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CRT用電子銃のフォーカスコントロールブロック

(1)フォーカス回路のコンパクト化。・フライバックトランスと一体化してフォーカス電圧をコントロール部分は高電圧が印加されることから,大きな抵抗器と大きな可変抵抗器で構成され,小型化の大勢の中で扱いの面倒なものとなっていた。・それを1枚のセラミックで構成することで,コンパクト化が図られた。(2)安全,信頼性の向上。・高電圧印加に対する安全設計,ゴミ等による沿面放電防止,厳しい環境テストにも安全な機構設計等によりコンパクト化と信頼性向上という一見相反する要求に応えた。・この点でアジアなど開発途上国の追随を許さない。

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金属皮膜抵抗器「ER」の信頼度確立

世界一安定な抵抗器を目指して。・日本の電子部品はすでに民生用では世界を制していたが,軍用等信頼性を徹底的に追及する分野については市場が小さいことからあまり力が入っていなかった。・この抵抗器は防衛庁の要請に抵抗器のトップメーカとして意地で応えたものである。宇宙産業を支える。・日本の人工衛星等にNASDA(宇宙開発事業団)の認定も得て応用されており,厳しい条件をクリアして宇宙開発の縁の下の力持ちとなっている。

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チップ抵抗器

(1)軽薄短小化のキメ手の部品。・ICが高集積化するのに対し,周辺部品の組立時の投影面積の大きさを縮小しなければICの進化も意味のないものとなるおそれがあった。・この要請に応えて最も数の多い部品である抵抗器とコンデンサからリードレス化が始まった。(2)はんだ特性と信頼性がポイント。・小面積に多数の部品を詰め込むことから,はんだ不良や部品の不良が1個でもあると回路全体が不良となり,修理も非常に難しくなった。・このため部品不良の低下と実装技術とはんだ技術の向上が必要であった。(3)当社のチップ抵抗器は端子部に低温硬化のレジン系材料(特許)を用いたことから、ガラス系材料に含まれる鉛を削減し、更に抵抗値の精度を高くすることが可能となっている。

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トーンスイッチ

(1)電気回路の接触片と機械的な感触機構を兼ねた構造で,コストの低減と剛性をもたせたトーンスイッチ。(2)中心の多角形接触片の形状を選択することで,音質の切り換え段数を決定できる構造である。・少ない部品でバリエーションをもたせることができる。(3)「トーンスイッチ」は当時のボリュームより安価にできた。

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ラグ板

(1)端子加締(かし)め部分を四角なハトメ加締め構造とし,端子のゆるみを防止する。・この構造のため端子の固定がしっかりしていた。(2)標準ピッチを採用し,基本的な部品を共通にして合理化を図った。・生産性の向上や標準化が推進できた。(3)防湿処理を施し,経時的な絶縁抵抗の劣化を防止した。

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ミニチュアプラグ・ジャック

(1)ジヤックは奥行きを極力短くし,取り付けネジ部は極力長くした。・当時はあまり採用されていなかったミリ系細目ネジを採用し,ナットとの有効かみ合い山数を多くした。・実装し易く,機器への取り付けを確実にした。・小形である。(2)接触片や絶縁板をフレームの片側に配して,組み立てを容易にした。・生産が高い。(3)バネ接触片の材料やメッキを,ジヤック用として適正化を図った。・実用域での信頼性がそれまでのものに比較すると非常に高かった。・当時,ラジオ受信機の輸出検査で音が出ない不良が40%という製品があったと聞いた。このことが,このジヤックの開発の発端となった。

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ダイナミックヘッドホン

(1)ヘッドホンとしては大口径の57mmのぺーパーコーンスピーカを使用した。・音質がよい。・大入力に耐えた。(2)イヤーパッドにウレタンホームを用いた。・装着性が良い。(3)その後,ヘッドホンとして初めてプラスチックフィルムのコーンを用いたマイクロホン型のスピーカを開発した。・これは薄型・軽量のヘッドホンであった。・薄型・軽量のため,装着性が良かった。・磁気回路にフェライトマグネットを用いた。

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ボックス型ジャック

(1)組み立てを容易にしたジャック。・プラスチックで作ったボックスに溝を設け,そこに接触片類を挿入するだけで組み立てられる。・口金は,端子を兼ねた金属片に加締め,ボックスに固定すると共に,接触片はバネ性を利用してボックスに固定する構造。・通称,モールドジャックの原形となった。・それまでのジャックは,金属フレームにプラグ挿入口となる口金,接触片類を絶縁ワッシャー,絶縁チューブを介しながら組み込み,ネジ締めや加締め等により固定し,その後,接触片類の形状を手作業で調整していた。手作業のため品質が不安定になり接触不良問題を起こす原因となっていた。(2)プラスチックのボックス型の中に設けられた溝に,接触片が固定されるので,精度が高くなり,信頼性と生産性も向上した。(3)接触片にTi-Cu(チタン銅)合金を世界で初めて採用し,耐久性と信頼性を高めた。

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放電ギャップ付きCRTソケット

(1)CRTの放電ギャップをソケット内に設けた。・CRT(ブラウン管)に最も近い部分に放電ギヤップを設けることで,異常電圧に対する応答性が向上した。・実装性が向上した。・機器の省スペース化に貢献した。・放電ギャップは従来は外付けのであった。(2)放電開始電圧をほぼ任意に設定することができる。・多様性に対応できた。

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エレクトレットコンデンサマイクロホン

(1)1963年(昭和38年)に米ベル電話研究所がエレクトレット(誘電体内部に半永久的な分極をさせ,表面に電荷を残留させるもの)をコンデンサマイクロホンに適用した。・従来のコンデンサマイクロホンが必要としていた外部の直流高電圧電源が不要となった。・小型,軽量,高音質のマイクロホンが実現できた。(2)熱分極法を用いて,安定した特性を実現した。(3)周波数特性が広い。

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マイクロスピーカ

(1)業界で最初にポリエチレンテレフタレート(PET)を振動板に使用したスピーカを開発した。(2)音質の向上と耐久性,安定性を向上させた。

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自己保持型ソレノイド

(1)アルニコ(AlNiCo)系磁石を使用し,動作時だけに電力を使い,プランジャの吸着保持はソレノイド自身で自己保持するタイプのソレノイド。(2)従来のソレノイドの消費電力を少なくし,保持時の温度上昇をなくした。(3)世界で最初に開発した。(4)省電力と小型化が同時に実現できることから,ポータブルVTRなどに幅広く使用された。

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サーキットプロテクタ

(1)バイメタルそのものの発熱を利用し,部品点数が少なく小型。(2)バイメタルの発熱を利用するため,動作に遅延特性をもつ。・モータの始動時の過度的な状況に適度な遅延特性で対応できる。・しかも,異常な電流が発生した場合には確実に動作する。(3)補助バネを用いた電流遮断機構のため遮断速度が速い。・電流遮断が確実にできる。(4)定格電流を決定するのに,変更を必要とする部品が少ない。・多様な需要に対応できる。

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カラー液晶表示素子

(1)業界で最初のカラー液晶表示素子である。・ゲストホスト型カラー液晶表示素子を開発した。・それまでの液晶表示素子は大半が白黒表示タイプで,一部に偏光板をカラーに代えたものが採用されてた。(2)駆動電圧が3Vと低い。・コントラストが高い。・視野角依存性が少ない。

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ビデオカメラ用マイクロホンCCM8200

(1)機械的雑音に強い。・マイクユニットを浮かせたフローティング機構を採用し,機械的雑音を遮断し,S/N(信号対雑音比)を高くした。(2)電気的雑音に強い。・電気的な雑音に対しては,シールド機構を採用,S/Nを向上させた。

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長寿命のエレクトレットコンデンサマイクロホン

(1)独自の背極構造と分極処理法によって,安定した性能と長寿命を実現した。(2)厚さ2μmのポリエステルフィルム振動板に金属薄膜処理を行い,歪みが少なくクリアな音の再生を可能とした。

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130mm角の大型TFT-LCD

アモーファスSiのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を用いたアクティブマトリックス型液晶表示素子(LCD)パネルとしては,画面サイズが130mm角と大型。・TFTの液晶表示素子としては,当時世界最大であった。

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MINI-DINコネクタ

(1)ビデオカメラ用の13極の小型コネクタのニーズに対応した製品。・プラグ側に0.6_のピンを用いた。・カンチレバーコンタクトを使用した。(2)極数,取り付け方法,用途などシリーズ化し,多様な要求に応えた。(3)EMI対策のため金属カバーを採用するなど,入出力コネクタに要求される使用を先取りした設計。(4)標準DINコネクタと比べて,体積比で1/4と小型化し,「MINI-DIN」と名付けた。

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難聴者用レシバーユニット

(1)日本で最初に量産した難聴者用レシーバユニット。(2)難聴者を助けるため,電話器用ハンドセットのレシーバユニットに界磁コイルを使い,補聴器を使って電話をかけることを可能とした。

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航空機用TFT-LCD

この年から本格設計が始まったボーイング777機向けに,世界で最初に航空機用フルカラーTFT(Thin Film Transistor)-LCD(液晶ディスプレイ)パネルを開発し,サンプル出荷した。

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計測用エレクトレットコンデンサマイクロホン

計測用に,高性能で信頼性の高いエレクトレットコンデンサマイクロホンの開発に成功した。・それまで計測用マイクロホンは200Vのバイアス電圧をかけるコンデンサマイクロホンが中心であった。・一部にエレクトレットコンデンサマイクロホンが使われていたが,量産性に乏しく,信頼性も劣り,高価であった。

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47インチ型相当の大型TFT-LCD基板の新製造技術

(1)80cm×90cm(47インチ型)相当の大面積基板の製造を可能とした。(2)従来の8倍の面積のガラス基板上にTFT(薄膜トランジスタ)を均一に形成する製造技術。(3)ガラス基板を真空から出さずに製造することができるようになった。・添加不純物のP(リン)をプラズマ処理し,ソースとドレインに選択的・連続的に蒸着させる。

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15インチ型高精細TFTカラー液晶表示素子

(1)1920×1600ドット(1280×800画素)と高精細の対角15インチ型の液晶ディスプレイ。(2)エンジニアリングワークステーション(EWS)や,壁掛けテレビなどの要求に対応できる大型画面。(3)それまでに発表されたアクティブマトリックス型液晶表示ディスプレイパネルの中で最大で,最も高精細。

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航空機コックピット用LCD

(1)ボーイング777機のコックピット用液晶ディスプレイパネル。(2)6.9インチ×6.9インチ(17.5cm×17.5cm)のフルカラーアクティブマトリックスLCD。

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PETフィルムコンデンサ

(1)PET(ポリエチレンテレフタレート)を誘電体に利用したフィルムコンデンサ。・専有面積が従来の紙コンデンサの数分の1。・トランジスタラジオの小型化に貢献。(2)リード線 同一方向形でプリント配線基板に適する。(3) 従来の紙コンデンサに比べ電気的特性および吸湿による絶縁劣化の防止に優れる。

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タンタル電解コンデンサ

(1)タンタル酸化被膜(Ta2O5)を利用した小型,大容量のコンデンサ。・高性能,高信頼性。(2)固体,非固体両電解質に適合し,固体電解質では使いやすさ,チップ化に対応し,非固体両電解質ではより大容量,より低い漏れ電流の特性をもつ。(3)計測器,工業計器,航空機等の高信頼化,小型化のニーズに適合した

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大型海洋気象観測用ブイロボット

(1)直径10mのディスカス型ブイを採用することによって,外洋,大深海においても安定な無人定置観測を行うことが可能となった。(2)1次電池に空気湿電池を,2次電池にアルカリ蓄電池を使用した。また,UHF帯の無線機を採用することで,1年間以上無保守で,数百km沖合のデータをリアルタイムに得ることが可能となった。(3)観測項目は,風向,風速,気温,湿度,気圧,日射,水温,塩分で,これらを自動観測する。

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デジタルビデオプロセッサ

(1)デジタルビデオプロセッサは従来のアナログ映像機器では不可能だった,カラー映像の縮小,拡大,引き抜き,静止等の特殊効果を初めて実現し,テレビ番組の制作上欠かせないものとなり,現在の映像のデジタル技術の先駆けとなった。(2)デジタルビデオスイッチャ(別項目)の開発と合わせて,放送機器のデジタル化を促進させるとともに,この成果が世界的に認められ,デジタルビデオプロセッサに対して1980年,デジタルビデオスイッチャに対しては1993年に,アメリカのテレビ科学芸術アカデミーからエミー賞を受賞。

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プロ用音響機器「RAMSAシステム」 新国立劇場向けデジタルミキシングシステム

(1)従来外国製品に依存していた大型プロ用音響機器(マイクロホンからスピーカまで)をシリーズで開発し,同時に販売を開始した。(2)この「RAMSAシステム」は,東京ディズニーランド,両国国技館,横浜アリーナ,ロサンゼルスオリンピック会場等に広く使用されている。(3)このシステムは,後に国内の多くのメーカーがプロ用音響機器を手がけることになる先駆けとなった。

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デジタルビデオスイッチャ

(1)デジタルビデオスイッチャは入力から出力までの処理の完全デジタル化を実現し,多くの機能とともに高性能,高信頼性を備えたもので,日本テレビ放送網株式会社に世界初のデジタルスイッチャを1982年に納入した。(2)デジタルビデオプロセッサ(1975年開発)と合わせ,これら一連の開発によって放送機器のデジタル化が促進された。(3)こういった成果が世界的に認められ,デジタルビデオプロセッサに対して1980年,デジタルビデオスイッチャに対しては1993年に,エミー賞(米テレビ科学芸術アカデミー)を受賞した。

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発声発語訓練システム

(1)聴覚障害等で言葉が自由に話せない人のための発声発語訓練機として,5個のセンサを使用し,発声のメカニズムを視覚的に表示して,総合的に訓練できるシステムであり,市場から高い評価を得た。(2)自分の発声と教材モデルとを比較し,テレビゲーム感覚で子供が楽しみながら訓練できる操作性を実現させ,新たな訓練方法を提供した。(3)1988年科学技術庁長官賞,1992年日刊工業新聞10大新製品賞,1993年ソフトウエアプロダクト・オブ・イヤー'93(福祉部門)受賞。

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MCA無線機「EF6320」

(1)電波の有効利用を目指して登場。(2)マルチ・チャンネル・アクセス(MCA)方式による無線システム。(3)今日の自営無線の柱として躍進を続け,産業発展に大きく貢献。(4)免許局数は増加し,準マイクロ(1.5GHz)帯の利用。(5)デジタル化へ進化。(6)95年度には65万台を超える勢い。

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パーソナル無線機「PQ-10」

(1)パーソナル無線機の登場によって,無線機がそれまでのビジネスユースから,コンシューマ化され,広く世の中に認められた。(2)無線機の価格競争は激化し,低価格化への牽引車的役割を果たし,その後他の無線機,特に自動車電話のコスト低減への波及効果はまことに大きい。(3)1992年には免許局数累計ピーク時170万台に達している。

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ピエゾオートフォーカスカメラ

(1)カメラの映像信号そのものから焦点情報を取り出すTTL(Through The Lens)方式を初めて実用化した。・それまでの超音波や赤外線を用いる方式に比べ,大幅な小型化と低価格を実現し,民生用ビデオカメラの普及に大きく貢献した。(2)その後のビデオムービーにも技術は引き継がれ,ムービーオートフォーカスのスタンダードとなる。(3)技術的新規性を認められ,北米においてIR100(1986年)に選定。

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サービス・タクシー無線機「F17シリーズ」

(1)業務用無線機で初めてマイクロコンピュータを搭載したシンセサイザ方式の車載無線機。(2)業界初のID情報の送出,簡単な車両状態と無線機の制御情報等の送出および多種多様なセルコール機能を搭載。(3)高感度,超薄型化を追求し,特にタクシー業界では成熟度の高い商品として産業発展に貢献。

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携帯電話「ムーバP」

(1)当時,世界最小・最軽量を実現し,携帯電話市場に大きなインパクトを与えた。(2)移動体通信としては初めてNi-H(ニッケル水素)電池を採用するとともに,素子の低電圧化,超高密実装工法と広範囲にわたる新技術を採用し,その後の電池,電子部品,生産技術,産業の発展に貢献した。(3)91年日刊工業新聞10大新製品賞(NTT,松下通信工業,日本電気,三菱電機,富士通5社共同受賞),雑誌ダイム91年DIMEトレンド商品大賞受賞。

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簡易携帯電話「パルディオ 101P」

(1)PHSのサービス開始(1995年7月1日)に合わせて投入したPHS端末の第1号機であり,その後のPHS端末の技術的基礎となった製品。(2)角型高容量Liイオン電池を採用するとともに,素子の低電圧化,LSI化,高密度実装工法と,広範囲にわたる新技術を採用し,小型・軽量・薄型を実現,その後のさらなる小型・軽量化の基礎技術を確立した製品。

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デジタル携帯電話「デジタルムーバP201HYPER」

(1)デジタル携帯電話として初めて100cc,100gを切る世界最小・最軽量の超小型機として,携帯電話市場に大きなインパクトを与えた。(2)高速ローカル切り換え式によるデュアルバンド対応,高容量角型Liイオン電池,2nd IFフィルタのモノリシックIC化等の新技術の採用と部品の統合集積化,および高密度樹脂多層基板「ALIVH」による高密度1枚基板実装によって,従来比40%減の画期的な小型・軽量化を実現し,携帯電話の市場拡大に貢献した。(3)96年度日経優秀製品賞・優秀賞受賞。

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4球1バンドポータブルラジオ「PL-420」

(1)ラジオの米国市場開拓の第1号商品。その後,ラジオは輸出の代表的商品として発展した。(2)完成品ラジオで高い評価を獲得できたことで,部品(ボリューム,コンデンサ,バリコン等)の輸出も可能になった。(3)ポータブル性を高めるための要素技術を開発した。プラスチックキャビネット,省電力真空管,プリント配線基板などを開発し,採用した。

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普及価格の白黒テレビ

(1)CRT(ブラウン管)の寿命が従来製品の2倍近く延びた。(2)普及価格実現で,空前のヒット商品となる。(3)高音質テレビ。

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カラーテレビ

1957年(昭和32年),カラーテレビの第1号商品として,NHK演奏設備課に納入した。

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テープレコーダ「マイソニック」

(1)当時のテープレコーダの標準価格は20,000円前後と高価であったが,同機の発売によって一気に半額を実現した。(2)低価格が奏功し,テープレコーダが若者に急速に普及するキッカケとなった。「マイソニック」の購入者年齢は24歳以下が60%を占めた。個人がテープレコーダを所有し,録音するといった風潮がこのあたりから生まれた。「エアチェック」文化も生まれた。

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酸化亜鉛バリスタ「ZNR」

(1)バリスタ(非線形抵抗素子)を酸化亜鉛(ZnO)で実用化した。このバリスタ「ZNR」は,1968年(昭和43年)にテレビ受像機のパルス電圧抑制用から実用化した。1972年(昭和47年)には交流100V~400V用のサージ吸収素子として,また1977年(昭和52年)にかけては高圧用,高エネルギ用サージ吸収素子や電圧用避雷素子を相次いで開発した。(2)ZNRは,米国のGE(General Electric)社やWH(Westing House)社,スウェーデンのAsea社等,世界の有力メーカに技術供与した。(3)大河内賞(昭和47年度),毎日工業技術賞(47年度),科学技術庁長官賞(50年度)を受賞。

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DDモータ採用ターンテーブル

(1)DD(Direct Drive)モータをプレーヤ用ターンテーブルに採用した。DDモータの採用で,回転精度が高く,雑音・機械振動等の少ない,きわめて耐久性の高いターンテーブルを世界に先駆けて商品化した。(2)“高級プレーヤはDDモータ”のイメージを定着させた。DDモータ採用のターンテーブルの技術を生かして,1979年に商品化したアナログレコードジャケットサイズのレコードプレーヤ「SL-10」は,プレーヤの流れを変え,“高級プレーヤはDDモータ”のイメージを定着させた。1972年に発売の「SL-1200」は,1996年現在「MK3」として生産販売を継続中で,1モデルで累計150万台を達成した。(3)科学技術庁長官賞(昭和51年),朝日発明賞(昭和52年),ラジオ技術社第1回オーディオコンポグランプリ(昭和45年)を受賞した。

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2~4時間VTR

(1)2~4時間VTRを世界に先駆けて商品化した。VHS方式ビデオの標準録画時間であった2時間を,アメリカンフットボールを録画するニーズに応え,長時間化を達成した。(2)長時間VTRの開発によって,全世界的に各メーカが長時間のVHS方式を採用するようになり,家庭用VTRの標準フォーマットといえるようになった。(3)2年後,さらに2~6時間VTRを開発した。

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薄型ラジオ「ペッパー R-012」

(1)ポケットラジオの市場を拓いた。紙のように薄く,しかもカッターシャツの胸ポケットに入るラジオとして,従来の1/3の厚さ12.7mmを実現した。(2)新実装技術,超薄型部品の開発による超軽量・超薄型化に成功した。(3)無線機器,ハンディ機器の薄型・面実装の流れを作った。

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4ビットマイコン「MN1400シリーズ」

(1)オーディオ・ビジュアル機器への本格的なマイコン応用の道を拓いた。(2)テレビディジタルチューニングシステム,ビデオタイマ,リモコン等の各種の商品で,新しいマイコン制御を実現。・5V単一電源動作の1チップマイクロコンピュータである。・命令サイクル時間が10μsと高速。・16/18ピン版のローコスト品から,28ピン版,高機能40ピン版とファミリ化を図り,最適なコスト/パーフォーマンスを提供した。・ASSP(Application Specific Standard Product)マイコンとして,民生分野に展開している。

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転写バンプ実装技術による半導体用TABパッケージ

(1)TAB(Tape Automated Bonding)パッケージ技術を実用化した。半導体チップ電極への複雑なバンプ形成工程を一掃し,低価格化(従来比1/5)と高信頼性を同時に実現できる画期的なLSIパッケージング技術である。(2)大型チップ,多ピンLSIが可能になり,携帯機器市場を創出した。この技術の採用で,セット・アセンブリ部門においても大型チップ,多ピンLSIのTABパッケージングが可能となった。これによりセット部門のニーズに合わせた実装形態が実現され,携帯機器市場の創出に大きく貢献した。(3)日刊工業新製品賞(昭和62年),科学技術庁長官賞(昭和63年),恩賜発明賞(平成元年)を受賞。

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1/2インチ型放送用ディジタルVTR「D-3」

(1)高画質放送時代に最適な,1/2インチ幅の磁気テープを採用したディジタルVTR。・取材から編集,自動送出までディジタルラインアップを実現。・世界で初めてディジタルカメラとディジタルVTRを一体化。・「D-2」の約2.4倍(体積密度3倍)の高密度記録。(2)NHKのディジタルコンポーネントVTRとして制定され,また,1992年(平成4年)バルセロナオリンピック委員会の唯一の公式放送用VTRとして採用される(使用台数1200台)。

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画像圧縮用DSPの開発

(1)画像圧縮の国際規格MPEG2に対応したDSP(Digital Signal Processor)。・MPEG2の圧縮と伸張を世界で初めてリアルタイムで行う。・CATVシステム,ディジタルビデオディスク,画像データベースシステム,マルチメディア機器等,幅広い応用展開が期待されている。画像符号化の国際標準MPEG2に対応したDSP。・MPEG2の符号化を世界で初めてリアルタイムで行う。・デジタル放送、DVDオーサリング、画像通信等に応用されている。・97年に量産化した。

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