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異常検知型連動方向幕巻取器

字幕の表示ヅレが発生すると速やかに運転士にLEDランプで警告し、表示ヅレを修正するのがこのシステムである。二連動、三連動用の同調指令器の1980年以前出荷分はDTLであるが、それ以降は四連動用も含めてCMOSのICロジックである。ワンマンバスが路線バスの標準となり、前・後二連動、前・側・後三連動、前系・側・後系・後四連動など巻取器の数が増えてきて、字幕の表示ヅレが生じると乗客に混乱を来すことになるので未然に表示ヅレを検知する目的で開発された。検出器の不良チェックにもなった。

情報所有館 : 国立科学博物館 


バスロケーション・システム用操作盤

バスロケーション・システムの導入に伴い、路上機へ送信するコードを車載送受信機へ方向幕の行先設定と同時に設定する。設定するコードは行先と系統番号である。操作盤から2桁分のBCDコードを出力する。東京都交通局早稲田営業所・池86路線で使用開始され、都営バス全車に採用された。

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全自動方向幕巻取器

デジタルスイッチとLED数字表示素子による操作盤A-99と設定器AS-2AR(2連動)AS-3AR(3連動)で構成する。設定器は判断回路基板、モーター制御回路基板の2枚からなり、プリントジャックで着脱可能になっている。C・MOS ICで耐ノイズ性と低消費電力を実現した。メモリーはニッカド電池を自動充電でバックアップしている。初号車は根室交通。成田開港に合わせて前窓下取付のSPG-65F-A型が東京空港交通へ45両納入された。電動式方向幕巻取器が出て以来、行先表示の全自動化は種々試みられた。この方式は各表示段からの信号をカウンターへ送り、判別回路で一致信号を取り出す簡素な方式である。

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大型側面用表示器

車外、車内の両面表示によって起終点間の経由地と停留所名を同時に表示できる運輸審議会の「バスの情報化」に関する答申に対応したものである。長尺の字幕巻取が可能なピンチローラーと2本のデファレンヤルローラーをラダーチェーンで駆動する字幕巻取方式となっている。西武バスと西鉄バスで採用された。前面、後面と連動したこの表示器は、1枚の字幕を駆動して車外には経由地及び起終点を、車内には起点から終点までの停留所名を進行方向に合わせて表示する。車内の表示は従来の印刷に系統路線図より大きなスペースにその路線のみの停留所を表示するので見易く、内部照明で明るい表示で乗客の不安を解消するサービスである。

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大型方向幕巻取器

表示大型化の要望に応え、SPG 方式、バランスウェイト方式による巻取器の大型化をした。表示幕が静電気や結露で硝子内面に付着せぬ様に結露防止紐が組込まれた。長尺用バネが採用され連動軸、ギヤの外径が大きくなり、潤滑用樹脂ブッシュが採用された。モーターは減速機と分離組立が可能になり、平ギヤ減速で1/30、1/60が用意され、ホルダーによるカーボン刷子の交換が出来る。1975年頃に岐阜乗合の路線車が大型の方向幕巻取器を取付けたのを始めとして全国で大型化が普及していった。 1985年には正式にJABIA B1005-1987で寸法等が規格化されたがJABIA B-1700(1977年)の制定の際の申し合わせが事実上の寸法規格となった。

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車載標識装置(標識車用)

4トントラックの荷台に架装する上段表示器と下段表示器で構成する。高速道路上での視認性を良くするため大型表示である。高速道路の伸延と共に道路のメンテナンス工事の安全のために、工事を一般走行車に報知し注意を喚起する目的で道路標識車が開発された。首都高速道路公団、日本道路公団の高速道路上で使用されている。上段表示器は道路標識を含む4段の字幕を収納し、下段は工事内容など22段の字幕を収納している。操作はすべてキャブの中で全自動方式のリモートコントロールになっており、故障診断機能付である。上段の表示有効は1,680mmW×950mmH、下段は 1,680mmW×500mmHで40W蛍光灯を上段は5本、下段は4本、インバータと共に内蔵している。

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パルス指令方式行先表示器

車両全長の長い車両の前面、後面等の表示器間の車体配線数を減らして、信頼性の向上と車体重量を減らす目的で直列データ伝送方式を行うものである。連接バス用として開発したが、東京都電、阪堺電軌の路面電車や鹿島臨海鉄道の気動車で採用された。この技術は後にデータプロセッサ・DSP-08型や車体工業会のワンマン機器通信推奨仕様の制定へつながる先駆的な技術となった。バスよりも電気的雑音が多い鉄道車両での実績が、その後の技術の開発に役立った。

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観光バス大窓用フリーストップカーテン

振動の大きい車両用としてフリーストップ機構をローラー内部に組込み、遠心力でストッパーが作動する。

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小型バス用方向幕巻取器

小型バスの前窓上部に筐体入りで取付けたり、側窓内側に取付ける奥行の小さい機種である。SPG方式の張力機構で蛍光灯を内蔵している。地方バス路線の閑散路線対策として導入された小型バスが大都市の狭隘路線用やコミュニティバスとして運行される様になった。日野リエッセの京浜急行・鎌倉営業所のポニー号が端緒である。大阪市が採用した日産ディーゼルの小型バスも大都市路線として大量に採用され注目を集めた。これら1990年代の小型バスの導入に合わせて開発されたのがTS-65F(IL)である。

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電動パノラマカーテン

観光バスの天窓のカーテンを電動で開閉し、遮光と共に山岳地帯の風景や都会の高層ビルを演出することが出来る。スプリングローラーからブラインドをプーリーと引紐で水平に移動する機構である。観光バスの個性化として、奈良周辺の原生林や日光いろは坂を運行する路線観光バスに取付けられた。乗客が日照に応じて遮光操作できる様に座席近くに手動操作の操作盤が取付けられ、運転席では全てのカーテンを一斉に開閉することが出来る。ほぼ水平にブラインドを移動させるために、車体屋根の曲率に合わせた水平のカーテンレールを設け、ブラインド引出部のコロを回転させてモーターで水平にブラインドを移動させた。モーター部にはリミットスイッチがあり、ブラインドの開閉を制御している。引紐は平織りのベルトを使用し、プーリーへ巻取る。

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