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5階、6階は全体を防火区画に分け、廊下に防火扉を備えているため、各室の扉は特に防火を配慮する必要は無く、木製が使われている。しかしこの室は防火戸の外の階段室脇にあるため、ここだけは鋼製扉になっている。材質が異なっても、木製扉と同じデザインにしてある。
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江戸川アパートメントの建物は中庭を取り囲む配置である。建物各所にある階段室の一階は、中庭と敷地境界との間に風を通す重要な機能をもっている。一方で戸締りと防災のために、このような鋼製建具が階段室一階の両側についている。デザインは両側で異なり、またガラス面積を大きくして、閉鎖時にも開放的で豊かな表情を与えるよう考慮されている。またわが国の引き戸の文化を鋼製建具に継承しているのも同アパートの特徴である。
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同潤会アパートは、初期のころから個性的な窓で表情を豊かにすることを試みている。代官山では6角窓、鶯谷や江戸川では丸窓を用いているが、メインのファサードではなく側壁や内部の共用部分など、少し引いた箇所にさりげなく配するところが「同潤会らしさ」であろう。仕様書では、江戸川アパートメントの丸窓にはステンドグラスが指定されているので、ガラスは嵌め替えた可能性もある。
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鋼製建具は上げ下げや外開きなどの開閉方式と共に西洋から導入され、それらがビルの建具形式になった。しかし江戸川アパートでは引戸の文化が重要視され、標準品ではない引違いサッシを作らせた。内側にはねじ締りもついている。当時は異例だったが、戦後、公団が引違い鋼製サッシを採用、日本の住宅用サッシは引違いが標準となった。引戸は開き戸より高度な水密・気密技術を要するため、歴史的にも技術的にも珠玉の一品といえる。
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バルコニーにはダストシュートが設けられており、出入口はそのためのものである。仕様書には他の鋼製建具と同様に、三建工業株式会社、日本建鉄株式会社、栄進社という、鋼製建具では当時のトップメーカーが指定されている。70年を経た現在でもよく稼働している。出入口と窓が引戸と引違い戸の組み合わせである点が、引戸の文化を継承する江戸川アパートメントらしさを感じさせる。
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住戸玄関戸は引込戸と片開き戸の2種がある。これは引込戸で、日本建鉄DS型若しくは同等以上の類似型。戸の隅に郵便差入口があり、その内側には郵便受けとして木綿製の網がついていた。ガラスは大きな面は網入縞板だが、その脇を磨きの透明網入板とし覗き窓にしている。ここの上下にカーテンポールがあり、カーテンを張って視線を遮っている。当時は透明網入板ガラスはまだ量産されておらず、輸入品である。
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住戸玄関戸は引込戸と片開き戸の2種がある。これは片開き戸で、日本建鉄PH型若しくは同等以上の類似型。戸の隅に郵便差入口があり、その内側には郵便受けとして木綿製の網がついていた。ガラスは大きな面は網入縞板だが、その脇を磨きの透明網入板とし覗き窓にしている。ここの上下にカーテンポールがあり、カーテンを張って視線を遮っている。当時は透明網入板ガラスはまだ量産されておらず、輸入品である。
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江戸川アパートメントの建物は中庭を取り囲む配置である。建物各所にある階段室の一階は、中庭と敷地境界との間に風を通す重要な機能をもっている。一方で戸締りと防災のために、このような鋼製建具が階段室一階の両側についている。デザインは両側で異なり、またガラス面積を大きくして、閉鎖時にも開放的で豊かな表情を与えるよう考慮されている。またわが国の引き戸の文化を鋼製建具に継承しているのも同アパートの特徴である。
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江戸川アパートメントには社交室があり、住民の会合のほか、コンサートや慶弔行事用にも利用された。アパートにとっては外部者との交流の場でもあり、それにふさわしく装飾格子付きの建具がついている。
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江戸川アパートメントには社交室があり、住民の会合のほか、コンサートや慶弔行事用にも利用された。3面にわたって大きな開口部がある明るい空間で、採光と通風のための建具が設けられた。上半分がバランスサッシになっており、雨天でも通風を確保できるように、戸を辷出しとしている。仕様書では「田島式FT型又は同等以上の類似型にして一斉開閉装置とし其のハンドルは取り外し自在とすべし」とある。
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