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スペクトラムアナライザ「MS62」

(1)テレビやラジオの放送をはじめとする各種通信分野などで取り扱う電気信号,いわゆる周波数スペクトラムを測定して分析する測定機。(2)ダイナックレンジが広く,バッテリ動作も可能である。

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マリサット船舶地球局

1976年に打ち上げられたマリサット衛星によって,船舶と陸上間の商用通信が開始された。この装置は,衛星を介した初めての船舶地球局で,どこからでも船舶通信が可能となった。

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水素メーザ原子周波数標準器

(注)(1)VLBIシステムの主要部である水素メーザ原子周波数標準器。(2)郵政省電波研究所(現在の郵政省通信総合研究所)の指導のもとに設計、製作した国産一号機。(3)日米間を始めとするいろいろな方向の大陸間距離を高精度に測定し,地殻プレート運動の解明に貢献。 (注) VLBI:超長基線電波干渉計       Very Long Baseline Interferometer

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10Gビット/秒の誤り率測定装置「MP1701A」

世界最高速の10Gbps(ビット/秒)を実現した誤り率測定装置。従来の5Gbps機種に比べ大幅に性能を向上し,装置やデバイスのより的確な評価と十分な機能の確認を可能にした。

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ディジタル移動通信用測定器

日・米・欧の3方式に対応した世界初のディジタル移動通信用測定器。800MHz帯~2.7GHz帯でディジタル無線機の受信性能試験ができる。伝送速度も32kbps(ビット/秒)から320kbpsまで対応し,開発用に広く使用された。

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世界最高速度の15Gビット/秒パルスパターン発生器/誤り率検出器

(1)動作上限周波数15Gbps(ギガ・ビット/秒)を達成したパルスパターン発生器/誤り率検出器。超高速論理ICや光デバイスの超高速域での特性試験や動作周波数測定が可能になった。(2)25ps(ピコ秒)という立ち上がり時間/降下時間を達成したことで,より理想に近い信号出力を実現できる。(3)発生パターンは,PRBS(疑似ランダム)パターンとプログラムパターンを装備。

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ディジタル移動無線送信機テスタ

(1)CDMA方式の携帯電話送信特性はもとより,デバイスモジュールの品質評価など広範囲に使える。(2)専用測定ソフトウエアによって,各種通信システムの送信系測定が1台で実施できる。(3)スペクトラムアナライザを内蔵し,アナログ測定機能を標準装備する。CDMA:Code Division Multiple Access(符号分割多重アクセス方式。スペクトル拡散技術を使うディジタル移動通信の方式)

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WDMテスタ

(1)WDM(Wavelength Division Multiplex:波長分割多重)信号の評価に必要な高確度な波長測定,レベル測定が本機1台で実施できる。(2)保守・監視用テスタとして,長時間の自動測定機能をもっている。

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真空管用ソケット

(1)戦後の真空管ラジオ時代を陰で支えた重要パーツの一つである。(2)ラジオ時代からテレビ時代へと進化し発展した,電子管方式電子機器の発展に,重要パーツとして大きく貢献した。(3)接続部品(コネクタ)である真空管用ソケットは,日本のコネクタ接触技術の基礎である。

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ネジ式フューズホルダ

(1)筒状の中にフューズを収納し,ネジのキャップで締付ける方式なのでどのような振動にも耐え,フューズがはずれることはなく,また,ネジの締付けとともに接触圧が増大するため信頼性が大幅に向上した。(2)従来のカバー付きグリップ方式に比べ,セットの外面にそのまま取付けても活電部が露出することなく,フューズの交換も容易になった。(3)発売とともに各方面から好評を博し,放送機器,通信機器,電子応用機器その他交通機関にも広く用いられた。

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モールドタイプジャック

(1)ジャックの製造方法はバネとベーク板等の構成部品を個々に組立てる方法から,筐体を成形金型により作り,精度を向上させ,かつ量産性を飛躍的に向上させたモールドタイプジャックを業界に先駆けて製品化した。(2)接触部の露出構造からモールド(絶縁)内に接触部を収納させることにより,安全性と信頼性を向上させた。

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メンブレンスイッチ

(1)スイッチ接点間が0.1mm~0.2mmと極小で,従来の概念からすると画期的。(2)電卓用キーボードの薄型化が達成。(3)接点部はシールされており,外部環境(ガス,水滴)の影響を受けないバリア構造であり,ガスタイト。(4)リードスイッチを使用したキーボードは100円/キーに対し45円/キーと画期的なローコストキーボードスイッチ。

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スパークギャップ付CRTソケット

(1)テレビ受像機の真空管時代から半導体への変遷時,スパークギャップを内蔵したCRT(ブラウン管)ソケットを開発。半導体および回路の保護を行い,テレビ受像機の発展・普及に貢献。(2)印刷基板ユニットの小型軽量化,部品点数及びマウント加工費の低減をもたらし,低価格化に寄与。(3)その後のCRTのフラット化・大画面化・高精細化・ワイド化等への対応と発展に貢献。

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電子回路付鍵スイッチ

キャッシュレジスタが機械式から電子回路式へ切り替わることにより,その操作性と信頼性の向上がなされたが,同時にその電子回路をレジスタには必ず付いていた鍵と結びつけることにより,種々の機能を持たせることができるようになった。従来のメカとしての鍵にロータリー式の電子回路スイッチを付加した当鍵スイッチは,いろいろなものがメカからエレクトロニクスに置き換わった時代の一翼を担ったものである。量産品であるが現品は無い。

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赤外線リモコン送信機

(1)日本で最初の赤外線方式のワイヤレスリモコン。その後ビデオ,オーディオ,エアコンとリモコンの用途が拡大し,リモコン時代を切り開いた。(2)赤外線リモコンの出現がテレビ,ビデオ,オーディオ等の家電製品の操作方法・デザインを大きく変え,産業発展に貢献した。(3)赤外線リモコンがビジネスとして成立し,マイコン・赤外発光LED等の電子部品に大きな需要をもたらした。量産品であるが現品は無い。

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テレビ選局用スイッチ

(1)テレビのチューナが機械式ロータリタイプのものから電子式プッシュタイプのものに変わったことで,その操作性と信頼性の向上に加え,デザイン的にも洗練されたものとなった。(2)それを可能にしたのは電子回路技術の向上とともに,当選局用の小ストロークのプッシュタイプのスイッチであり,テレビのフィチュア(デザイン)を変えた記念すべきものである。  量産品であるが現品はない。

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パソコン用キーボード

(1)パソコンの急速な普及にともない,入力機器として大きな市場を築いた。 (2)従来主流であったリードスイッチ方式と同等の高信頼性・操作性を維持しながら,金属接点方式の単純な構造の単キースイッチで低価格化を図った。(3)その後,ロープロファイル(低背型)化,メンブレン接点方式のキーボードへとつながる。  量産品であるが、現品は無い。

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UVミキサ(ANTミキサ)

(1)アンテナの一軸化対応に伴って,従来のアンテナシステムとの変換器として外付けタイプのUHF/VHF混合器(UVミキサ)の開発が必要となり,業界に先駆けて製品化した。(2)モジュール化されたミキサ素子を開発し,性能を安定させ,しかもミキサの機器からのはずれ防止を兼ねた操作性の良い引かけフックを取付けた。(3)従来アンテナとの互換性を重視し,アンテナの一軸化時代に寄与した。

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FEM技術を電子部品に適用

(1)金属薄板ばね特性の解明と利用法の確立。(2)ナイロン材の吸収性による機械的特性への影響を解明と利用法確立。(3)皿ばねの加工硬化を含めた機械的特性の解明と利用法の確立。(4)クリックゴムの粘弾性挙動の影響を解明,実用化を実現。

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ディジタルオーディオ用光コネクタ

(1)公衆回線,産業機器分野で使用されていた,光ファイバによる光伝送がオーディオ機器でも使用されるようになった。(2)電磁障害を受けない光伝送により,ディジタルオーディオの普及を加速させた。(3)光コネクタ,送・受信素子の大きな需要をもたらし,光伝送の低価格化に寄与した。(4)EIAJの標準規格に採用された。

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抵抗感圧式タブレット

(1)マルチメディア時代を迎えて新方式の入力装置としてタブレットが注目されており,将来の発展が期待される。(2)タブレットは現在,抵抗感圧方式,静電容量方式,電磁誘導方式の3方式があるが,抵抗感圧方式は他の方式に比較して透明,非透明また,指タッチ,ペンタッチが可能で自在性があり,かつ安価に大量生産ができ,将来の本命と考えられる。(3)上記(2)の自在性により応用範囲が広い。 量産品であるが、現品は無い。

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空間光伝送LSI

(1)本LSIにLED(発光ダイオード),フォトダイオード,アンプ等の回路を付加することで,最高4Mビット/秒の高速ディジタル空間光伝送を実現。(2)IrDA規格では伝送距離が1m程度と短いのに対し,本LSIは10m程度までをカバーできる。

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フリーサイズスキャナ

(1)フリーサイズのイメージスキャナ(以下スキャナ)を縦横に移動させ,読み取り画像を自動合成させることによって,スキャナ本体より大きなカラー原稿の読み取りを可能とした。(2)従来は,A4判サイズを超える大きな原稿をカラーで読み取るには,数百万円の大型スキャナを必要としたが,本スキャナにより手軽にそれが可能。今後のマルチメディア産業の発展に貢献。

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小型のアルミ電解コンデンサ「RC2シリーズ」

長さ(L寸法)7mmの小型アルミ電解コンデンサ。・この小型化は,業界では早い。

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オーディオ用のアルミ電解コンデンサ「ARシリーズ」

オーディオ回路用の高性能アルミ電解コンデンサ。オーディオ機器の電源回路に回り込む高周波成分によるキャパシタンス変化を少なくしたアルミ電解コンデンサ。

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ネットワーク用のアルミ電解コンデンサ「RBN-LZシリーズ」

Hi-Fiスピーカのネットワーク用アルミ電解コンデンサ。音響用として高音質性能品を実現した。業界初の製品である。

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小型のアルミ電解コンデンサ「RC3シリーズ」

長さ(L寸法)5mmの小型アルミ電解コンデンサ。

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角型チップタンタル固体電解コンデンサ

(1)小型樹脂モールドの角型チップタンタル固体電解コンデンサ。(2)マウンタによる表面実装技術(SMT)完全対応。 ・リフローハンダ対応。 ・テープ梱包で供給。(3)部品のチップ化潮流の基礎となった。

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長寿命・広温度範囲のアルミ電解コンデンサ「RKAシリーズ」

長寿命で広温度範囲のアルミ電解コンデンサ。 ・使用温度範囲-40℃~+130℃を実現した。業界初である。

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電気二重層コンデンサの生産

(1)非水系電解液を使うことで小型・大容量を実現した。(2) F(ファラッド)オーダの静電容量を得ることが可能であり,電池の置き換えも可能。(3)電気化学協会棚橋賞受賞。

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低インピーダンスのアルミ電解コンデンサ「RJJシリーズ」

長寿命,低インピーダンスで,信頼性の高いアルミ電解コンデンサ。 ・この製品化は業界では早い。

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低インピーダンスのアルミ電解コンデンサ「RJHシリーズ」

長寿命,低インピーダンスで,信頼性の高いアルミ電解コンデンサ。 ・この製品化は業界では早い。

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パワー用大容量電気二重層コンデンサ「DZシリーズ」

(1) F(ファラッド)単位を実現した超大容量電気二重層コンデンサ「DZシリーズ100F」。(2)コンデンサの領域を超え,2次電池の代替として使用できる。 (3)2000年に向けての最重要課題であるエネルギー問題の解決手段として,太陽電池と組み合わせたソーラーエネルギー貯蔵システムや電気自動車,ハイブリッドカーの回生エネルギーシステムに期待できる。

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小型の電気二重層コンデンサ「DCシリーズ」

(1)直径6.8mm×高さ2.1mmの小型電気二重層コンデンサ。(2)携帯機器,小型機器の電池交換時のメモリバックアップ用として需要が拡大した。(3)環境汚染物質を含まないクリーンエネルギーを実現した。

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2012型の大容量角型チップタンタル固体電解コンデンサ

(1)表面実装技術(SMT)対応の小型の角型チップタンタル固体電解コンデンサ。(2)寸法は,2012型(2.0mm×1.25mm×1.20mm)で,使用電圧6.3V,静電容量10μFの大容量を,従来の3216型(3.2mm×1.6mm×1.6mm)と同等のインピーダンスレベルで実現した。

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U字型ケルシマ(ブラウン管の電子銃用高圧絶縁碍子)

(1)セラミックスの高絶縁性を利用し,テレビ用ブラウン管の電子銃用高圧絶縁碍子としてブラウン管の信頼性向上と量産化,ひいてはテレビの普及に貢献した。(2)小型複雑形状で,しかもメタライズ性,金属との熱膨張率のマッチング等,従来の碍子の水準を飛躍的にファイン化した最初の製品の中の一つ。これをきっかけにセラミックスがエレクトロニクス産業に広く使用されるようになった。

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抵抗器用セラミックロッド

炭素皮膜固定抵抗器,酸化金属皮膜固定抵抗器等の芯体として使用された当社開発のフォルステライト磁器は,それまで使用されていた碍子と比較して,(1)高温における絶縁抵抗大。(2)熱膨張係数大。(3)表面平滑で皮膜特性が良好。(4)トリミングが容易。以上の特徴によって,日本の抵抗器メーカ各社で小型・高低抗の高性能な抵抗器が製作できることになり,電子工業界各種機器の発展に寄与した。

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CRT用カソードチューブ,カソードホルダ(ブラウン管のカソード支持用セラミック部品)

(1)高い寸法精度。(2)高温絶縁性が良好。(3)吸収ガスが少ない。以上の特徴により,ブラウン管(CRT)用の電子銃の信頼性を大幅に向上させた。また,その量産技術を確立し,大量に供給することで,テレビ受像管の発展に大変寄与した。

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マルチフォームガラス(ブラウン管の電極支持棒)

ブラウン管内の電極支持棒として,ブラウン管普及期当初より現在まで大量に使用し続けられており,ブラウン管(テレビ)の拡大発展に大きく貢献した。

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トランジスタヘッダー(トランジスタ用セラミックヘッダー)

それまでのガラス材と比較して,(1)熱的,機械的強度が大きく高信頼性。(2)エポキシ樹脂の密着性が良好。(3)光透過性が小さく,熱放散性が高い。(4)ガラスソルダによるリード付けが可能。 以上の特徴によって,TO-18,TO-5型トランジスタを高信頼・低コストに量産が可能となり,その発展に貢献した。

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サーディップパッケージ(ガラス封止タイプ半導体セラミックパッケージ)

(1)ガラス(低温フリットガラス)封止タイプのセラミックパッケージの量産開始により,低コスト高信頼性のパッケージを実現し,SSI,MSI,LSI,EPROM,CERQUAD,CCD等の市場形成・拡大に大きく貢献した。(2)“ローコストCCDパッケージの開発”で日本セラミック協会長賞を受賞(1989年度)した。

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「YASHICA エレクトロ35」(35mm世界初の電子シャッターカメラ)

(1)世界初の電子シャター搭載の35mmレンズシャターカメラ,電子カメラの先駆けとなったヒット商品でその後のシリーズ含め1000万台が世に出た。(2)シリコントランジスタ,IC回路使用,黄赤ランプの露出表示などを採用。(3)「ローソク一本の灯りで写せるカラーのカメラ」として,カラーフィルムの普及と共に話題となる。

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セラミック多層パッケージ基板(半導体パッケージ)

(1)セラミック多層化技術の確立により,高い信頼性を有する半導体パッケージングが可能になり,半導体産業発展(特に高信頼性デバイス分野)を支える基盤技術となった。(2)また,同技術を応用発展させたこれ以後の各種形態のパッケージ展開により,半導体産業の用途拡大に寄与することとなった(例:LED用/CCD用/PGA等)。(3)大河内記念生産特賞(昭和48年)受賞。

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多桁表示管用セラミック基板

(1)従来より卓上電子計算幾用に量産されていた単管用の表示管用基板を多層化技術を利用して,多桁タイプとした。(2)卓上電子計算幾の表示部分の小型化,薄型化に貢献するとともに,組み立て工程の合理化,品質の向上にも大きく貢献した。(3)卓上電子計算幾から電卓への第一歩に貢献した。

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セラミック アルミナヒータ(半田ゴテ、自動車のオートチョーク用のヒーター)

(1)ヒータ部分のセラミックが同時焼結されており,外気にふれないため,ヒータの信頼性が著しく向上するとともに,長寿命化が実現された(ハンダゴテや自動車のオートチョーク用ヒータとして採用が進んだ)。(2)小型,軽量で昇温スピードが速く任意の温度分布が得られるため,その後産業界の多くの分野で使用される発端となった。(3)高信頼性を持ち,ノイズの発生もなく,また熱効率が良く,省エネ製品であることから着火ヒータとしても使用されている。

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FAX用サーマルプリントヘッド

(1)当時先進の薄膜技術による発熱体を採用し,シャープでカスレのないきれいな印字が得られるFAX用ヘッドを業界に先駆けて開発し,市場投入した。これによってその後FAXがビジネス用に普及し,さらには現在のパーソナル用への爆発的な普及に至っている。情報社会の発展に多大の貢献をした。(2)駆動用ICを直接基板に搭載し,フリップチップ実装することで,コンパクトな外形を実現するとともにFAX用ヘッドの低コスト化に貢献した。

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多結晶Si太陽電池

(1)日本で初めてキャスト法に基づく多結晶Siブロックから作製した基板を使用した太陽電池素子を量産化した。(2)高効率かつ低価格を目指した電力用太陽電池として開発し,実用化した。(3)素子寸法が15cm角という大面積の多結晶Si太陽電池で,単結晶Siなみの変換効率15%を実用化レベルで達成し,低コスト化の実現を図った。(4)住宅用,公共施設用など電力用太陽光発電システムの基本となる太陽電池モジュールの構成素子として,太陽光発電の導入普及に寄与した。

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アモルファスSi感光ドラム

(1)当時,無機感光ドラムの主要材料として用いられていたSe(セレン),CdS(硫化カドミウム)などに対し,アモルファスSi(非晶質シリコン)は無害,化学的に安定という特徴をもっているため,取り扱いや廃棄が容易であって,さらに高光感度という特性を生かして,先進的感光ドラムとして中高速複写機半導体産業の用途拡大に寄与することとなった(例:LED用/CCD用/PGAやレーザビームプリンタに搭載され,独自の応用分野を確立した。(2)有機感光ドラムなどに比較して表面硬度が極めて高く,耐磨耗性に優れ,長寿命であるという特性を生かし,PC(パソコン)用プリンタなどの低速機にも応用分野を広げている。このようなプリンタに応用することにより,ドラムやカートリッジ交換が不要となって,省資源に貢献している。(3)近年,印刷分野の一部に電子写真方式が採用され,ここでは溶剤を使用する液体現像方式が用いられる。アモルファスSiドラムは,その安定性を生かしてこのような新規分野にも貢献しつつある。

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光ファイバ接続部品(フェルール,スリーブ,ジャンパ等)

(1)光通信用コネクタ部品に,ミクロン単位の精密加工が可能としたファインセラミックス,すなわちアルミナおよびジルコニア製のフェルールやスリーブを採用することで,唯一の泣き所であった光通信ファイバ同士の着脱およびファイバと機器の着脱の微細加工が容易となり,光ファイバ通信網の拡大に大いに貢献した。(2)ファインセラミックスは高剛性,高機械的強度,低熱膨張,非塑性などの特長により,他の材料では不可能なファイバを保持するための長い微細穴が可能。(3)ファインセラミックス製光通信部品の登場は,光通信技術の普及や高度情報化社会に大きく貢献している(4)1995年5月 社団法人日本ファインセラミックス協会から,「ファインセラミックス量産技術を確立し,光通信市場の発展と産業の活性化に貢献した」として「産業振興賞」を受賞。

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LCR回線アダプタ(電話料金が一番安価な事業者回線を選別するためのアダプター)

(1)LCR回線アダプタを開発,供給することにより,利用者がNCC(新電電)のアクセス番号を意識せずに最も安い事業者の回線を利用できるようになった。新電電のシェア拡大に大きく貢献するとともに,その後の国内の遠距離通話料金の引き下げに大きく貢献し,通信の自由化を現実のものとした。(2)後のLCRチップの開発につながり,電話機に内蔵されるようになった。

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