「」 に対する検索結果 : 26350

前の50件 (7201-7250/26350)    次の50件

鉱山用鉄柱

坑道天板を支える水圧鉄柱は1955~1965年の間に当社で生産されました。当時、シリンダのシールはV型シールを重ねて使用するのが一般的。それでも水のにじみがあったのですが、開発されたU型シールでは1枚使用でも油のにじみは全くありませんでした。これを往復運動用に改良し、産業車両や建設機械のシリンダの高圧シールに運用することで、現在の当社の高圧シリンダに引き継がれ、その品質に大幅な改良が加えられました。鉱山用鉄柱は当社のシリンダの技術史の節目になった製品です。年代:1960

情報所有館 : KYB史料館 


標準形ショックアブソーバ

戦前のまだ未成熟な日本の自動車産業は、戦後まもなく創業者萱場のお付き合いがきっかけで、零戦のオレオの機構を車のサスペンションに応用しました。当社がショックアブソーバを手掛ける幕開けでした。米軍のジープ用ショックアブソーバ4,000本を初受注したのを皮切りに、我が社は生産体制を整え、国内自動車向けショックアブソーバの生産の足がかりをつかみました。年代:1948

情報所有館 : KYB史料館 


2ピニオン式EPS

1980年代セカンドカーとして軽自動車が普及しだし、エンジンに負荷をかけない電動モータによりアシストする、電動パワーステアリングの需要が高まりました。KYBが開発した2ピニオンタイプでは車両レイアウトが容易であるために、市場投入後10年間はKYBが独占する市場でありました。重要保安部品であるステアリングの電動化は世界初であり、KYBは自動車メーカと共同でシステム開発を行っています。年代:1988

情報所有館 : KYB史料館 


LSシステム(ロードセイシングシステム)

ミニショベル向けロードセイシングシステム。省エネルギー(必要な流量だけポンプ吐出)、操作性向上(アンチサチュレーション機能)を目的としたロードセイシングシステム。年代:2004

情報所有館 : KYB史料館 


HST(無段変速機)

トラクタの走行用として1999年に量産化された油圧式無段変速機HSTです。油圧ポンプと油圧モータを一体化して構成しています。エンジン駆動で油圧ポンプが回され、油圧モータへ流れる油の量と向きを変えることでトラクタ車輪を駆動しますから、レバー1本の操作で車輪を前進最大速度から、停止、後進まで連続的に変更ができます。年代:1996

情報所有館 : KYB史料館 


車高降下システム

車高降下システムは、主に福祉車両用向けのリアの車高を下げるシステムです。リアの車高を下げることでデッキへのスロープ角が緩やかになり、車椅子での乗り降りが容易になります。この車高降下システムは、停止時のスイッチ操作により、ポンプからショックアブソーバにオイルを送り込むと、自動的にショックアブソーバが油圧シリンダのモードに切り替わり、油圧の力でバンプクッションを縮めて大きく車高を下げることができます。また、走行モードを選択すると、オイルが排出されて通常のショックアブソーバに戻ります。年代:1987

情報所有館 : KYB史料館 


倒立式フロントフォーク

これまでの正立2本と異なり、径の大きなアウターチューブを上に、インナーチューブを下に配置したフロントフォークで、アウターチューブの外形により、機種毎に適した剛性を得ることができます。量産は1989年。近年インナーチューブに初めて、DLC処理を採用しました。年代:1985

情報所有館 : KYB史料館 


無段変速機(CVT)用油圧ポンプ

KYBのポンプ/バルブ技術開発の粋を集め、省スペース、高圧化、高効率化、低騒音化、低価格化を実現。無段変速機(Continuously Variable Transmission,以下CVT)の性能を飛躍的に上げて、エンジン性能改善(低燃費・低騒音)に大きく寄与した。排気量CVT本体は2.0~3.2リットルクラスの自動車用の金属ベルト式CVTの油圧源として採用され、2004年12月~に搭載された。年代:2004

情報所有館 : KYB史料館 


電子制御省エネPS(KEEPS)用機器

KEEPSは従来油圧パワーステアリングをベースに、ポンプ吐出部に可変オリフィスを構成するソレノイドバルブ、およびそのソレノイドを駆動するコントローラから構成されます。非操舵時は流量を抑え、操舵状態と車速に応じて必要な流量だけを吐出することで従来油圧パワーステアリングと同等の操舵フィーリングを確保し、車速感応式パワーステアリングとしても機能します。年代:2001

情報所有館 : KYB史料館 


航空機用ドアアクチュエータ

主脚格納庫の扉を開閉アクチュエータで、左右の主翼下部室内に装着されています。作動油温度-54度~+135度で作動できるよう設計されていて、長期間メンテナンスフリーで使用するため、長寿命で作動油漏れの少ない最新のシールを使用しています。年代:1995

情報所有館 : KYB史料館 


チェアスキー

当社のチェアスキーは、リハビリテーションセンターの依頼で、1990年に世界選手権大会用に製作したのが始まりでした。その後、スキーヤーから減衰力の調整を手元化できないかとの要求があり、2輪車用減衰力調整式の市販ショックアブソーバの技術をチェアスキー用に改良し、製品の熟成を重ねて来ました。長野パラリンピックでは強化委員会の指導でチェアスキー研究開発委員会が発足し、ダンパの開発担当として当社が指名されました。これが当社がチェアスキー専用製品を開発することになった始まりです。年代:1998

情報所有館 : KYB史料館 


新幹線用キャリパブレーキ

鉄道車両の高速化に伴い、優れた快適走行性と安全性を実現する小型・軽量の油圧式キャリパーブレーキ。通常時は速度を適切に制御し、非常時には確実かつ速やかに停止させます。年代:1999

情報所有館 : KYB史料館 


MMP(ミニモーションパッケージ)

直流電動機、ポンプ、バルブ、シリンダーを一体化し機械式では得られない油圧の特性を生かした油圧式リニアアクチュエータ。駐車場フラップ板、トラック荷台の開閉などに使用。産機応用製品の新展開。年代:1989

情報所有館 : KYB史料館 


ミニバッファ

KYBミニバッファは、油圧のKYBが長年の技術と実績に基づいて1981年より、開発を開始し、1988年頃より量産をしている産業用油圧ショックアブソーバです。動いている物体を停止させるとき、大きな衝撃が発生します。この衝撃を吸収し、滑らかに停止させるのが、KYBの産業用油圧ショックアブソーバ:ミニバッファです。ロボット・自動機関連、搬送装置関連、工作機械関連、事務機器、印刷機械関連その他。年代:1988

情報所有館 : KYB史料館 


油圧用ロッドパッキン類

高圧で使用され、耐久性が要求される建機用ロッドパッキンは主に強靭なKYBウレタンを素材としたUパッキン、バッファーリング、ワイパーリングより構成されています。低温から高温までのワイドレンジKYBウレタンが活躍しており、必要に応じて色々な種類のパッキンが設定されています。年代:1975

情報所有館 : KYB史料館 


14-B

わが国最初の純電気式計算機として国立科学博物館に所蔵されている「カシオ14-A型」に続いて、1959年に技術計算向けに開発されたリレー(継電器)計算機です。官庁・大学などの技術部門に数多く採用されました。数値の入力と表示方式は、現代の電卓にも受け継がれています。年代:1959年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


カシオミニ

 電卓の個人需要を一気に高めた製品です。回路や表示、キーボードなどに新技術・新発想を採り入れることにより、12,800円という当時としては画期的な価格を実現し、「答一発、カシオミニ」のキャッチフレーズで爆発的な大ヒットを記録しました。発売後9ヶ月で100万台を販売し、1975年までに8度のマイナーチェンジを経て、累計600万台を販売しました。年代:1972年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


FX-10

初のハンディタイプの関数電卓です。個人用の理工系技術計算機として大ヒットし、それまで広く使用されていた計算尺が関数電卓に置き換えられていきました。年代:1974年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


CL-811

素早い反応と高いコントラストから、以降の電卓表示の主流となった、TN方式のFEM(電界効果型)液晶を搭載した最初のポケットサイズ手帳型電卓です。年代:1975年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


CQ-1(でんクロ)

初めて時計機能を付加した複合電卓として、市場から大きな反響を受け、新しい需要を開拓した商品です。計算機能のほかにデジタル時刻表示、アラーム、カレンダー、ストップウオッチ機能を備え、時間計算、日数計算も可能でした。以降、様々な複合電卓が誕生しました。年代:1976年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


LC-78

カシオミニの登場以降、電卓の技術競争が軽薄短小化に向かいつつある中で、当時では最も薄い3.9mmを実現した名刺サイズの電卓です。この製品以降、薄型化と小型化を追及する技術開発競争に拍車がかかりました。年代:1978年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


FX-502P

プログラム機能付きの関数電卓で初の手帳サイズを実現しました。理科系学生や技術者の間で大ヒット。プログラムをメモリに記録させ、逐次実行させていくストアード方式(256ステップ)を採用。ジャンプ、サブルーチン機能を備え、最大10組のプログラムが可能でした。年代:1979年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


SL-800

厚さわずか0.8mmという薄型化技術の結晶といえるカード電卓です。1チップLSI、液晶、ソーラーバッテリーなどをすべてフィルム化することで、薄型化を実現。その革新性とスタイリッシュなフォルムから、米国のニューヨーク近代美術館に永久保管されています。年代:1983年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


PF-3000

携帯情報機器の先駆けとなった製品です。計算機能のほか、電話帳、メモ帳、スケジュール表など一台で多目的に使え、機密事項をキーワードにより保護するシークレット機能も備えました。年代:1983年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


DC-90(熱子、重子)

デジタルカメラの開発にあたり製作した機能試験用の試作機。1991年に完成。当初は1990年の完成を目指して「DC-90」の型番を付けた。汎用部品を多用したことにより、動作時の温度は90℃、重量は2.75kgにもなったことから、付けられた愛称が「熱子(あつこ)」と「重子(おもこ)」。発熱対策としてファインダ部分に送風機を取り付けたため、ファインダの代わりとして液晶テレビを使用した。また、内蔵したCPUのプログラミングとデバッグ作業のために、撮影した画像をパソコンにダウンロードして動作確認をしていた。これらが、1995年に発売した液晶モニター付きデジタルカメラ「QV-10」の基になった。年代:1991年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


QV-10

軽く、どこにでも持っていける携帯性、回転するカメラ部、カラー液晶モニターで撮った画像をその場で確認でき、失敗した画像は消去できる。気に入った画像はパソコンに取り込んで保存できる。そして、従来では考えられなかった手頃な価格…。「QV-10」は、わずか25万画素ながら、そのユニークなコンセプトで爆発的ヒット商品となりました。それまでの「デジタルカメラ」は、報道機関などで使われる高価な業務用機器でしたが、初めて一般向けに発売された「QV−10」の普及によって誰もが知る言葉となり、これ以降、各社から競って発売されることになります。年代:1995年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


EX-S1

「EXILIM」シリーズの一号機。EX−S1は、常に携帯できる「ウェアラブル・カードカメラ」という新しいコンセプトに基づいて開発されたデジタルカメラです。胸ポケットに収まる名刺サイズの小ささ、わずか1センチ強の薄さ、そして携帯電話並みの軽さを持ちながらも液晶画面を搭載。また起動時間はわずか1秒ほど、シャッターを押してから画像を読み込むまでの時間が約0.01秒、連続撮影も0.6秒間隔で可能というクイック・レスポンスを実現。日本では2002(平成14)年6月に発売され、2ヵ月で2倍の増産が決定されるほどの人気を呼びました。海外でも地域を問わず大きな人気を集めています。年代:2002年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


EX-Z3

EX−Z3は「EXILIM」シリーズで初めて320万画素・光学3倍ズームレンズを搭載した高性能モデルです。レンズ部に新開発の3段沈胴式ズーム機構、また、LSIの高密度実装をさらに進化させた「Stack MCM(Multi-Chip Module)」を基板に採用することにより、光学3倍ズームを装備しながら幅87×高さ57×厚さ22.9mm(最薄部19.7mm)の小型・薄型化を実現しました。デザイン性の高さと高性能が融合したこのEX-Z3は、2003年に国内で販売されたデジタルカメラの中でナンバーワンモデルになりました。年代:2003年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


EX-Z1000

手のひらに収まるスタイリッシュな小型ボディで有効画素数1010万画素を実現し、カメラ本来の基本性能である画質を格段に高めたデジタルカメラです。簡単に撮影できるというコンパクトカメラならではの気軽さを損なうことなく、大切な思い出をより美しく大きな写真で残せます。また、大画面2.8型の高輝度ワイド液晶を新たに搭載し、大きな画像を見る楽しさに加えて、撮影情報が見やすい表示レイアウトや、一画面で複数の画像を表示するなど、モニターの使い勝手も進化させました。EX-Z1000以降、コンパクトデジタルカメラは、1000万画素超の時代に突入することになります。年代:2006年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


EX-F1

コンシューマ市場に向けたハイスピードデジタルカメラの1号機。EX-F1は、高速CMOSセンサーと高速処理LSIを組み合わせることで、超高速連写とハイスピード動画撮影を実現した有効画素数600万画素・光学12倍ズームの高性能デジタルカメラです。静止画撮影は、60枚/秒の超高速連写をフル画素の高精細画像で実現。さらに、シャッターを押す前のシーンから超高速で連写できる機能“パスト連写”によって、決定的な瞬間を逃さず撮影することが可能です。また、VGA相当の動画も300fpsのハイスピード撮影ができるので、今まで限られた業務用の映像機材でしか撮れなかった超スロー映像を記録できます。年代:2008年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


EX-FC100

EX-FC100は、優れたハイスピード技術を小型・薄型サイズに収めて、より幅広いユーザーが気軽に使える便利な機能を追求したスタイリッシュなハイスピードデジタルカメラです。 30枚/秒の超高速連写や最大1000fpsのハイスピードムービーを、回路やセンサーユニットの小型化によって、手のひらに収まる小型サイズで実現。また、被写体の素早い動きをモニターにスローで表示しながらシャッターを押せる「スローモーションビュー」や、連写画像の中からブレや瞬きのない1枚だけを自動で選んで保存する「いち押しショット」など、高速連写を活かした便利な機能も搭載しました。 年代:2009年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


EX-G1

EX-G1は、耐衝撃・防水・防塵性能を備えたタフネス仕様でありながら、厚さ19.9mmの薄型フォルムを実現し、機能美あふれるスマートなデザイン性も追求したデジタルカメラです。高精細な画像が撮れる有効画素数1210万画素を活かしたカメラとしての高い基本性能に加えて、自転車やスノーボードなど、アクティブなスポーツをしながら静止画や動画を一定間隔で自動撮影できるインターバル撮影など、タフネス仕様ならではの機能も搭載しました。年代:2010年

情報所有館 : 電卓の歴史コーナー 


こしき

伐採した楮の木を蒸すときにかぶせる、大きな桶型の道具。蒸すことにより、楮の皮がはがれやすくなります。平釜に水を入れて、その上に竹簀を並べ、切りそろえた楮を束ねて、こしきをかぶせ平釜の下で火を焚いて蒸します。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


煮熟釜

原料を煮る釜。製紙原料に、消石灰・ソーダ灰などアルカリ性溶液を加えて、この釜で2~4時間煮続け、純粋な繊維だけを取り出します。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


ちりとり槽(仮名称)

原料に含まれているちりをひとつづつ丁寧に手作業で取り除きます。「水より」と「からより」の2通りの作業方法があり、この道具は「水より」の際に、水をはって使用します。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


たたき台・たたき棒(打解棒)

繊維束になった原料を、樫の棒で叩き解す叩解作業の道具。打てば打つほど、水中での繊維の分散がよくなり、繊維が絡み合い膠着しやすい状態になります。この作業が終わると、繊維は「紙料」となります。現在は、この作業は、機械に任されています。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


こぶりそうけ(こぶり籠)

原料を攪拌する時に使う、ざるのような籠。十分に叩解された「紙料」を、この籠に入れて水中に沈め、かき混ぜて分散させます。この作業をこぶり(小振り)といい、紙質を決定する重要なポイントとなります。現在はビーターという機械を使って行われています。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


しょいけ

原料を運ぶための道具。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


刷毛

湿紙を乾燥させる際、平らにのばして板にはりつけるための用具。材料は、馬毛やしゅろ毛、わらすべなど。馬のたてがみの毛先でつくられた刷毛が一番柔らかく、極薄の紙を張る時に使われます。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


紙干板(紙つけ板)

天日乾燥の際に使う道具。紙床から湿紙を1枚1枚はがし、「しわ」がよらないようにこの板にはりつけ天日で乾かします。現在は、三角乾燥機など、鉄板にはりつける火力乾燥が主流となっています。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


紙切包丁

乾かした紙を1枚ずつ選別し、切本と呼ばれる型に合わせて、紙の四辺を切り揃え規格に応じた寸法にします。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


漉き槽(漉き舟)

紙を漉く時に使う道具。原料と「トロロアオイ」の根から取り出した粘液(ネリ)、を漉き槽に入れて棒でよくかき混ぜ、原料の繊維を均一に分散させ、簀桁で1枚1枚紙を漉きます。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


簀(漉簀)

細い竹ひごや萱ひご(すすき)を、生糸を撚って作った丈夫な編糸で簾状に編んだもの。(写真は竹簀)年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


桁(漉桁)

桁には、水につけても狂いのない良質のひのきが使われます。大量の紙液を汲み込んで相当な重量となっても、水平を保つような工夫がされています。桁の金具は、柔軟性があり、桁を傷めず、錆びて紙に悪影響を与えない銅で作られています。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


簀桁

紙の種類に応じて、紙漉きの道具である簀桁を使い分けています。簀と桁で簀桁といいます。年代:~1985

情報所有館 : いの町紙の博物館 


百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)

奈良時代の女帝称徳天皇によって、天平宝字8年(764年)に百万個作られ、法隆寺や東大寺、興福寺など南都の寺院をはじめとする十大寺に奉納された。木製の三重の塔の中心部が空洞になっており、陀羅尼経1巻が収納されている。現存し、制作年代が明確なものとしては、世界最古の印刷物と言われている。年代:764年

情報所有館 : いの町紙の博物館 


藩札

藩札は、江戸時代から明治時代初頭にかけて藩内での流通を目的に諸藩が発行した紙幣で、偽札が作られないよう、漉き方、染め、文様、文字刷りなど最高の技術で作られた。年代:1700~1800年代

情報所有館 : いの町紙の博物館 


紙衣(かみこ)

東大寺二月堂お水取りに着用された紙衣。仙花紙という強い紙を棒に巻いて、何回も丁寧に絞り寒天を塗る。紙40枚を貼り合わせて反物にし、木綿の裏を付けて袷にする。(寄贈:東大寺清涼院住職 森本公誠師)

情報所有館 : いの町紙の博物館 


土佐典具帖紙

「かげろうの羽」と呼ばれる土佐典具帖紙は、厚さ0.03mmの世界一薄い手漉きの楮紙。吉井源太は、明治維新後、美濃の典具帖紙を改良し、より薄くて強い紙として土佐典具帖紙を開発。明治13年、吉井源太の指導によりいの町神谷において勝賀瀬亀太郎が初めて、土佐典具帖紙を漉いたと言われている。明治14年、第二回国内勧業博覧会で一等賞を受賞。輸出の道が拓かれた。さらに、明治18年には、アメリカの博覧会でも受賞し、需要が急増。タイプライター用紙として大量に輸出された。(吉井源太本人の漉いた紙)年代:1880年~

情報所有館 : いの町紙の博物館 


絹紗織機

薄くて地合の均一な紙を漉く場合、ひご、あみ糸、小ざるの跡が紙面に残らないよう簀を渋引きした絹紗で覆う。紗織は1回に50枚分、約100mの何千本もの縦糸を機械にかける。縦糸には時々のりをぬり、糸を固めながら横糸を織り込んでいく。くもの糸のように柔らかい絹糸で、一目の狂いもなく紗を織るには、細心の注意と根気が要求される。そのため、機織職人が大勢いた時代でも、絹紗を織ることのできる人は少なく貴重な存在であった。高度で複雑な紗織作業は、熟練者でも1日わずか5枚分(10m)しか織ることができない。漉く紙の種類によって編目が違い、細目、中目、粗目の三種類がある。

情報所有館 : いの町紙の博物館 


前の50件 (7201-7250/26350)    次の50件