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色絵ラスター彩モールド蜂付掛花生 01

モールド技法で花柄が陽刻された小サイズの掛花生。2匹の蜂のフギュアが付いている。花は上絵の彩色、胴部はブルーグレーのラスター彩。 H:12.9cm、W:5.9cm、D:3.7cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

情報所有館 : ノリタケミュージアム 


色絵アラビア人物文掛花生

大サイズの掛花生。船首に孔雀飾りの付いた船で川遊びをする女性が上絵で描かれている。金仕上げ。 H:20.4cm、W:11.6cm、D:6.8cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵花文掛花生 01

細身の掛花生。花柄が上絵で描かれ背景は黄色の塗り。 H:20.9cm、W:5.8cm、D:5.0cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色吹トランプ文灰皿 02

ダイヤ形の小さな灰皿。トランプのハートのA柄が上絵で描かれ背景は濃緑色の吹き絵付け。 H:1.2cm、W:8.2cm、D:9.4cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。

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ラスター彩果実文掛花生

大サイズの掛花生。果実が上絵で描かれている。背景は青のラスター彩で、黒仕上げ。 H:20.6cm、W:11.8cm、D:6.7cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩色絵風景文掛花生 03

中サイズの掛花生。白鳥がいる水辺風景が上絵で描かれ、その下段のスペースを茶色ラスターで加飾している。 H:17.6cm、W:8.3cm、D:4.5cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩窓絵花鳥文掛花生

大サイズの掛花生、壁掛け用の穴があいたプレート部が上部に露出する。胴最下部の形状はオーナメント処理がされている。楕円窓で囲まれた中に籠盛りの花柄が描かれ、鳥がとまっている。背景はブルーラスター彩。 H:23.6cm、W:8.2cm、D:5.3cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵果実文手付角鉢

両手付きの角型盛鉢。皿部中央に籠盛りのフルーツ画。背景は緑塗り。上絵付、黒仕上げ。 H:6.1cm、W:20.9cm、D:18.2cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵花文コンポート 02

高台付きの盛器。皿部中央に花柄。背景は青の塗り。上絵付、黒仕上げ。 H:6.7cm、W:16.6cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩花文掛花生 04

中サイズの掛花生。帯状にブルーラスターが施され、白ラスターを背景に上絵で花が描かれている。 H:17.7cm、W:8.2cm、D:4.6cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩窓絵花文鳥付掛花生

大サイズの掛花生、鋳込みで作られた鳥のフィギュアが付いている。楕円の窓で囲まれた中に籠盛りの花柄が描かれている。背景はブルーラスター彩、鳥は茶のラスタ-で彩色されている。金仕上げ。 H:23.8cm、W:12.7cm、D:6.8cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵花文手付蓋物

両サイドに角ばった持ち手が付いた蓋物。蓋には持ち手が重なる位置に切り込みがある。蓋の中央に花柄が描かれ、背景は赤色の塗り。黒仕上げ。 H:6.7cm、W:14.4cm、D:12.7cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵花文掛花生 02

細身の掛花生。花柄が上絵で描かれ背景は赤色の塗り。上絵付。 H:20.8cm、W:5.8cm、D:5.0cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩窓絵風景文掛花生

大サイズの掛花生、壁掛け用の穴があいたプレート部が上部に露出する。胴最下部の形状はオーナメント処理がされている。花で装飾された窓の中に風景画が描かれている。背景はグレー系のラスター彩。金仕上げ。 H:23.4cm、W:8.2cm、D:5.2cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩風景文掛花生

細長い形状の掛け花生。背景は茶色のラスター彩。全体が秋の風景のよう赤茶系の色目で水辺の景色が描かれている。黒仕上げ。 H:20.9cm、W:5.7cm、D:5.0cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩帆船文掛花生 02

幅広形の掛花生。茶色ラスターを背景に帆船が描かれている。黒仕上げ。H:17.2cm、W:12.7cm、D:6.0cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩薔薇文掛花生 02

大サイズの掛花生。オレンジ色の帯に図案化された薔薇の花が描かれ、下部背景は白のラスター彩で加飾されている。黒仕上げ。 H:20.3cm、W:11.6cm、D:6.8cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩リリー型花文掛花生

カラーリリー形の3連掛花生。上絵で花籠が描かれ、背景はグレーのラスター彩で加飾されている。内面は茶のラスター彩。黒仕上げ。 H:21.7cm、W:16.8cm、D:6.2cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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ラスター彩モールド果実文掛花生

モールド技法で果実柄が陽刻された大サイズの掛花生(1対)。果実は上絵で彩色、背景の葉はラスター彩が施され一部に金彩が加飾されている。H:20.4cm、W:10.0cm、D:7.0cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵モールド蜂付掛花生 02

モールド技法で花柄が陽刻された小サイズの掛花生。2匹の蜂のフギュアが付いている。花は上絵の朱色で彩色、胴部は緑色の吹き画付け、二匹の蜂は金で加飾されている。H:13.2cm、W:5.9cm、D:3.8cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

情報所有館 : ノリタケミュージアム 


色絵ラスター彩モールド蜂付掛花生 02

モールド技法で花柄が陽刻された小サイズの掛花生。2匹の蜂のフギュアが付いている。フチの花モチーフや蜂は上絵で彩色、胴部は青色のラスター彩で加飾されている。H:13.0cm、W:5.8cm、D:3.7cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵花文鳥付掛花生

大サイズの掛花生、鋳込みで作られた鳥のフィギュアが付いている。図案化された青いバラが描かれ、背景はオレンジ色で塗り込んである。鳥のフィギュアは茶色のラスタ-で彩色され、眼や羽根が黒で描き起こされている。H:23.6cm、W:12.3cm、D:6.7cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

情報所有館 : ノリタケミュージアム 


ラスター彩モールド鳥文掛花生 02

モールド技法で向き合う二羽の鳥が陽刻された大サイズの掛花生。鳥は茶のラスターと金彩で彩色されている。 H:18.0cm、W:9.8cm、D:5.7cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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色絵幾何学花文シュガーシェーカー・クリーマー

三角形の面で構成された胴部を持つ砂糖振りとミルク入れ。緑色でボカシの彩色が施され幾何学的な構成が強調されている。帯状に花柄が描かれている。シュガーシェーカーH:18.0cm、W:7.6cm、D:7.6cm。クリーマーH:14.5cm、W:10.5cm、D:7.5cm。年代:1920~1931年。方面:輸出用。素材:白磁。 

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岩下式製七島藺織機

杵築市魚町にあった岩下農具製作所で製作された足踏み式の織機。国東(くにさき)、安岐(あき)、杵築(きつき)などの七島藺(しちとうい)栽培が盛んな地域の中で足踏み式の織機を供給し、七島藺の加工工程には欠かせない存在として重宝されました。年代:昭和初期

情報所有館 : きつき城下町資料館 


ワキダイ

七島藺の茎を分割するために用いられた道具。七島藺の茎は太く、断面が三角状になっている特徴があります。現状の状態では畳表などに織ることができないため、手作業による加工が必要とされました。このワキダイは長い台の先に斜めの柱とその手前に低い柱を立て、その間に細い針金を張り渡した構造になっています。ワキダイには三味線のような針金の張り具合を調節できる仕様になっており、繰り返し使用できる工夫が施されています。年代:20世紀前半頃

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七島表

製品加工された七島表(莚)(むしろ)。七島表には豊後青表の墨書書きが記されています。買い付けされた莚は、品質によって分類され、10枚一束にまとめられます。七島表には小印(こじるし)や印銘(いんめい)という問屋ごとの商標などが記され、これをもとに取引が行われていました。年代:平成

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莚問屋小印版(毛判)

小印は莚問屋の屋号や商号を表すもので、品質によって分類された七島表に小印を打つことで、一目でどこの問屋の莚製品であるかを区別していました。年代:昭和初期

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印銘用の太筆

印銘は問屋と取引先の間のみで共通する莚の価格を表したものです。取引先をした当人同士しか解らないものなので、仕入値や売値などの商品取引きの秘密を守るためや誤送を防ぐために用いられました。この太筆は杵築七島藺の問屋であった門実(かどみ)商店が用いていたものです。年代:昭和30年代

情報所有館 : きつき城下町資料館 


印銘板(銅板)

杵築の七島表の問屋として昭和47年まで営業していた河野宝策商店で使用されていた銅板型の印銘板です。主に出荷前の七島表に用いられ、墨のついた束子(たわし)を使って表面をこすることで、印字されました。年代:20世紀前半頃

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イチビ

七島表の縦糸の繊維として用いられていたのが「イチビ」でした。イチビはアオイ科の一年草で、春に種まきを行い、夏には高さ2メートルほどに成長します。これを秋に刈り取り、束ねたものを数日間水に漬け置きすることで、繊維をほぐします。その後、表面の外皮が腐るのを待ってから茎の皮を剥(は)いでいました。年代:昭和

情報所有館 : きつき城下町資料館 


タニカロン

七島表の縦糸として用いられたイチビは加工工程を手作業に頼っていたため、手間が多い作業の一つでした。そのため、イチビに代わるナイロン製の合成繊維が戦後、爆発的に普及しました。七島表の縦糸用の合成繊維はタニカロンと呼ばれ、糸巻状になっています。写真のタニカロンは記銘から三井化学が生産した合成繊維であることがわかっています。年代:昭和20年以降

情報所有館 : きつき城下町資料館 


イチビワキダイ

イチビの皮を剥ぐ専用の道具。台となる板が手前に長く突き出した形状になっており、座布団を上から被せて乗ることで、道具全体が固定されるようになっています。前方に突出した柱部の上には鉄製の針が櫛状になっており、この部分にイチビを通すことで、繊維を細かく剥ぐことができました。年代:20世紀前半頃

情報所有館 : きつき城下町資料館 


電動イチビ縒(よ)り機

縒(よ)り機は、細かく裂いたイチビを数本集めて縒糸(よりいと)にする道具で、手動のタイプのものから足踏み式、電動式のものがあります。縒りの入ったイチビの糸は中央の巻軸に巻き取られる仕組みとなっており、莚製作に欠かせない縦糸として利用されていました。年代:1960年代

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チェンバロ

1765年 F.E.ブランシェ2世作 パリ。 フランス、ブルボン王朝の王室楽器製作者、フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世作のチェンバロ(フランスではクラヴサンと呼ぶ)。ブランシェ2世は一族最後の製作者で、父の1世作のチェンバロは、今もヴェルサイユ宮殿に残っている。フランス、ロココ文化を代表する繊細で優雅な音色を持つチェンバロの名器である。

情報所有館 : 浜松市楽器博物館 


ジェゴグ

1994年頃製作 インドネシア、バリ島。 世界最大級の竹筒のシロフォン。大小15台が一組。個々の楽器にはそれぞれ名前があるが、中央奥の最大のものがジェゴグ。楽器全体もジェゴグと呼び、演奏する音楽の総称もジェゴグと呼ぶ。バリ島の西部ヌガラ地方に伝わる農民の楽器で、収穫のお祝いや、踊りの伴奏、娯楽としての演奏や、グループ対応の競技演奏に使われる。

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楽太鼓(がくだいこ)

1995年、大笹屋作 京都。日本の雅楽で使う低音太鼓。鼓面の直径約54cm、胴の深さ約23cm。音楽の流れの節目や高揚する部分で、撥で打ち鳴らす。金地を背景に3匹の唐獅子が、赤い天衣(てんね)と戯れる華やかで目出度い図柄。縁の青い文様は海の波。鳴り響く太鼓の音は、音楽を包み込む、波の音である。

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鞨鼓(鞨鼓)

1995年 大笹屋作 京都。日本の雅楽で使う太鼓。小鼓より一回りほど大きい。両手に細長い撥を持ち、太鼓の両面を細かく打ち鳴らす。奈良時代に雅楽とともに中国から伝来した。雅楽では指揮者の役割を担う重要な楽器である。中国、唐の玄宗皇帝は音楽をこよなく愛し、自身も鞨鼓の名手であった。

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サウン・ガウ(ビルマの竪琴)

20世紀 ミャンマー。竹山道雄の小説「ビルマの竪琴」で、同名の楽器として年配の日本人にはよく知られるミャンマー(旧ビルマ)の弓型ハープ。曲がった(ガウ)琴(サウン)の意味。小説では僧になった水島上等兵が演奏するが、実際は宮廷楽器なので俗人が演奏することはない。弓型ハープはインド起源で、現在に残るのはサウン・ガウのみ。数多ある世界の楽器の中でも、最も美しいもののひとつだろう。

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ハープ・リュート

1825年頃 A.ヴェントゥーラ作 ロンドン。古くからある楽器のハープと、当時イギリスで流行していたイングリッシュ・ギターとを合体させて19世紀初頭に考案された楽器がハープリュート類。中産階級の婦女子のステイタスシンボルとして1830年頃まで人気があった。見た目の豪華さ、演奏の容易さ、携帯の便利さ、そして廉価であったことなどが人気を支えた。この楽器は発達の最終段階のもので、「インペリアル・ハープ・リュート」という商品名で有名。

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フォルテピアノ

フォルテピアノとはおよそ19世紀中頃までのピアノを現代のピアノ(モダンピアノ)と区別する時のピアノの呼称。このフォルテピアノは、1808年~1810年、A.ワルター&サン(ウィーン)の作で、跳ね上げ式(ウィーン式)アクション。ワルターは「帝室・王室宮廷のオルガン製作家及び楽器製作家」の称号を持つ当時の最も優れた楽器製作者。ウィーン時代のモーツァルトもワルターのピアノを使用。ワルターのピアノは40台ほどしか現存せず、貴重な一台である。

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フォルテピアノ

1802年頃 J.ブロードウッド&サン作 ロンドン。突き上げ式(イギリス式)アクション。ブロードウッド社はジョン・ブロードウッドにより1782年に創設。当代きってのピアノメーカーで、20世紀におけるスタインウェイのような存在であった。産業革命による工業化を楽器製作に取り入れ、物理学者の意見を設計に取り入れた。豊かな響き、残響の長さが特徴である。ベートーヴェンも使用し、彼のピアノ作品の作曲に大きな影響を与えたとされる。

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スクエアピアノ

1805年頃 トーマス・ラウド作 クレメンティ社販売 ロンドン。製作者については詳しくは知られていない。スクエアピアノは18世紀後半初期にドイツ人ツンぺがロンドンで製作した。小型で軽量だが、愛らしく優雅な響きはたとえようもなく美しい。チェンバロやグランド型ピアノに比べると、約半分ほどの価格であったこともあり、19世紀後半から20世紀にかけてイギリス中産階級の間に広く普及し、家庭の団欒に大きな役割を果たした。

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スピネット

18世紀初期、ステファン・キーン(ロンドン)作。チェンバロと同じく弦をはじいて発音する鍵盤楽器。小型で、本体が3角形であることが標準。起源は不詳だ。16世紀にイタリアで流行した。18世紀にはヨーロッパ全域に普及した。大型で華やかなチェンバロとは違い、この小さな楽器は、演奏会をして他人に聴かせるためのものではなく、自身が音楽と向き合い楽しむためのものである。慎ましやかで典雅な音楽がこの楽器にはよく似合う。

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ダブルベル・ユーフォニアム

19世紀後期 W.J.グロウナート販売 アメリカ。吹奏楽で中音域を担当する楽器がユーフォニアムで、19世紀の中頃にドイツで生まれたとされる説が最も有力。オーケストラで採用されることはめったにない。柔らかで豊かな響きは全体のサウンドを包み込む。19世紀には2つの楽器を合体させた「複合楽器」がたくさん作られたが、これもそのひとつ。バルブで瞬時に切り替えることによって、大きなベルではユーフォニアムの本来の柔らかな音、小さなベルでは、やや硬質のトロンボーン的な音を出し、演奏に彩を与える。

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7ベル・サクソルン

1860年頃 アドルフ・サックス作 パリ。木管楽器「サクソフォーン」の開発者として有名なアドルフ・サックス(1814~1894)が作った金管楽器。金管楽器(ラッパ)は7本の異なる長さの管があれば、組み合わせて1オクターブ12音が簡単に出せるので、異なる7つの長さの管を束にして吹き口をひとつにしたものである。見た目は面白く、7つもベルがあるので、同時に2つ以上の音が出せると思われてしまうが、実は音は一度に1つしか出ない。吹いた時、7本のうちどの管に息を通して鳴らすかを、バルブで選択する仕組み。大きさの割には重く、操作もやりにくかったので、普及はしなかった。

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サックバット

1608年 ヤコブ・バウアー作 ニュルンベルク。初期の形態のトロンボーンを、現代のトロンボーンと区別してサックバットと呼ぶ。フランス語でサック=引くブット=押すの意味。トロンボーンは15世紀に管の一部を伸縮させて演奏するスライドトランペットから生まれたとされ、長い間、教会で歌と一緒に演奏されたり、器楽曲に使用されてきた。教会を出てオーケストラに使用されるのは18世紀後期からである。サックバットは現代トロンボーンに比べて細身でベルの広がりが小さく、音の指向性が強い。コルネットを交えた多声部のアンサンブルでは、絶妙の音程調整ができるため、ハーモニーは極めて美しい。サクバットと表記することも多い。

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セルパン

0829~1840年頃 F.プリティ作 ロンドン。セルパンはフランス語で蛇の意味。英語ではサーペント。唇を振動させて音をだす。。今日のチューバにつながる低音金管楽器である。16世紀にフランスの僧エドメ・ギョームが考案したとされる。音色が人の声によくなじむので、19世紀になるまではフランスの教会で合唱の補強に使われた。18世紀末には器楽合奏や軍楽隊でも使われた。本体は木製で、くり抜いた2つのン部材を合わせて皮で巻いてある。S字状の形状のため、指で孔を抑えることが可能になった。

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パッタラー

20世紀 ミャンマー。パッタラーは普通は舟形の胴に竹製音板を並べたシロフォンを指す。この楽器の音板は金属製で胴体のデザインも豪華な高級品。本体デザインの動物はピンサッユーパという想像上の吉祥の動物。パーリ語でピンサッは「5」、ユーパは「外見」の意味。象、鳥、馬、鯉、ホー(伝説上の有角獣)、または獅子、象、水牛、鯉、アヒルの5つの各部分が合成されている。本楽器は前者の5つ。象の鼻と牙、鳥の翼、馬の脚、鯉の尾びれ、ホーの角である。鹿や龍も含まれるという他説もあるようだ。

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ササンド

20世紀 ロテ島 インドネシア。現地に生息するロンタルヤシの葉と竹筒、金属弦からなるはじく弦楽器。竹筒琴(ちくとうきん)の一種である。竹筒琴は東南アジアに数多く見られる。元来は竹筒の表面を縦方向にナイフで切り出して駒を入れ弦にしていたが、後に金属弦に替わった。両手で竹筒を左右から握るようにして指ではじく。娯楽や祝い事等で演奏される。ヤシの葉を碗状にして竹筒を配置したデザインは、楽器のデザインの中でも最も美しいもののひとつだろう。現代にも伝承しているが、蛇腹型ではない、折り畳みのできる椀型が主流。本楽器は古いタイプの貴重品である。

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