8月号)P1138-P1139, より引用。

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国産初のIC「モレクトロン」

(1)ICとして国産初。(2)5W出力。(3)オーディオアンプ。(4)移相発振器付き。従来の半導体製品は,トランジスターに代表される様に1つの個別部であり,商品としての評価は高くなかった。可能性を無限に秘めた半導体に対し,ウエスティングハウスから集積回路に道を開いたモレクトロンのサンプルを入手出来た事で,半導体産業の未来の一方向を示す事が可能と考えられた。製品としても特殊な物でなく,一般受けのするオーディオアンプを選定したが,電気回路製作に欠かせない発振機能を持たせたことで,注目をあび,集積回路の第一号として大きな役割を果たした。

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白黒テレビ「6P-125型“マイクロ6”」

当時,世界最小・最軽量の超小型テレビ。

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富士山頂気象観測用レーダー装置

1977年の気象衛星「ひまわり」の打ち上げまで,日本の気象観測を一手に引き受けた気象レーダー。

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400MHz帯タクシー無線機「FM-17D」

(1)その後の標準型車載無線機の原型となった。(2)2年間で2000台を販売。(3) 後継モデル「FM-21D」は4000台を販売。

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大画面カラービジョン「オーロラビジョン」

(1)世界で最初に設置されたフルカラー大型映像表示装置。(2)20型テレビ630台分の画面面積。(3)CRTチュープ型光源管3万8400本を使用。(4)60コマ/秒,32階調の中間色。(5) 米国ドジャースタジアムに納入。

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37型カラーテレビ

(1)世界初の37インチ型ブラウン管使用による大画面。(2)水平解像度560TV本。(3)大型テレビブームの先鞭となった。(4)システムアップを考えた豊富な端子群。※三菱の光進技術を採用し,木目を生かしたファニチャー感覚でTVを見るというより映像を浴びるという感じのテレビ。居ながらにして劇場の感動と迫力を体験することができる。又,水平解像度560本の高画質。AV端子フル装備によりVTRなど映像ソースもワイドに広がる。

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ポリバリコン

(1)「ポリバリコン」は当社がポータブルラジオの開発に先駆けて発明,開発した超小型の可変蓄電器。その後,一般的な名称となった。・当時のバリコン(エアバリコン)に比べて容積は約1/8の20mm×20mm×15mmと,当時では画期的なサイズであった。この製品の小型化は,ラジオ製品の小型化(携帯化),高性能化に大きく貢献した。(2)誘電体としてポリエチレンフィルムを使用したため,従来からある空気可変蓄電器に比べ飛躍的な軽量化を実現した。(3)当時のエアバリコンはハウリングをどのように解決するかが問題となっていた。ポリバリコンは,ステータを固定することで容量を安定化させ,筐体をプラスチックのモールドにし,容積の小型化に伴うハウリングの影響を最小限にした。(4)ポリバリコンの開発によって,森部一(前社長,創業者)は,・1960年10月,科学技術長官賞受賞。・1962年4月,朝日新聞発明賞受賞。・1963年3月,東京都知事賞受賞,など。

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IFT/OSC用コイル「K10シリーズ」

(1)東洋通信工業(現ソニー)がポータブルトランジスタラジオを開発していたのと並行して,ポリバリコンと共に供給するために開発された製品。・小型,軽量化を図った。従来品は14mm角×30mm(高さ)程度の大きさだった。・「K10シリーズ」は10mm角×13.5_(高さ)と小型化した。・高いQが得られた。(2)M型,S型,T型に引き続き,改良された製品で,小型,軽量,安価なためトランジスタラジオをはじめとする民生機器の普及に寄与した。

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トランジスタ式UHFチューナ「US-A31」

(1)UHF放送の開始にあわせて商品化。(2)UHFチューナをトランジスタで実現。(3)この製品が開発されて以後,テレビ受像機にはUHF/VHFチューナが内蔵された。

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スケルトンスイッチ「SKAシリーズ」,スナップスイッチ「SAC,SAR」

(1)ローコストタイプ検出スイッチの開発:スケルトンスイッチ「SKAシリーズ」。(2)多回路タイプ検出スイッチの開発:スナップスイッチ「SAC,SAR」。(3)中電流域切り換えスイッチの供給で民生機器のコストダウンに貢献。<スケルトンスイッチ>:AV(オーディオ,ビデオ)機器内で使用される回路の電圧電流に対応し,なおかつ中電流域の直接開閉が可能なスイッチである。当時使用されていた検出スイッチは一般的にマイクロスイッチと呼ばれる箱型のスイッチで,電源1次側または2次側の回路を直接開閉するものであった(マイコンコントロールでない)。マイクロスイッチは,特に誘導負荷(モータなど)や容量負荷回路を開閉する場合,切り換え時に大電流が流れ,接点を痛めることがある。このため,耐アーク性に優れる接点材が使用されていた。しかしこれらは価格が高く,AV機器には使用しずらいものであった。AV機器用に中電流域の直接開閉が可能で,小型・安価なスイッチとして開発されたのがスケルトンスイッチである。外観は筐体体を取り除き(スケルトンの由来),接点機構はレバー操作の動きに依らず高速でスイッチングができるよう,スナップアクションを取り入れた。スケルトン

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VTR用RFユニット「MDシリーズ」

(1)業界初のVTR用RFユニット。(2)現行VTRになくてはならない回路モジュールとなった。VTR総生産台数とほぼ同数生産されている。

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