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随筆

当社は日本最初の生産組合ともいわれており、労務出資を主体とした労働団体を組織し、労働者自ら工場を創設経営するというそれまでにない形態で1920年(大正9年)に創設された。本書では、その詳細な経緯や制定された規約、労務員規定などが紹介されている。製造や販売における技術面、資金面の苦労もつづられ、当時の産業発展史の一部を見ることができる。著者は、創業者14名の代表者西川末三氏の夫人。松子氏はこの出版の翌年に病死。

情報所有館 : 国立科学博物館 


一等磁気儀

1947年に試作を成功させ、1950年代の初めに、地理調査所(国土地理院の前身)からの要請でG.S.I.型地磁儀を製作した。主に経緯儀、回転コイル、ヘルムホルツコイルで構成される。偏角、伏角、全磁力の三成分を同時に数分で測定できる画期的なものであった。国立科学博物館地球館にも展示されている。

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自動レベル

国産初、世界で2番目の自動レベル(世界初はツァイス社製)。従来のレベルは望遠鏡に気泡管を取り付けて望遠鏡を水平にして使用していたが、自動レベルは、自動補正装置を内蔵しており、機械をほぼ水平に設置すれば視準線の方向が水平になる。これ以降、この自動補正装置を搭載した自動レベルが、国内でのレベルの主流となる。

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トランシット

分度盤をガラス製とし、バーニヤ読みにした新しいトランシット(測角儀)。従来の分度盤は銀盤目盛で入射光線の角度によって光って見えないということがあったが、ガラスにすることにより採光が自由になって斜光線による読み取り誤差がなくなった。

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セオドライト

日本初の光学マイクロ分度盤内蔵のセオドライト(経緯儀)。高度ガラス目盛盤と水平ガラス目盛盤を使用、これらの目盛を顕微鏡視野内に導いた結果、同一視野内で高度角と水平角を読み取ることができるようになった。求心望遠鏡は中心軸を通して観測する方式。

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光波距離計

当社初の光波距離計。光波を反射プリズムで反射させ、反射波の位相差を電気工学的に測定して距離を測定する距離計。地殻変動を測定する目的で東大地震研究所や京大防災研究所に納入された。光源にハロゲンランプが、受光には光電子倍増管が、変調素子にKDPが用いられた。15MHzの1周波数では測定地点までの絶対距離は測定できないが、相対的な距離変動は測定できた。位相測定はレゾルバ方式。

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自動レベル

望遠鏡の視準線を水平に保つよう、世界で初めて自動レベルの自動補償機構の振り子の制動にマグネットダンパーを採用。地盤振動の大きなところや強風下でも使用に耐えられる。当社はこの方式を普及させたパイオニアといえ、市場でも高い評価を受け、B2はその後世界のベストセラーと呼ばれるようになる。

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触針型水位計

日本初の触針式水位計。従来のフロート方式や水圧計式に比べ、触針式は据え付けが容易で、精度が高いのが特徴。上方から金属ワイヤーで吊された小型の検出器で水面を検出し、検出信号を懸重ワイヤーを通して上部の制御部に送り、巻き取りプーリーの回転運動をモーターにより制御し、常に検出器内の触針先端が水面を追尾して運動するようにしたもの。

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高精度円周目盛機

金属製やガラス製の円盤面上に自動で精密円周目盛を刻線するための機械。精度はホイベリンク法での検査で平均誤差±0.2”以下。駆動にグロボイド・ウォームを使用しているのが特徴。当社ではこの機械を使用してトランシットやセオドライトの分度盤に目盛を刻線した。

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測距・経緯儀

日本初の同軸型光波距離計。セオドライトと距離計が一体となり、測距軸と測角軸が同軸となった。そのため、同じ位置から測距、測角が同時にでき、離心量に基づく補正が不要になった。距離測定範囲は1素子反射プリズムで10~600m、測距精度は±1cm。測角精度は10”でマイクロ分度読み。国立科学博物館に常設展示されている(寄託)。

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