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低い水路や川から水田に水を引くときに使う揚水機で、引樋とも言う。四角の木製筒の内側に、先が四角の木枠と揚水板の付いたT字型把手のつく長柄を引くと水が揚がる仕組みになっている。樋長186cm。長沼町で収集。
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古く中国の農書に連枷(れんが)として見られる人力の脱穀具で、一般に唐竿という。自然木の柄と4本束ねた割竹の打棒からなり、豆など穀類の脱穀に使われた。筵(むしろ)を広げて、調子をとり回転させて打ち下ろした。夕張郡長沼町で収集。
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ビートの抜取り用具で、かに爪とも呼ばれた。直播栽培のビートは根が深く、このかに爪を用いた。ビートの大根部は製糖に、頸葉部はタッピングナイフなどで切って飼料にした。
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開拓使が輸入した農具を模倣して作った手農具で、土を細かく砕きながら地均しする道具。畑作で細かい種子の播種後に覆土用にも使う。木柄は118cm、幅23cm、長さ14.5cmの鉄製歯が6本ある。長沼町で収集。
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亜麻や麦、牧草などの散播に使うサイクローン式播種器。ブリキ製種子箱を胸のあたりに下げて、バイオリンの弓に似た革ひもがついた弓を弾くように動かすと、ひもが羽根車の軸を回し種子が羽根車によって広く飛ばされる。長沼町で収集。
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風呂鍬は刃床部が風呂という木の台と鉄製の刃からなり、風呂に柄つぼがある。木柄には山「Λ」の下に「和」という屋号の焼き印がある。柄角は57度、柄長121cm、刃長37.5cm、刃幅12.2cm、北広島市で収集。
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