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セイコー 音片時計

世界初丸棒振動子搭載電気時計。機械式時計からクォーツ時計への過渡期において開発された製品。ユニークな構造をしており、振動源としてひげぜんまいと同じ恒弾性材料エリンバーで作られた丸棒型音片振動子を用いており、電磁コイルを使い、振動子の振動及び信号検出を行う。この振動信号により、回転する同期モータの速度を制御。モータの回転は歯車を通じて針を駆動し、時刻を表示する。振動子を持ち、それを分周しモータを駆動するという現在のクォーツ時計と同じ構成を本製品で見ることができる技術の変遷が垣間見える製品である。

情報所有館 : 国立科学博物館 


セイコー ハイビート36000

世界初の婦人用10振動機械式時計。婦人用腕時計はそのサイズが小さいことから、紳士用腕時計に対して、どうしても精度が一歩劣っていたが、その常識を覆すことになった製品である。高精度化のキーワードとしては、当時婦人用としては5.5振動もしくは6振動だったが、精度向上のために10振動へ振動数を採用。10振動の実現に向け、①ぜんまいのトルクを一般の婦人用に比べ3倍とし、十分なエネルギーを確保 ②15枚が一般とされていたガンギ歯車を20枚に増やすことで、歯車伝達効率を向上 ③小さいモジュール歯形で加工などを実施。

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セイコー 天文台クロノメーター

45天文台クロノメーターは、ニューシャテル天文台クロノメーター検定合格品として市販された国産唯一の腕時計。昭和43年に製造が開始された45GSのうち出来の良いもの100個に特別な調整を施し、ニューシャテル天文台に委託。うち73個が合格し一般に市販された。高精度時計の検定として知られる15日間のクロノメーター検定を大幅に上回る45日間という天文台クロノメーター検定に合格した時計が市販されるのは世界的に見ても数社しかないほど、珍しいことであった。

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セイコー 世界初CMOS-IC搭載クオーツ

世界で初めてCMOS-ICを搭載したクオーツウオッチ。低消費電力で駆動するCMOS-ICを搭載したことで、電池寿命も当時の従来のクオーツウオッチ(約1年程度)から大幅に延び、電池寿命3年を実現した。当初、米国インターシル社とのジョイントとして、開発されたCMOS-ICであるが、その後、自社による開発・製造となり、更なる改良が加えられ、時計業界でのデファクト・スタンダードとなった。さらに、CMOS-ICは、様々な産業・家庭用機器に搭載される汎用マイコンチップとして発展していった。

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セイコー クオーツ

世界初の2極モーターを初めて搭載した製品であり、前期型:08QTW(082系)、後期型08QZW(084系)の2つの機種がある。当時の一般的なアナログクオーツの6極ステップモーターが使われていたが、本製品の開発により、小型化、薄型化、低消費電力化などにつながり、駆動制御や部品生産が容易になるなどの利点から、2極化の流れが作られた。さらに、後期型の08QZWからは、調整が必要だった二体型スタータを加工技術の向上などにより、一体型ステーターを開発・搭載し、現在のステップモーターの形である2極モータ&一体ステータが完成した

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セイコー クオーツ

ムーブメントサイズ18.0mm×16.0mm(3時-9時),17.8mm(12時-6時) 、厚さ3.5mmを達成した小型薄型の婦人用アナログクオーツウオッチ。当時最も小型化・薄型化された水晶時計である。単に数字上の小ささや薄さではなく、外装を取り付けた上でのエレガンスさを目標とし設計・製造された。後に婦人用だけでなく紳士用にも採用され、累計300万個という生産数を誇り、国内外の多様化するニーズに応えた形で機械式時計から水晶時計への急転換を促した。なお、小型薄型化のために、磁場保護シールド材のムーブメント内蔵、電池蓋が無い構造など、現在の製品に使われている技術が採用された。

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セイコー ドレス クォーツ

世界初のリューズタイプの電子式針合わせを持ち、正逆方向のいずれの方向でも、30秒単位の正確な時刻合わせが可能。モータードライブ方式によって針の早送りも出来、よりスピーディーな時刻合わせが可能。このスピーディーな時刻合わせを実現するために、世界で初めて時計用ステップモータは正逆を可能としたモータ制御パルスが開発され、搭載された。さらに、これらの機能を当時、世界で最も細いサイズのムーブメントとしたことで、特に、ブレスレット形状の婦人用時計として、人気を博した。

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セイコー アトラス

カラー2層液晶パネルを世界で初めて採用したデジタルクオーツウオッチ。これにより、世界地図と世界主要19地域のワールドタイムを表示し、アラームはホームタイムとワールドタイムの2チャンネルで作動する。この液晶パネルは、四枚のガラスと三枚の偏光板からなっており、液晶が二層に構成されている。この三枚の偏光板とふたつの液晶が持っている光に対する性質を一定の関係に組み合わせることで、今まで時刻と世界地図のように文字が重なってしまい不可能と考えられていた表示が可能になった。

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セイコー クォーツ シャリオ

世界で初めて、適応駆動制御システムを搭載したクオーツウオッチ。アナログクオーツウオッチを小型化し、保守性を改善するには、消費電力を減少させることが必要である。本製品では、アナログクオーツウオッチの電力消費率の7~8割を占めていたステップモーターの電力消費量を、適応駆動制御システムの開発により従来の約半分にすることが可能とした。この適応駆動制御システムとは、通常のモータ駆動パルスを可変し、ロータが正しく回転しなかった際の補助駆動パルス発生を抑制させる方式のことであり、厚み1.9mmと、当時の紳士用三針クオーツウオッチでは世界最薄ながら、電池寿命2年を達成した。

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セイコー デジタル

新液晶駆動方式の採用と、96個のキャラクタ・ジェネレータを内蔵したことにより、腕時計としては世界初のドットマトリックス液晶表示方式を実現した。ドットマトリックス液晶表示方式とは、格子状に配列した多数のドット(点)の組み合わせにより文字や数字を液晶で表示する方式のこと。本製品は縦8×横41の総数328個のドット表示から構成され、従来のセグメント方式(棒状)に比べ、その解像度の高さから、自然で美しい数字や文字を表示可能。この技術は、後の腕型コンピュータ(UC2000)に採用されるなど、腕時計という小さな表示面積に大量の情報を表示するために、必要不可欠なものとなる。

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