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パルス波高分析器は環境放射能測定を始め、広い分野で使用されているが、当時では国産技術は皆無であったのみならず、外国製品としても最も初期のものである。パルス波高分析器は今日ではIC化、LSI化により小型・高性能化されているが、その動作原理は今まで殆ど受け継がれており、第1世代のパルス波高分析器といえる。本装置は、昭和30年代初期の我が国の電子計算機分野では、まだコアメモリーは実用化されるに至っておらず、磁気ドラムや遅延線メモリーが使われていた時代であるが、本装置の記憶部には、初期の頃のコアメモリーが使用されている。メモリー全体のマトリックス構造を眺めることが出来るので、コアメモリーの発達史上からも貴重な装置である。(米国製)
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本装置は、放射能測定用の電離箱等から10-15A程度の極微少電流を測定するためのものであり、当時、電気試験所技官であった田中栄一氏が我が国で初めて試作に成功したものである。本装置は、昭和29年〜30年代前半において放射線計測の研究に活用され、放射線標準の確立に大きく貢献した。
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本装置は静電容量標準の高精度確立を目的に試作されたもので、昭和42年〜昭和47年まで我が国の静電容量単位及び標準の設定に実用された。クロスキャパシタは、長さより静電容量を高精度で決定できるコンデンサであって、その基礎理論はオーストラリアの、ThompsonとLampardによって与えられたものである。我が国の電気標準確率方式は、昭和52年によりクロスキャパシタとジョセフソン電圧標準を中心にした新しい方式に移行されたが、本装置はその移行のための技術的基盤の1つである高精度クロスキャパシタ及びクロスキャパシタを用いる抵抗絶対測定の研究発展のための基礎となるなど、電気の標準計測技術の飛躍的発展に貢献した。
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当時、ロボットの研究として使用されたものは、現在の工業用ロボットの原型であって、自由度も高々4自由度と低いものであった。本装置は、人間の腕と同じような構造をもった、いわゆる、多間接型マニピュータであり、その自由度も6自由度と高く、従って作業空間中に置かれた物体を任意の方向から接近できる。これにより、本ロボットは、扱うべき対象物の前面などにある障害物等を避けて、巧みに物体のハンドリングを行うことができ、当時としては画期的な装置であった。このため、その後の人工知能研究で開発されたロボットには、本装置の方法を何らかの形で世襲したものが多い。
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このマニピュレータは、人間と同じく腕部に7自由度を持ち、各関節の駆動トルクを計算機の指令で直接制御することができるため、柔軟で滑らかな動作が可能となった。さらに、位置だけでなく力の制御も可能にしたことにより、種々の道具を使った作業を容易に実現できるようになった。
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試作された計算機は、PULCEを用いた汎用パーソナルコンピュータを土台にして、LISP処理に適した機能を追加、拡充したものであり、その基本的な使用は以下のような特徴を持っている。1.マイクロプログラムによって柔軟なハードウェア制御を行う。2.Lisp言語処理の機能的な特色の1つであるポインタ操作に関する処理を独立の専用化したユニットで行う。3.ハードウェアスタックを用いてスタック処理の高速化が図られている。4.高レベルでコンパクトなマクロ命令の設定やデータ表現にタグを付加し、ソフトウェアの負担を軽減している。5.プログラムの移植性を考慮し、Lisp言語の外部仕様は大型プロジェクト「パターン情報処理」で開発されたETL-Lispに準拠している。
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磁気バブル記憶素子として用いた世界初の本格的なデータベースマシン。EDCは、データベース操作用のマイクロプロセッサに磁気バブル記憶を統合した「磁気バブルデータモジュール」が並列に接続された構成の並列処理システムである。大型プロジェクト「パターン情報処理システム」のもとで開発された最新のマイクロプロセッサ、マイクロプログラム記憶、磁気バブル記憶を活用している。EDC試作機の内部は3×3の基本単位に分かれており、うち八つが各1MB容量の磁気バブル記憶を装備したデータモジュールである。1980年秋に、我が国で開催された世界コンピュータ会議(IFIP'80)および国際磁気バブル会議(ICMB-4)において、世界最高水準のデータベースマシン試作機として、国内外参加者に強い印象を与えた。
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本装置の核となるのは、同一の演算回路(セル)が16×16の2次元マトリクス状に配列されたセル配列である。各セルは4ビットのレジスタと、こてに付随する論理回路で構成されている。各セルの演算は比較的単純な論理機能に限られているが、周囲の8近傍セルと直接情報の交換が行われるように接続されている。このセル配列が得意とする3×3近傍論理演算を多数段実行することにより、骨格抽出などの基本的図形処理を通常の計算機より格段の速さで実行することができた。画素配列という方式的な特徴に加え、当時大規模計算機システムでしか使用されなかった電流切り替え型集積回路を実験的規模で使用するための実装方式、制御信号の給電方式、演算装置を補助するための記憶装置に磁性線薄膜記憶装置を用いた点など装置的に見ても多くの特徴を有している。
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本機器は従来のフォンノイマン型処理と並列処理向きのデータ駆動型処理とを融合した新しいプロセッサを1チップで実装した世界ではじめての並列計算機である。RISCプロセッサパイプラインと適合する細粒度通信を命令レベルでサポートするとともに、データ駆動計算機の持つデータ待ち合わせ機構やデータ到着によるプログラム起動を高性能かつ簡素化して実装し、パケットスイッチ型ネットワーク機構とともに1チップ化している。このため非常にコンパクトに高並列計算機を実現可能とした。最大性能は1GIPSであり、特に通信を頻繁に行うような整数型ベンチマークで当時のスーパーコンピュータ(CRAY X-MP)の30倍の性能を実証した。
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GRAPE型MD専用計算機としては、世界初。なお、後継機種も含めてシリーズとして展示可能。分子動力学専用計算機、MD-GRAPEのプロトタイプである。ラップ配線による試作機(180MFLOPS:浮動小数点演算速度)。 1989年に重力多体問題専用計算機GRAPEが開発されたが、それを分子動力学シミュレーションに応用した第一号機がGRAPE2Aである。本機は、それに若干の改良を加えたものである。ラッピング配線による試作機であるため、動作が不安定であった。しかし、この機種をLSI化した、後継機種ITL-MD-ONEの開発へとつながった。
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