「国立科学博物館」 に対する検索結果 : 15472

情報所有館 : 国立科学博物館 

前の10件 (901-910/15472)    次の10件

「和鋼風土記」

この映画は、今日では日本刀製作のため一部でたたら製鉄法による「けら」造りがなされているが、この古来の製鉄法を重要な文化遺産として将来に伝えるため、昭和44年10月25日~11月8日までの間に3回復元実験を行なった実録フィルムである。


炉前の鐘

大きさ;直径30cm×高さ29cm。高炉火入時の送風開始合図用炉前鐘として、代々使用できるものとして製作。昭和42年4月の第1高炉(1次)の火入れをはじめ、過去12回の火入れ記録が刻まれている。現在も火入れの儀式の際に使用する。


20t/day グレート・キルン法による鉄鉱石ペレット製造用パイロットプラントの設置

1963年(昭和38)、米国アリスチャーマズ社からグレート・キルン方式のペレタイジング装置に関する技術を導入し、20t/dayパイロットプラントを建設した。この設備を稼働させ、粉鉱を中心とした多種類の鉄鉱石からペレットを製造する技術開発を実施し、その後の3000t/day設備の実機化に貢献した。


3000t/day グレート・キルン法による自溶性鉄鉱石ペレット製造設備の稼働

1966年(昭和41)、灘浜第3期工事として米国アリスチャーマズ社のペレタイジングプラント(3000t/day)が設備化された。設備はグレート・キルン方式を採用し、安価な微粉鉱石を中心に、多種類の鉄鉱石類の使用が可能となった。製造された自溶性ペレットは神戸第3高炉に多配合され、良好な成果が得られた。


ドロマイトペレットの開発

鉄鉱石ペレットの改質研究の一環として、1975年(昭和50)、加古川第1ペレット工場において、MgO源鉱物(主成分は、CaO-MgO系)のドロマイトを使用して、MgO含有自溶性ペレットを開発した。このドロマイトペレットは高温性状が優れ、高炉使用時に炉内ガス通気性の改善や安定操業に大きな効果をもたらした。研究開発以降、現在も本技術は継続実施されている。


破砕ペレットの開発

鉄鉱石ペレットの改質技術の一つに破砕ペレットの開発がある。通常の焼成ペレット粒度は平均約10mmφ程度であるが、本技術では約20mmφ以上のジャンボペレットを製造し、これを破砕機により高炉の装入原料に適した形状と粒度を兼ね備えた破砕ペレットとする。高炉使用時には、装入物分布が改善され、炉内のガス流れの制御に効果がある。昭和50年代に実操業が継続されたが現在は実施されていない。


尼崎1高炉の解体調査(報告書)

1979年(昭和54)、第4次尼崎1高炉吹止を契機に、神戸製鋼で初めて高炉解体調査を実施した。焼結鉱40%、加古川自溶性ペレット40%配合による操業であり、原料、コークス等、装入物の炉内全域におけるマクロおよびミクロの物理化学的挙動を調査した。それらの結果は高炉操業ならびに原料性状の改善技術に大きな効果を発揮した。


世界に先駆けた高炉へのコークス中心装入法の開発

高炉へのコークス装入方法に関連して、通常の装入とは別ルートを通じて炉の中心部へ一部のコークスを装入する方法が技術開発された。このコークス中心装入法によると、ガス中心流の制御や、融着帯、あるいは炉心の制御に対して有効であり、高炉の安定操業および燃料比の低下に大きな貢献を果たしている。


炭材内装による還元鉄製造FASTMETプロセスの開発

還元鉄製造研究の歴史は1966年から始まり当初、ロータリーキルン法による還元ペレット製造研究が行われた。1977年より、本社プロジェクト「直接還元製鉄技術の開発」としてスタートし、神戸製鉄所内に1t/d移動層設備を設置。還元ガスの製造ならびに還元鉄の製造操業を実施した。この基本技術は、その後のカタール製鉄所の建設などに活かされた。


マイクロ波レーダを用いた高炉装入物分布形状測定装置の開発(FMセンサー)

神戸製鋼所浅田研究所では1973年頃から、電磁気、光、熱などの知識とエレクトロニクス技術を駆使して、寸法、変位、流速、温度などを対象に高性能センサや計測システムを開発。製銑分野で、マイクロ波レーダを用いた高炉装入物分布形状測定装置、FMセンサ(多芯熱電対)を用いた耐火物侵食診断装置、タービンメータを用いた炉口風速計や微粉炭流量計などを開発し、実操業に貢献した。


前の10件 (901-910/15472)    次の10件